「上手く」「楽しく」を促進する重要ギア、ゴーグル&ヘルメット_ANONの最新モデルをチェック

スノーボードの上達スピードを早めるために、そして快適に楽しむためにやるべきことは何か。足回りギアの買い替えよりも、実は重要なことがある。それは「クリアな視界の確保」と「安全性の向上」。これらを軽視していては、「上手く」「楽しく」滑れるわけなんてないのだ。

正確な判断と高い安全性がもたらすもの

当たり前のことだが、スノーボードは目から入ってくる情報をもとに、様々な判断を下して身体を動かすもの。そのため、いくら自分が目指すスタイルに適したボードに乗っていても、目の前の景色がハッキリ&クッキリと見えていないと正確な判断はできない。しかも、雪山の天候は目まぐるしく変わるし、滑走中は日向や日陰が次々と切り替わることも多々ある。どんより曇った日にはバーンの凹凸やパークキッカーのリップが見づらいことさえある。それらを打開するために、現在、多くのゴーグルブランドではハイコントラストレンズの性能アップに注力している。ハイコントラストレンズとは、レンズを通過する特定の光線を強調し、雪の凹凸や地形の視認性を高めるためのもの。ANONでは、以前は青色のみのコントラストをアップさせていたが、現在のPERCEIVEレンズに切り替わってからは、全カラーの波長を高め、雪面に加えて目に飛び込んでくる全対象物がよりクッキリと認識できるようになった。もちろん、レンズの曇り防止効果もひと昔前とは比べものにならないほど向上している。何年もゴーグルを買い替えてない人は、ショップに行って新作モデルを試着してもらいたい。雪山でなくても、その性能の高さ、装着感のよさや視界の広さを実感できる……いや、感動すら覚えるはずから。
さて、「クリアな視界の確保」と並んで目を向けたいのが、冒頭でも述べた「安全性の向上」だ。「プロ野球選手は、ケガをしてから治す人がほとんどです。しかし、大切なのはケガをしないように普段から調整すること。ケガをしてからでは遅いのです」。これは元メジャーリーガーのイチロー選手の言葉。シーズンスポーツであるスノーボードでは、“いいとき”が非常に限られている。それなのにケガしてしまっては……。さらに言えば、頭部をケガしてしまうと日常生活もままならなくなる可能性すらある。事前に防げるケガがあれば、その対策を怠らないことがクレバーなのだ。その重要ギアこそがヘルメットだ。日本でも徐々にヘルメットの着用率は高まっているが、海外のそれに比べれば圧倒的に低い。それでもトップライダーが日常的にヘルメットをかぶり始めているし、昔のように「ヘルメット=重い、ダサい、ムレる」というわけではなくなっている。加えて、安全性もさらに進化している。その例がMIPS(多方向衝撃保護システム)やWAVECELといった革新的な衝撃緩和テクノロジーだ。
安全性が高まるということは、ケガの防止だけでなく、よりアグレッシブなライディングにも繋がるはず。「クリアな視界の確保」と「安全性の向上」の重要性を理解していただいたところで、数あるゴーグルやヘルメットのなかからANONを使用されているショップスタッフの方々と、ANONに移籍して1シーズンを過ごしたライダーの藤田一茂に、それぞれの愛用アイテムについて話を聞くことにする。

▶︎WAVECEL

数百のショックアブソーバーが網の目状に張りめぐらされており、そのセルの網の目が潰れることで直線的な衝撃力を軽減すると同時に、セルが曲がって滑ることにより回転しようとする衝撃力をも逸らすことができる。自転車業界では、すでに高い評価を得ている衝撃分散のテクノロジーながら、スノーボード業界ではANONが唯一採用している。


ANONのゴーグルとヘルメットを推す理由は?


<ショップボイス-1>
NEO(東京) ボス・タケシさん
WEB: http://neo-takeshi.com
Instagram: https://www.instagram.com/snowboard_shop_neo/

Photo: kentaroufuchimoto.com

マグネットが強力で顔着しても外れないM4

「ANONはM2の頃から使用していて、今、愛用しているのはM4。もう4シーズンくらいになると思う。ストロングポイントとしては、ひとつのフレームで球面と平面のレンズ両方が使えること。あとは、マグネットが強烈ってことだね。レンズの取り外し時に肉を挟むと痛いくらいだから(笑)。M2はコケたときにレンズが外れることもあったけど、M4はたとえ顔着しても外れたことがない(苦笑)。フェイスマスクもマグネットでフレームにくっつくのもいいよね。視界はコントラストがクッキリしてて調子いい。M4にしてから曇りにくなった印象もある。ただ、けっこう高価格でさ。スペアレンズもミラーコーティングされているし、ハードのレンズケースが付属していたりするから、まぁ、そこは仕方ないのかな? 今季から新しくM5が出たけど、オレには少しサイズが小さいから引き続きM4を使う予定だよ」

M4  Cylindrical

平面レンズと球面レンズの両方を装着できるフレームを採用し、Magne-TechやMFIなどANON独自のテクノロジーを搭載。とても見やすい視界を作り出すPRECEIVEレンズを装備。Cylindricalはスタイリッシュな平面レンズを装備したモデル。球面レンズを装備したToric、少し小さめのフレームに設計されたM4S(Cylindrical / Toric)もあり ¥49,500(税込)

▶︎MAGNA-TECH

強力なマグネットを利用したクイックレンズ交換テクノロジー。磁石の力でレンズとフレームをしっかりと連結する。レンズ交換が簡単なだけでなく、もし曇ったときは外して拭き取れるのが強みだ。ちなみにM4の場合は、9個のマグネットの連結部分がある。

▶︎MFI

フェイスマスクとゴーグルが磁石で連結するインターフェイス。フェイスマスクにあるマグネットと、ゴーグルのフレーム下部にあるマグネットを連結すれば、風、日射し、寒さを防いでくれる。

 

安全性と通気性に優れたWEVECEL搭載のOSLO

「オレはメットライダーで、かぶり始めてから5~6年になるかな。メットをする理由は安全面って言いたいところなんだけど、コケてもビーニーが吹っ飛んでいく心配がないのと、ビーニーよりも寒くないってのが大きいね。今まで使ってたのはRODAN。めちゃくちゃ軽いんだ。同じくらいの軽さのHELO 2.0は微妙なフィットを調整するためのBOAが180度しか動かないけど、これは360度動いてくれる。そこもいいよね。ただ、今シーズンはRODANよりも少しだけ重くなるけど、より安全性を高めたWAVECEL搭載のOSLOを使おうと思ってる。通気性がかなりいいし、BOAがメットに内蔵されていてイヤーパッドを外してもダイヤルがプランプランしないのも調子よさそうだからさ」

OSLO

フィットを微調整できる快適さ、暖かいフリースライナー、ライトウェイトな装着感。さらに最新衝撃吸収安全テクノロジーを装備。サイズ:S〜XL、¥36,300


<ショップボイス-2>

SEE’S(北海道) スタッフ・平間さん

WEB: https://sbn.japaho.com/shop/sees/
Instagram: https://www.instagram.com/sees_kita_/

球面と平面レンズのいいとこどりをしたM5

オンスノーで実際に試せる機会があって、それで調子のよかったM5を今シーズンは使用する予定です。これまで愛用していたM4よりもサイズが小さめで、その分、自分にはフィット感もよかった。M4は球面か平面かのレンズを同じフレームで付け替えられたけど、M5は球面と平面のいいとこどりをした……他ブランドで例えるならDRAGONのPXVに似たレンズ一択。ですが、ややコンパクトになったのに視界はM4より狭くなったとはまったく感じませんでした。やっぱりマグネットで簡単にレンズが取り外せるのは便利だし、クオリティの高いスペアレンズが付いてくるのもいいですよね。以前のコントラストレンズはカラーが濃くて少し暗かったんですが、PERCEIVEレンズになってから明るめのレンズでもパキッと見えるようになった感覚があって、かなり調子いいですよ」

M5

Flat Toric Lensを搭載した今季新登場のM5。球面レンズと平面レンズの長所を抽出し、より広角でクリアの視界を確保したミディアムサイズモデル。やや小さめに設計されたM5Sもラインナップ。¥49,500(税込)

▶︎フラットトーリックレンズ
平面レンズとトーリックレンズの長所を融合することで、より広く、よりクリアな視界を提供するレンズ。現行モデルではM5だけに採用されている。


軽さ重視のセレクトでHELOに!

「ヘルメットはずっとANONのHELOで、今はその2.0を使ってます。BOAでサイズの微調整ができるし、何より軽いですからね。やっぱり少しでも軽いほうが首への負担が少ないと思うんです。WAVECELやMIPSといった最新テクノロジー搭載モデルも魅力的なんですが、軽いヘルメットのほうがストレスなくかぶれるので、僕は軽さを重視で選んでますね。この軽さで、この性能で、この価格。他ブランドの同等レベルのヘルメットよりは、かなりお手頃価格だと思います。ちなみに、ウチではWAVECEL搭載の高性能モデルよりも、軽さと価格帯を重視される方が多いです」

HELO 2.0

注入成型シェル構造にBOA® 180°フィットシステムを装備し、素早い微調節が可能。驚くほどの軽さが特徴。サイズ:S〜XL、¥23,100(税込)


<ライダーボイス>

藤田一茂

Instagram: https://www.instagram.com/forestlogd/

コンパクトで軽く、フィット感もいいM5

M5ですね。前はM4だったけど、自分には少しサイズが大きかったんです。M5は、M4のコンパクト版のM4Sよりもさらに小さくて軽いしフィット感も自分にバッチリ。あと、レンズもM4から進化していて。平面と球面の間みたいな感じで、めっちゃ見やすいんですよ。レンズカラーも豊富で、瞳の色が濃い日本人にも合いやすいラインナップがあるのも魅力のひとつ。しかも、ボーナスレンズも付いてる。だいたい明るめと暗めのレンズがセットになっていて、特にブルーとピンクのレンズがセットになったモデルは、日本人なら快晴でも曇りでも雪でも、その2枚のレンズでどんな状況でも最高って思ってもらえると思う。僕はけっこう明るめのクラウディブラストっていうカラーがお気に入り。あと、M5の魅力で外せないのは、やっぱりマグネット。たとえ曇っても簡単にレンズだけ外して拭けるからケアがラクなんですよ。ちなみに一度もレンズが吹っ飛んでいったことはありません。そうそう、この前、立山で宿まで歩いているときに、息がしやすいようフェイスマスクを首付近にしてたんですね。でも、あまりにも寒くて上にズラしたんです。するとゴーグルにスポンって、フェイスマスクがマグネットで付いてくれて。瞬時に寒さをしのげて超便利でした

WAVECEL搭載で通気性も良くて軽めのLOGAN

「前はMERAKっていうハイエンドモデルを使ってて、今はLOGANを使うことが多いですね。両方ともWAVECEL搭載モデルだけど、LOGANのほうが少し軽いから。あと、MIPSじゃなくてWAVECELを搭載しているモデルを選んでいるのは、僕が新しいテクノロジーが好きっていうのもあるし、アレックス・ヨーダから『WAVECELっていうテクノロジーのモデルがすごいよ』っていう話を以前に聞いてたのも大きいかな。ANONを使い始めて1年だけど、昨シーズンは自分の中で革命が起きた冬になりました。実際、ヘルメットのほうがビーニーよりもあったかいし、濡れないし、安全性が高いから安心感もある。しかも、WAVECEL搭載モデルは通気性がよくて、ヘルメットをかぶったままハイクしても快適だった。今まではヘルメットを嫌ってたっていうか……ダサいっていうカルチャーで育ってきてて(苦笑)。でも、周りの環境の変化や知り合いのケガだったり、世界的な流れも考えると、ライダーもヘルメットをかぶるほうがスタンダードになっていくんじゃないかなって。そういったマインドチェンジが自分の中で起こったシーズンだったんです。ちなみに僕がヘルメットをするときは、そのまま直でかぶるか薄手のバラクラバの上にするようにしています。そのほうがワンサイズ小さくなるからスマートだと思う。ビーニーの上からヘルメットをすると、日本人の場合はずんぐりむっくりになってカッコ悪いし、何よりヘルメット本来の性能をちゃんと発揮できない可能性もあるから。あと、ANONのヘルメットはバックル部分がマグネットで着脱がラクなのもよかった。グローブしたままでも余裕でかぶれるのが本当に調子いい。これからは、ヘルメットの安全性と快適性、そして見た目もダサくないっていうのを多くの人に伝えていきたい。それでヘルメットに対するイメージが変わってくれれば嬉しいです」

LOGAN WAVECEL

ライトウェイトなシェル、EPSとWaveCelのライナーを採用し、薄く流れるようなフォルムが特徴。サイズ:S〜XL、¥38,500


「クリアな視界の確保」によって常に正しい判断ができ、「安全性の向上」によってケガの防止とアグレッシブなライディングが可能となる。上達のために、より楽しむために、足回りギアだけではなく、目と頭を保護&快適にしてくれるアイウエアとヘッドギアにも、もっと目を向けてもらいたい。
「スノーボーダーがライディングを快適に楽しむ」ための機能を追求したANONのゴーグル、ヘルメットをショップでぜひチェックして、優れた機能をあなた自身で試してみて欲しい。


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