自然の山を滑る楽しさには、常に自然からの脅威がつきまといます。だから自然の中で遊ぶ時には、自分の想像を超えた出来事が起こる可能性をいつも考えながら自然と向き合うことが必要です。
今回patagoniaが公開する「Zの解析」では、山を滑ることで得られる充足感や経験値など自分を高めてくれる体験の背景にある危険との関係性に触れられています。また、自分が認識している危険と実際に起こるそれの「差」がどのようなものなのかを考えるきっかけになりそうです。
上映後には、パタゴニアアンバサダー3名によるトークセッションが行われます。プロのガイドであり、滑り手でもある彼らの自然への敬意など貴重な話が聞ける場となっています。
プレミア公開は1/20(水)21:00から。
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今年はゲレンデの中でも予期せぬ事故が起こっています。管理されたゲレンデでそういったことが起こる可能性は限りなく低いですが、非圧雪エリアなどが増えている現状もあり、バックカントリーをしない人にとってもためになる映像だと思います。起こりうる危険を知り、それに備えながら楽しく滑るために、ぜひご覧ください。
『Zの解析』|リスクの計算 30min
山からどれだけのものを得られ、どれだけのものを失うのか。危険を引き起こすものに対する自身の知覚と現実のあいだにはどれだけの隔たりがあるのか。そしてそのずれのなかで、リスクをおかそうとするものをどのように決めるのか。
『Zの解析』は、国際山岳ガイド連盟のガイドであり父親であるザハン・ビリモリアの、ビッグマウンテン・スキーという重大な被害をもたらす環境での人生における、人を陶酔させる高揚感と圧倒的な打撃との関係を探ります。
アンバサダートークセッション 40min
ガイドを生業とするアンバサダー3名の考え、安全、装備、日本の自然、環境の変化など多岐に渡るテーマをディスカッション
司会 :加藤直之 (日本バックカントリースキーガイド協会 会長IFMGA/UIAGM 国際山岳ガイド)
対談者:古瀬和哉 (Locus Guide Service)
対談者:狩野恭一 (Untracked Hokkaido)