2022年3月12日。
真冬も過ぎ去り気候の穏やかな日が続いたこの日「10th SMILE CUP in Sugadaira Kogen Snow Resort」が開催された。
この大会を10年続けた荒巻(SUNOSAURUS)は涙ながらにこう述べた。
「スマイルカップは今回で10回目となるんですが、初めてやった時は野沢温泉でパウダーゲートでした。ほんとに草大会から始めて。参加してくれる人が“スマイル”になれる大会とゆうコンセプトをひとつに大会をやってきました。そうして来れたのは、アルペンの勝負が本当に面白くて奥が深いという事。それなのに、スノーボードが出来る・横滑りだけでも競技に関わる事が出来る、そうゆうスポーツだと思っています。
しかし現在アルペンはマイナーなスポーツであり、この競技を知ってもらうきっかけにしたいと思いスマイルカップを続けてきました。今回はPSA ASIA公認競技会になりプロの選手も楽しみながら、プロとして誇りを持って滑れるような舞台を用意しました。
また開催に当たっては本当にたくさんの協力や支えがあり。この思いに共鳴してくれるスマイルスノーボードスクールの仲間、それに共鳴して下さる協賛会社の方々、そんなスノーボードが繋ぐ“思い”がこの大会開催に至ったと思っています。」
節目の大会に荒巻の人柄もあり、スポンサーが集まり賞金総額100万円となった。
その賞金を勝ち取ったのは…
Women
1位 金澤野愛(OGASAKA)
2位 加賀谷奏来
3位 黒木あかり(OGASAKA)
Men
1位 武川慎(GRAY)
2位 戸田大也(AMICSS)
3位 今井凌(KESSLER)
4位 宮尾一徳(ALC-OGA)
5位 小嶋大翔(SA1)
6位 河島広輔(AMICSS)
では、優勝者のコメントをそれぞれ見ていこう。
金澤「久しぶりの優勝、すごく嬉しいです。残り2戦を全力で頑張ります。応援よろしくお願いします。」
武川「黒姫と牧の入が3位と8位で、優勝したいという気持ちがあまり結果に繋がらなく、そこから練習して3戦目は絶対優勝するぞって思っていたので。最高です!」
今回のセッター長岡は、こう述べた。
「実力ある選手が勝てるセットを意識して行いました。ターンの精度を上げて練習している選手が勝ち上がって来たんではないかと感じました。非常に大ベテランの選手から若い選手まで見応えのあるレースだったと思います。」
テクニカルなセットにプロも苦戦したであろうが、そこが迫力のあるレースと化した。
レースももちろんの事、朝から表彰式までエキサイトした大会であったのではないか。