極上ドライパウダーと完成された滞在体験。初滑りに選びたいルスツリゾートの真価。北海道メディアツアー<前編>

Photo: ルスツオフィシャル

極寒と大雪に包まれた2025年12月中旬、今シーズンの北海道を体感するメディアツアーが開催された。本記事はその<前編>として、世界に誇るドライパウダーと完成度の高いリゾート機能を併せ持つルスツリゾートをクローズアップ。アーリーシーズンからロングクルージングが楽しめる広大なゲレンデ、世界最高峰クラスのグルーミングバーンに加え、多彩な宿泊施設やアフタースノーコンテンツまで、“滑るだけでは終わらない”ルスツの真価をレポートする。

 

極寒と大雪が迎えた初滑り。今季の北海道を体感するメディアツアーはルスツから始まった

昨年12月中旬の12月13日から17日にかけて、さまざまなメディアが集い、今シーズンのスキー場トピックスを実際に現地で体験するメディアツアーが、北海道・ルスツリゾートとニセコで開催された。

このタイミングが、筆者にとっての今季初滑り。期間中の北海道には強い寒気が流れ込み、連日厳しい冷え込みと大雪に見舞われる、まさに“北海道らしい”コンディションとなった。

寒波とともに北海道へ到着

初日に訪れたのはルスツリゾート。FREERUNでは毎年この地で撮影を行い、多くのライダーとともに滑りながら、その魅力を取材・発信してきた。筆者自身もプライベートで足繁く通うエリアであり、数年にわたってルスツの魅力を自分なりにアップデートし続けているフィールドでもある。

ルスツの魅力としてまず挙げたいのが、極上の雪質と、美しく整えられたグルーミングバーンだ。言わずもがな、このエリアのドライパウダーは世界に誇れるレベル。雪面を歩くたびに「ギュッギュッ」と音を立てるほど乾いた雪は、本州ではなかなか味わえない感触で、滑ればその軽さと浮遊感に誰もが驚くはずだ。パウダーライディングでは、思わず声が出るほど気持ちのいいスプレーが舞い上がる。

北海道ならではの雪質  Photo: ルスツオフィシャル
この旅中もパウダーに恵まれたルスツ

そして、もうひとつの象徴的な存在が「継ぎ目がない」と称されるグルーミングバーン。熟練の圧雪チームが夜通し整備したバーンは、エッジのかかり方、雪面の均一さともに別格で、「パウダー以上に楽しい」と評されることもあるほど完成度が高い。

ゲレンデは「イーストMt.」「Mt. イゾラ」「ウエストMt.」の3つの山で構成され、総滑走距離は42km、コース数は37。コース幅が広く、ロングに滑れるラインが随所に用意されているのもルスツならではだ。マップ上ではその広さに圧倒されるが、複数あるゴンドラとリフトを活用すれば、効率よく目当てのコースを巡ることができる。

極上のグルーミングバーンが特徴のゲレンデ  Photo: ルスツオフィシャル

さらに各エリアには11の非圧雪コースが点在。これほど広大なフィールドを持つだけに、近年のインバウンド需要による混雑も、周辺のスキー場と比べると比較的緩和されているのも特徴だ。札幌近郊の滑り手や現地ローカルの間で、シーズンパスや前売リフト券「25時間券+5」を事前購入し、ホームゲレンデとして選ぶ人が多いのも、ルスツの持つポテンシャルの高さを物語っている

ゲレンデMAP
朝のリフトやゴンドラ待ちはあるが、広大なゲレンデがオープンすれば人は各エリアやコースにばらける


アーリーシーズンも狙い目。ルスツが “初滑りの最適解” である理由

今回訪れた12月中旬というアーリーシーズンのルスツは、あらためて「初滑りにもオススメしたいスキー場」だと実感した。もちろんその年の降雪状況にも左右されるが、この時期からこれだけロングに滑れるフィールドは、道内でも限られている。さらに、足慣らしに最適なワイドなグルーミングバーンがそろっている点も大きな魅力だ。

それでいて、この時期はコース内の地形も比較的はっきりと出ており、ただ流すだけでなく、ライン取りを工夫するフリーランの楽しさも存分に味わえる。タイミングさえ合えば、もちろんパウダーを当てることも可能。加えて、12月はまだ海外からの滑り手も少なく、パウダーの競争率が比較的低いのも見逃せないポイントだ。

12月の初滑りからベストなコンディション
スノー関連メディアのメンバーでセッション

今回のツアーでは、初日はスノー関連メディアのメンバーで「イーストMt.」「Mt. イゾラ」を中心にロングクルージングセッションを楽しみ、翌日には見事なパウダーデイにも恵まれた。滑りの質、雪の軽さ、フィールドの広さをあらためて体感できる、これ以上ないシーズンインとなった。

この時期のグルーミングバーンも最高だった
翌日はパウダーコンディション
初滑りでパウダーなんて最高しかない

午前中にガッツリ滑ったあとは、今シーズン全面リニューアルした「イーストMt.」のセンターステーション「ローンパイン」へ。特に人気のメニュー「麻婆ラーメン」で腹ごしらえを済ませ、心身ともに満たされた。

12月にリニューアルオープンした「イーストMt.」の麓にあるゲレンデレストラン「ローンパイン」
人気のメニュー「麻婆ラーメン」 Photo: ルスツオフィシャル
同施設内にはショップ「RUPOW BASE」もリニューアルオープン
カフェも併設されている

 

ゲレンデ直結のルスツリゾートホテル&コンベンション Photo: ルスツオフィシャル

滑るだけじゃ終わらない。ルスツで過ごす最高の一日

滞在中は、ゲレンデ直結の「ルスツリゾートホテル&コンベンション」に宿泊。客室は、家族で過ごせるファミリータイプをはじめ、子供連れに便利な和室、カップル向けのツイン、友達同士で泊まれるトリプルルームやログハウス、さらには客室内にサウナや酸素カプセルを備えたウェルネスルームまで、多彩なラインナップがそろう。

ツインルームはこんな感じ。他にも様々なスタイルの客室がある Photo: ルスツオフィシャル

ルスツリゾートは、世界のスキー観光産業において権威あるアワードのひとつ「World Ski Awards 2025」で「Japan’s Best Ski Resort 2025」を受賞(国内最多6度目の栄冠)。その評価は、ゲレンデのクオリティだけでなく、滞在そのものを楽しませてくれるリゾートの完成度にも裏付けられている。

広大なリゾート内はモノレールで移動することもできる Photo: ルスツオフィシャル

ホテル内には、ブッフェレストランやカフェ、居酒屋、バーのほか、すし割烹、しゃぶしゃぶ専門店など多彩な飲食施設が並び、いずれも北海道産食材にこだわったメニューを提供。

さらに、開放感あふれる露天風呂が魅力の「ルスツ温泉・・ことぶきの湯」、最先端マシンを備えるフィットネスジム&スタジオ「ウェルネスセンター寿」、充実したスノーボードギアがそろう「BURTON, SALOMON, GOLDWIN STORE」などの専門店も充実している。

ルスツのゲレンデを見渡せる美肌の湯「ルスツ温泉・・ことぶきの湯」は日帰り入浴も可能だ。料金: 大人 1,500円 Photo: ルスツオフィシャル

室内造波プールやメリーゴーランド、パブやバーまで併設され、リゾート内はまるでひとつの街のようなスケール感。アフタースノーの時間も、まるでテーマパークのような感覚で楽しめる。

北海道の味覚をブッフェスタイルで楽しめる「オクトバーフェスト」 Photo: ルスツオフィシャル
多数あるレストランでは北海道ならではの新鮮な海鮮メニューも味わえる Photo: ルスツオフィシャル
ホテル内にはメリーゴーランドも! Photo: ルスツオフィシャル
DANIEL STREETでは可愛いキャラクターがお出迎え
ジャズのLIVE演奏も行われるパブ「CRIKET」には、スノーボード界の神様テリエのサイン入りボードが飾られていた
大人な雰囲気のバーもある Photo: ルスツオフィシャル

今回のメディアツアーでは、スノーボードの取材に加えて、いくつかのウインターアクティビティも体験した。

ひとつ目は、粉雪のスプレーを巻き上げて大雪原を疾走する「スノーモービル」。免許不要で、運転経験がなくても参加できるコンテンツだ。筆者も今回が初挑戦だったが、最新型モービルで広大な雪原を駆け抜ける爽快感は格別。思わず笑顔になるほど気持ちのいい体験だった(スタンダードコース30分/大人1名9,500円~・要事前予約)。

招待されたメディアでスノーモービルを体験
北海道らしい美しい景色が広がる森の中をモービルでクルージング

もうひとつは、ゴムボートに乗って雪原を滑走する「スノーラフティング」。夏の海のバナナボートの雪原版と言えばイメージしやすいだろうか。こちらも初トライだったが、想像以上のスピード感と、パウダーに突っ込んでスプレーを浴びる新感覚の爽快さに、思わず「ウォー!」と声が出るほど楽しめた(体験時間10~15分/大人2,800円・こども2,200円~・要事前予約)。

スノーラフティングの面白さは想像を超えてきた
このコンテンツは子供と一緒に楽しめるアクティビティだと感じた Photo: ルスツオフィシャル

他にも、一周約400mのコースを走る犬ぞり体験、結氷した池でニジマス釣りが楽しめるアイスフィッシング、真冬のテントサウナ&かまくら外気浴など、ルスツには多彩なウインターアクティビティがそろう。スノーボードだけでなく、友達同士やカップル、家族と一緒に“滞在そのものを楽しめる”のも、このリゾートならではの魅力だ。

ワンちゃんと一緒に雪原を駆け抜ける体験もできる Photo: ルスツオフィシャル
もちろんリゾート内にはキッズスノーパークも存在する

滑り手からファミリーまで、誰もが十分に楽しめ、そのすべてをリゾート内で完結できる懐の深さ。それこそがルスツリゾートの真価だ。

羊蹄山や尻別岳といった北海道の名峰に囲まれたロケーションに、極上の雪とゲレンデ。新千歳空港から車で約90分(有料バス「ビッグランズ号」利用で約120分 ※要予約)とアクセスも良好で、北西からの季節風の影響を受けにくく、晴天率が高い点も大きな魅力。

豊富な降雪量と高い晴天率という理想的なバランスが、安定したゲレンデコンディションを生み出すルスツは、北海道屈指の“完成されたスノーリゾート”だ。

羊蹄山や尻別岳といった名峰に囲まれたロケーション Photo: ルスツオフィシャル
Photo: ルスツオフィシャル

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ルスツリゾートオフィシャルサイト
https://rusutsu.com/