1月25日、星野リゾート 猫魔スキー場でセパレートスノーボードNICO(以下、nico)のイベントが開催された。nicoは左右それぞれの足に板を装着し、ヨコノリを楽しむ新しいエクストリームギア。この遊びの楽しさを共有するべく、nico試乗会&ミニゲームが融合した新しいイベントを実施。当日の様子を、nicoのライダーでもある寺島氏にレポートしていただいた。
text_寺島直人
2020年1月25日に星野リゾート 猫魔スキー場でJSSBA主催nicoのイベントを実施しました。今回のイベントではnicoの試乗会も一緒に実施し、既存のnicoユーザーさんだけではなく、スノーボーダーなら誰でも参加できるオープンスタイルのイベントに仕立てました。スキー場はただ滑りに行くところではない!という新しい遊び方を提案するようなイベントになりましたので、当日のイベントの様子をレポートします。
午前中は、nicoの試乗会を実施。土曜日の午前中にも関わらず、30名以上のたくさんの方に体験していただきました。
午後からは場所を変えて「チャレンジCUP」という運動会のようなミニゲームを実施しました。
Nicoを持っていなくても試乗用のnicoを借りれば参加できる仕組みにしたので、参加者の割合としては“nicoユーザー約17人”、“体験者(初体験の人)約13人”の計30人という良い感じのバランスになりました。
ミニゲームでは、決められたエリアを自由に滑る「自由演技」、ビーチフラッグならぬ「スノーフラッグ」、「おたまリレー」、「風船リレー」「タスキリレー」そして最後に「パン食い競争」の全6競技を行いました。
「自由演技」で秀でたのはやはりnicoユーザーでした。普段から練習している独自の滑走スタイルをそれぞれ見せつけてくれました。それを見た初体験の人も、見様見真似で技にチャレンジしてみたり、華麗にターンをして滑り降りたりと個性豊かな滑りを見ることができました。
その後の競技では、それぞれの種目でnicoユーザーさんと初体験の人の間にハンディキャップをもうけてミニゲームを楽しみました。「スノーフラッグ」や「タスキリレー」など、ゲレンデの上を自由に走ることのできるnicoだからこそ実施できるミニゲームでした。
その日に初めてnicoを履いて参加した方からは、「nicoがこんなに自由度の高い乗り物だとは思わなかった。沢山走って疲れたけど、ミニゲームに参加してみてよかった」という感想もいただきました。
今日の為に練習をして参加したユーザーさんも、「こんなに多くのユーザーさんと滑る機会は滅多にないので良かった。自由演技も緊張して滑走中に頭が真っ白になった。けれど頑張った」と語ってくれました。
今回、nicoを使ったミニゲームには普通の雪遊びとは一味違う楽しさがあったように感じました。それは、nicoの自由度を活かすことで、滑りながら走る、運ぶ、掴むといった運動会のような遊び方がゲレンデで出来るからです。さらに、スノーボードをしている人なら誰でも参加できるオープンスタイルにしたことで、普通にスノーボードをしに来た人がプラスαの思い出を作って帰ることができたのではないかと思いました。
初めての企画だったので課題はいろいろと出ましたが、今後は更に面白いコンテンツを検討し、スキー場が益々楽しい場所になるよう切磋琢磨したいと思います。最後に、今回イベントを開催させて下さった星野リゾート 猫魔スキー場さん。トップシーズンで忙しい最中にも関わらず、とても協力的にサポート頂き本当にありがとうございました。
スキー場スタッフの岡さんと(右)と、nicoライダーのコートさん
そして何より参加いただいた皆さま、最後までお付き合いくださり本当にありがとうございました。
イベント名:niconicoDays@星野リゾート 猫魔スキー場
主催:日本セパレートスノーボード協会
後援:セパレートスノーボードNICO
協賛:OC-STYLE、鎧プロテクター、LKfoR、CARMANS、montagna