ライフスタイル・スノーボーダーの岩垂かれんが、1月上旬今季トップクラスの寒波とともに北海道を旅した。前半はニセコで過ごし、後半はルスツリゾートにこの冬新しく誕生したウェルネスルームに滞在。8年ぶりのルスツで3日間のスノーライフを満喫した彼女にルスツの魅力を伝えてもらう。
Photo: Neil Hartmann
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8年ぶりに訪れたルスツでスノーボーディングを満喫。
2016年に6年間在籍したスノーボードクロス日本代表の活動にピリオドを打ち、その後はプロライダーとして活動する傍、オリンピックなどの解説やテレビ番組への出演などマルチに活躍してきた岩垂かれん。今シーズンでスノーボード歴20周年という節目を迎えた彼女は、近年IT関連の仕事に就き、リモートワークで仕事をしながらその合間に旅とスノーボーディングを楽しみ、ライフスタイル・スノーボーダーとして新たなスタイルを確立している。
そんな彼女が1月上旬に北海道へ訪れた。前半は仲間とともにニセコに滞在し、後半はこの企画の撮影ためひとりでルスツリゾートへ向かった。ルスツに訪れるのは数年ぶり。最後に滑ったのは8年前で、当時競技者だった頃にウエストで開催された大会中に肘を骨折してしまいタンカーで運ばれるという苦い思い出があるという。あれから月日が経ち今回は選手としてではなく、ピュアにスノーボードとスノーライフをここルスツで楽しむ。そんな彼女の3日間に密着した。
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暖冬傾向だった北海道も、1月頭に訪れた寒波によって本格的なシーズンがスタートした。彼女がルスツに到着した日も夕方から降雪があり、翌朝は太陽がゲレンデを照らすという、まさに今季最初のTHE DAYとも言えるベストコンディションに恵まれた。今回の撮影では、子供の頃に滑っかもしれない?と曖昧な記憶が残るルスツのイーストMt. & Mt.イゾラへと向かった。
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朝一、綺麗に圧雪されたグルーミングバーンをクロス仕込みのターンで爽快に滑るかれん。そして北海道ならではの極上ドライパウダーでスプレーを飛ばす。滑りながら常に笑顔を見せた彼女はピュアにスノーボーディングを楽しんでいる感じがした。この日しっかりとルスツを滑り込んだ彼女は、ゲレンデのフィーリングをこう話した。
「ルスツはとにかくコースが長くてロングランで途中疲れちゃうくらい。あと比較的どこを滑っても安全って事前に聞いていたので、天候が悪くてもコースに出られる安心感があるから滑りやすいと思いました。バーンの幅も広くて長いのと、グルーミングがとても綺麗でしたね。それにコース数も多いから人もバラけてるのかなって。ニセコに比べるとルスツは混まない印象で、リフト待ちのストレスも感じなかったです。手前のイースト側は少し混んでいたけど、一番奥のヘブンリーの方に行くにつれて人も少くなってきて、奥のエリアが穴場なのかなって感じました。
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個人的に『イゾラ第3クワッド』回しが楽しかったですね。このリフトを降りて『ヘブンリーキャニオン』コースの先にある沢地形もナチュラルパイプみたいで面白かったし、その沢の手前や奥にトラバースすれば色んなラインがあったので、何本も滑ったけど最後までパウダーが残ってましたから。それに、イゾラの山頂からアクセスする『イゾラAコース』の上にある『(通称)シュガーボール』のパウダーも最高でした。イゾラの山頂(標高994m)に着いた時に雪質が変わったんです。『こっちはこんなに軽いんだ!?』ってビックリして、ルスツの雪質の良さをあらためて感じることができました。ほんとこのゲレンデは広すぎますね。1日じゃ足りないくらい… それが魅力なんでしょうね」
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滑った後は今季新しくできたウェルネスルームで心と体をととのえる
アフタースノーは、「ルスツリゾートホテル&コンベンション」内の「ネーヴェカフェ」でランチを食べ、その後は同建物内の9階に今シーズンオープンした「ウェルネスルーム」に宿泊した。この部屋は非日常体験の価値を表す “fulfilled (満たされる)” をコンセプトに、個室サウナ・水風呂・ホットバスの他、酸素カプセル、水素マシン、最新のマッサージチェアなどを備えた “究極のウェルネスステイ” を提案するプレミアムスイートルームになる(詳細はこちら)。午前中めいっぱいスノーボーディングを楽しんだ彼女は、午後は旅の疲れを癒すべくこの部屋でゆっくりと過ごした。
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「ウェルネスルームはめっちゃくちゃ良かったです。お部屋の設備が充実しすぎてて時間が足りないくらい。部屋に戻ってサウナや水風呂、お風呂に入ってリラックスして。その後も部屋にあるマッサージチェアや酸素カプセルで体の疲れを取って、ほんと時間が足りないくらいでしたから。エステマシンや美顔器、アメニティなども充実していて女性にとってはうれしいですね。全ての場所にスピーカーが付いていて、ブルートゥースで繋げて好きな音楽を聴けるのも良かったです。あとはサウナがとても綺麗で、目の前がゲレンデで入っていてすごく爽快でしたね。とてもリラックスして過ごせました」
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ルスツリゾートのレストランでは、健康を意識したギルトフリーな食事メニューを多く取り入れている。今回の夕食は、リゾート内にある「ステーキ&シーフードレストラン・ベルビュー」で、ウェルネスルームに宿泊した人限定で予約できるウェルネスコースを選んだ。窓際からナイターを見渡せるレストランで、全9品のフルコースを味わった。
「夜のレストランでの食事も健康を意識したコースになっていてとても美味しかったです。北海道の新鮮な野菜や、揚げ物の代わりに包み焼きにした料理もあったり。とにかく全てヘルシーな料理がコンセプトになっているようなので、全体的に食べやすかったです。量も多かったですけど、こってりした感じもなく全て完食できました」
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「最近は、『旅先でのスパやフィットネス、レクリエーションなどを通してリフレッシュし、より健康に美しくなる旅』というウェルネスツーリズムという言葉が世界的に注目されていますよね。今回宿泊体験させていただいたお部屋ではそうしたウェルネスにまつわる様々なコンテンツが用意されていたので、日頃の疲れを癒しつつ、スノーボードでリフレッシュして次の仕事の糧にする。まさにそんなリゾートライフを過ごすことができました。仕事をしながらスノーボーディングを楽しむ人、さらに健康志向の高い人には特にオススメなのかなと思います。長期間滞在することができれば、より心と体をととのえることができるのかなって」
▼ウェルネスルームのオフィシャルムービーがこちら
総合的なルスツリゾートの魅力とは?
夕食を済ませた彼女は、部屋に戻る途中、リゾート内にあるワインショップ「TARU」でお気に入りのナチュールワインを買い、部屋でゆっくり飲みながら最後の夜を楽しんだようだ。そして旅の最終日となる翌朝、ゲレンデには20㎝のフレッシュスノーが降り積もり、この日も見事パウダーディを当てルスツリゾートでの3日間のスノーライフを堪能した。最後、空港行きのバスに乗る前の彼女にルスツリゾートの総合的な魅力について聞いた。
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「ルスツリゾートに来ている人の年齢層が幅広いなって感じました。学生の団体がいたり、若い滑り手だったり、ファミリー、昔からルスツが好きな年配の方だったり、海外から来ている人もいて。ここはホテルでのスノーライフを楽しむ全ての人に向いているからなんでしょうね。今日私は滑らないって人も、お部屋でリラックスして過ごしたり、リゾート内に様々なアクティビティやお店があったりするので、全てがここで完結できるリゾートっていうところがいいですよね。家族や友達と来て、それぞれやりたいことが違っても、みんなが快適に楽しめる。どんよくにスノーボードを楽しむだけでなく、リゾートと滑りなど、総合的なスノーライフで休日を楽しむことができるのがルスツの魅力なんだと思いました。今回久しぶりにここに来れましたけど、今後も北海道に来る際は必ずまたルスツに来たいと思ってます」
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こうして北海道での素晴らしい旅を終えた彼女は、心も体もリフレッシュして翌日からの仕事に向け東京へ戻っていった。また次の寒気が来るタイミングを狙って今シーズンもスノーボーディングを楽しむのだろう。
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