スノーボードがオリンピック種目に採用されて以来、スノーボード競技で最も多くの日本人選手が参加し、盛り上がったと言える今回の平昌オリンピック。ハーフパイプ、スロープスタイル、ビッグエアといったフリースタイル競技ではより高度な高回転スピンのテクニックの競い合いでの勝負となる厳しさ。そんな中で若きルーキーたちが次々と大舞台で海外の強豪選手と互角の勝負を繰り広げていたことは、次の北京以降での日本人選手の活躍にも大いに期待できることを予感させる。
平昌で男子HP決勝に進出した戸塚優斗（16）、女子HPで8位入賞を果たした冨田せな（18）、まだ現役高校生、初めての大舞台で果敢に勝負したその姿は印象深い。その彼らの足元を支えたのがYONEXの最新型ボード。過去オリンピック出場選手を常に送り出してきたYONEXは今回も最高のボードを選手たちに提供していた。戸塚優斗はREV®田せなはSLEEKを使用。どちらもYONEXが来季モデルに導入する最新テクノロジーを搭載したボードだ。
YONEXといえばテニス・バドミントン・ゴルフなどカーボン加工に強実があり、最高峰のカーボンボードを作り出すブランドとして世界的に知られる技術力を持つ。今回の平昌オリンピックでも選手たちの持つ力を最大限に発揮できるように「軽量・高反発で高く飛べる」ための素材・技術を徹底的に追求し、それを最新のプロダクトに投入した。その結果が戸塚が使用のREV®、冨田が使用したSLEEK、さらに人気モデルのSMOOTH®に採用されている注目のテクノロジーが「STOMP-TECH 3.0」というもの。 強度と柔軟性を高めつつ、スウィングウエイトを軽くするという「STOMP-TECH」の基本コンセプトをさらに進化させて、ノーズ、テイルの先端部分にハニカム構造を採用。このテクノロジーの狙いは、さらなるスウィングウエイトの軽量化。つまり、この改良によって、ボードがより回しやすくなり、高回転のトリックをメイクしやすくなっている。より高難易度トリックをメイクするために、この構造があなた自身のライディングにプラスの効果を与えてくれるのだ。
さらに最新型REV®、そしてSMOOTH®、SLEEKにはこの「STOMP-TECH 3.0」の技術に加え、コア素材に従来のX FULLERRENに対して、新素材NANOMETRICを導入している。NANOMETRICには２種類の特性を持たせ、REV®には反発力と衝撃吸収性をアップさせたNANOMETRIC DRを使用し、ジャンプの高さと着地の安定性を高めている。一方、SMOOTH®、SLEEKでは粘り強さと衝撃吸収性をアップさせたNANOMETRIC XTを使用し、ボードコントロールの安定性をさらに高めるという改良が施されたのだ。
YONEXならではの素材からの革新。最新型のカーボン素材の導入によって、従来のラインナップからさらに大幅にコントロール性と安定感がアップしているのだ。
ボードが自分の意図する動きに的確に反応し、さらにそこで最大限の力を引き出してくれる。我々がこれまでのボードでは乗り越えられなかった限界を超えて、YONEXの最新型スノーボードが新たなる可能性をあなた自身に与えてくれる。それがどれほど魅力的であるか、これから各地で開催される試乗会でぜひ体験してみて欲しい。
REV®
ジャンプでは高く飛ぶ、着地での安定性にも優れる。まさに高いエアーと高速スピンをアシストするボードがREV®だ。戸塚優斗も平昌オリンピックで使用したモデル。
SIZE: 150, 153, 156, 159
PRICE: 98,000円
SMOOTH®
ハーフパイプなどフリースタイルのコンペティションでの愛用者も多いSMOOTH®にも、STOMP-TECH 3.0とNANOMETRIC XTを採用、粘り強さを新カーボン素材の導入で高め、さらに安定感の高いボードに進化した。
SIZE : 142,146, 150, 154, 158
PRICE: 88,000円
SLEEK
冨田せなも使用していたウィメンズ用のハイパフォーマンスモデルがこのSLEEK。SMOOTH®と同じくSTOMP-TECH 3.0とNANOMETRIC XTの技術が導入された最新型フリースタイルモデル。従来のカーボン製ボードのなかでも、粘り強くなり、高い振動吸収性を引き出している。
SIZE138, 142, 146
PRICE: 85,000円
＜TECHNOLOGY＞
「STOMP-TECH」はYONEXが開発したより優れたフリースタイルライディングを実現させるためのテクノロジー。それは高強度と軽量性を併せ持つアラミドハニカムコアのエッジ際に、高密度で強度に優れた軽量のISOコアというグラスファイバー強化ウレタン素材を組み合わせたもの。元々はこの構造によりランディングの衝撃を柔軟に受け止め、分散させることが可能で、ボードに粘りのあるしなりをもたらすことで、確実に操作性をアップさせるというもの。さらに2.0ではスウィングウエイトの軽量化実現、この3.0ではノーズ、テイルの先端部にハミカムを使用することで史上最軽量のスウィングウエイトを実現した。まさに1440°といった高回転を効率良く回すために大きなアドバンテージを与えてくれる性能であることは間違いない。
そして新しいカーボン素材「NANOMETRIC」は、とにかく粘り強く、着地時の衝撃を吸収、振動吸収性に富んだ素材で、この導入によってボードを踏み込んだ時の確実なコントロールとそれに対する反応、さらに安定性を高めている。その安定性がテクニックの成功率のアップをサポートしてくれる。
YONEXが扱う様々なスポーツギア開発で培ってきた最先端の技術と素材を、最新型スノーボードに惜しみなく導入したモデルが来季ラインナップに登場する。ギアをYONEXの最新モデルに変えることで、あなた自身が求めているアドバンテージを見出せる可能性も大いにある。とにかく、その乗り味を体験して欲しい。
※NANOMETRICは東レ㈱のナノアロイ®テクノロジーを応用した素材です。
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