国内最大級のスケールでFUN RIDEを楽しむ
星野リゾート ネコマ マウンテン誕生
<第2回>
福島ローカルが語る「ネコマ マウンテン」の魅力と期待
ネコマ マウンテンとして連結した2つのエリアは、それぞれローカルライダーたちも一緒に盛り上げてきたスノーリゾートだ。 星野リゾートが運営し、ASIAN OPENなど国際大会の開催で大いに盛り上がるなか、東日本大震災に見舞われてそこからの復活と今回の大いなる躍進。
どんなスノーリゾートになっていくのかという期待が膨らむ。ここでは福島ローカルの安立風太、松浦広樹、
2人のライダーにネコマ マウンテンへの期待感、そしてどんな風に遊んだら楽しいのかを聞いてみた。
広くなっただけじゃなくて、遊びかたもバリエーションが増えた
オールジャンル、オールレベル
みんなが一緒に楽しめる山になった
安立
星野リゾートさんがアルツ磐梯を運営し始めてから、スノーボーダーに向けた様々な企画、たとえばASIAN OPEN など国際大会の開催、さらに大胆なパークの設置によって全国レベルで上手いスノーボーダーが集まってくる場所になりました。その後、東日本大震災があって、もちろん影響は大きかったと思います。ただ、そんな中でもキャットサービスなど新しい楽しみができたり、パークのコースが充実したり、最上級クラスのグローバルパークができて、また各地のライダーたちが練習にやってきたり。最近ではいろんなレベルのスノーボーダーが集まる場所になったという感じがします。
松浦
自分もそうでしたが、昔はとにかく練習しに籠る場所みたいな雰囲気がありました。僕たちローカルというより各地からライダーレベルの人が集まる場所。確かに盛り上がっていましたけど、最近はみんながより楽しく滑っている感じがします。特に僕たちローカルは、すごく濃い感じで滑り込んでいます。東北エリアを代表する山っていう意識がローカルのみんなの中にもあるんですよ。
キャラクターの大きく違う山を
効率よく楽しめる
安立
裏磐梯の北エリアの雪質はダントツにいい。徒歩ルートができてからは、アルツ磐梯から入って猫魔ボウルでパウダーを堪能してから、徒歩ルートで猫魔に入り、さらにパウダーを滑って帰ってくるみたいな感じで滑ってました。それがリフトで繋がるんで今まで歩いていた分大いに楽できますね(笑)。それにこれまでは(旧)猫魔スキー場の定休日があって、いい雪だけど諦めないといけない場合もありましたが、今シーズンはフルに楽しめます。短時間で満足度が高い遊びかたができそうです。特にパウダーを楽しむにはチャンスは大きく広がったと思います。
松浦
磐梯エリアで最もコースバリエーションが多いし距離もある。地形も豊富なんです。南側と北側で違うキャラクターなので。雪を求めて北エリアに行くか、いいタイミングに南エリアの大きいバーンを楽し むか。その時のコンディションに合わせてどちらに行くかを事前に判断していました。これからはひとつのスキー場内でチョイスができる。まずスキー場に行ってから自由に動けるのは本当に有難いです。南側でパークやオープンバーンを楽しみたいけど、まずは北エリアまで行ってパウダーを楽しんでから南へ。あるいは朝一番に北エリアに直行してパウダーを滑ってから南エリアをゆっくり楽しむのもアリですから。
スタッフの理解度の高さが
ネコマ マウンテンを面白くする
安立
スタッフの人たちともよく話をしますね。ローカルのスノーボーダーや。各レベルの人がどう楽しめるのか。それぞれの要望をどう融合させて楽しめるかを真剣に考えていると思います。スタッフの人 たちとローカルスノーボーダーたちのコミュニケーションもしっかりとれてて、いい雰囲気づくりができていると思います。
松浦
スタッフはスノーボーダーかスキーヤーなので、現場の楽しみかたをよく知っていて、理解度がすごく高いから、いい環境、雰囲気がつくられているんでしょうね。いろんな部署にちゃんと滑り込んで いる人がしっかりいるんです。僕らもいろいろ質問されることも多いですよ。「ローカルはこう思ってるよ」みたいなぶっちゃけた話なんかもよくします。ネコマ マウンテンになって、ローカルたちもさらにいい山になればと期待しています。
満足度をアゲるパフォーマンスを備えた上部エリアへ
混雑を気にすることなく、
上部エリアでフルに楽しめる
松浦
これまでは上のエリアで滑っていてもお昼を食べにベースエリアに戻らなくちゃいけない。そこからまたリフトで上がるのも大変で結構時間がかかっていたんです。高速クワッドの「アルツエクスプレス」1本で回してる人が多いけど、それより上部に行って標高が上がると雪質が変わってくるし、南エリアの中腹より上に行くとコースバリエーションも増えます。今シーズンは北エリアの猫魔食堂や南エ リア中腹のThe Rider’sで食事ができるので、下まで戻らずに効率よく楽しめますね。
安立
朝一番で上に上がったらずっとそのままでいい。上部エリアでじっくり滑っていられるので、週末でも混雑を気にすることはないですね。僕らがよく遊びに行く南エリアのステップアップパークをじっ くり楽しむにも中腹のThe Rider’sをフルに利用できますから。
迂回コースの壁で
たっぷりと地形遊び
安立
南エリアのステップアップパークを回すときに使うリフト「ブラックバレーエクスプレス」からアクセスする迂回ルートの壁がとても楽しめるんです。僕らが月2回ペースで開催しているキッズスクールでもみんな大喜びして、ここの壁で遊んでいます。
松浦
上部の霧氷チェアの周辺にも遊べる地形はいくつもありますね。また、北エリアの中央部にも両サイドに壁があります。滑っていくと右手に大きい壁が出現して、そこは思い切り上って遊べますねネコマ マウンテンはコースバリエーションが増え、地形もいろいろあって、遊ぶには飽きないです。
全レベルの人が
自分のスタイルで楽しめるパーク
安立
ステップアップパークはみんなが楽しんで滑っています。春の猫魔のパークやグローバルパークはハイレベルな感じですが、そのシーンから刺激をもらいつつ、みんな上達を目指して楽しく滑っています。ときどきライダーたちも流して楽しんでいますよ。最近はファミリーでパークに入っている人も多く見かけます。僕が好きなのは4連ジャンプ。ほどよくチャレンジしやすいサイズでローカルの間でも好評です。北エリアで春にでき上がるバンクドのコースもみんなで楽しんでます。シーズンの最後には大会があってそれを目指してる人も多いですよ。
松浦
パークのクオリティはとっても高くて、練習するには最適だと思います。流せるパークはいろんなレベルの人が一緒に遊べる設計で、地形遊びを初めて体験する人でも安心して遊べます。僕のお気入りは春に北エリアにできるジャンプです。サイズもいい感じでランディングもしっかりつくられています。また、ジブセクションのバリエーションも豊富で楽しいです。バスをアイテムとして設置など、他ではお目にかかれない大胆なユニークなアイテムも登場しますから。