先週末、1/15(土)に群馬県・丸沼高原スキー場で「FROZEN WAVE PARK MARUNUMA」のOPENING SESSION 2022が開催された。今シーズンは豊富な積雪に恵まれ、例年よりも1週間早く開催されたこのイベント。当日は、GENTEMSTICKライダーや、丸沼ローカル、群馬ローカル、プロサーファー、一般参加者と、多くの滑り手が集まり、まさに夢のセッションが繰り広げられた。
昨晩まで降り続いた大雪で、丸沼のゲレンデはベストコンディション。10時頃にスタートするコースオープンまでは、丸沼自慢の「ゲレンデ地形」とドパウダーをがっつり滑り、参加ユーザーたちは自然と笑みが溢れる。
イベント開始とともに豪華ライダーたちのデモランが始まり、オーディエンスは彼らの滑るラインを見ながら歓声を送った。そして、コースが一般開放するなり、参加者たちも極上バンクを自由なラインでサーフライドを楽しむ。
このFROZEN WAVE PARK MARUNUMは、今期3シーズン目を迎える。GENTEMSTICKの玉井太朗氏がプロデュースし、雪で造成されたバンクがまるで波のように広がっている地形パークだ。初中級コースを自由に滑れるレベルなら誰でも自分のレベルに合わせて楽しめるのも特徴。巧みに考えられた地形には滑るラインは無数にあり、どのラインを描くか自由なのが滑り手のイマジネーションを掻き立て面白い。
実際にパークの造成作業に携わるのは、過去にTHE WALやHAPPO BANKSなどの3D地形イベントやパークをプロデュースしてきた同じくGENTEMSTICKライダーの丸山隼人氏。バンクムーブメントを牽引してきた彼が造成する間違いないパークは、極上の3D地形が広がっているのは言うまでもない。
毎年少しずつ改良を加えながら進化を遂げているこのパーク。今期はより滑る気持ち良さにこだわり、ボトムの形を微調整したり、従来よりもリップの高さを一定に揃えることで、滑り手の自由度をより重要視したようだ。滑る楽しさを第一に、まるで芸術作品とも言える人工3Dバンクの数々。FROZEN WAVE PARK MARUNUMAは、まさに滑りの上達を手助けし、滑るラインをイメージしながらフリーライディングの気持ち良さや醍醐味を味わえるパークなのだ。
またスノーパークもオープンしているのも追記しておこう。丸沼のスノーパークは、ジャンル・レベル別にエリア分けされているので、ビギナーからエキスパートまで楽しめる。今シーズンもFREERUNでお馴染み石山 徹がプロデュースを手掛けているので、間違いないレイアウトになっており、何種類ものキッカーやユニークなジブアイテムが設置されている。パーク専用のリフトがあるので、そのリフトで何回も回しながら練習でき、上級者のライディングをチェックできるのも嬉しい。
これらのパークはシーズン後半まで常設されるので、ぜひ今シーズンも丸沼でサーフライドとフリースタイルスノーボーディングをともに楽しんでもらいたい。
自然地形と人工地形が見事に調和する丸沼を藤田一茂と佐藤亜耶が滑り倒す。
こちらは昨シーズンの丸沼ゲレンデを2人が滑った動画。もちろん「FROZEN WAVE PARK MARUNUMA」も滑っているので、ぜひチェック!
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