bysdntcry_25.html

2013/03/25

BYSDNTCRY.

制作の日々。非社会的に自分を解放し、撮影した写真達数千枚を、正気に戻った状態で第三者に届ける為の編集作業は、希望に満ちていながらも、自己嫌悪に襲われる毎日。今回の「BYSDNTCRY.」は、ロンドンで僕と時間を共にし撮らせてくれた人達の、大切な瞬間を切り撮ったドキュメントでもあるから、勢い任せではいけないし、守りに入ってもいけない。だれにも媚びないし。感情にも流されない。それが2人の中の決め事。だから。お互い。アーティストなどという言葉に甘んじて、2人の内面的な世界観を押し付けるような作品にしようなんて到底思っていない。同時に。作品集を出す。という目的上の関係が、日々終わりに近づいているという現実。それが。2人が創作を開始する上での最初のYAKUSOKU。ボーイズドントクライ自体。はじめから。リミットがあるが故の感情の「揺らぎ」を形にする表現。毎日。1ページずつ。200ページ。今、この瞬間も。出版という「晴れた終わり」に向かって…