遂にゲレンデジャック!?発売から7年でここまで普及したセパレートスノーボードnico

2枚の板を両足に履いて滑る雪上の新しいアクティビティ、セパレートスノーボードnicoは発売開始から7年、着実にファンを増やし認知度も徐々に高まってきている。その愛好家たちが全国から集まって合同練習をおこなうイベントが初めて開催された。イベントを主催したのはnicoのトップライダー寺島直人氏。リリース当初から普及活動やトリックの開発などを行ってきた寺島氏に当日の様子をレポートしてもらった。

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2019年3月24日、長野県の戸隠スキー場に日本全国から25人のセパレートスノーボーダーが集結しました。北は北海道、南は奈良県と、各地から集まったユーザーさん。中には初対面にも関わらず前日から合流して前夜祭をしたメンバーもいたとか(笑)。当日は曇り予報が一転、見事な冬(春)晴れ!しかも前夜に久々の積雪があり、ゲレンデコンディションはトップシーズン並みのグッドコンディション。まさにnicoに適したゲレンデとなりました。

開始時間が近づき、集まるセパレートスノーボーダー

午前10時、受付付近にどんどんnicoのユーザーさんが集まり、受付前のスキーラックがみるみるnicoだらけに…。普段単独で滑っているユーザーさんにとって、これだけの数のnicoが集まる光景は初めてのようで、みんな驚きながら写真を撮っていました。

nicoで埋め尽くされたラック。なかなか珍しい光景です
nicoで埋め尽くされたラック。なかなか珍しい光景です

午前10時半の開会宣言とともにイベントがスタートしました。まずは25人で一斉にリフトアップ。2人乗りリフトが12基、nicoで埋まる光景も壮観でした。その後みんなで一斉にゲレンデを滑り出だしたときはゲレンデがnicoだらけになり、ユーザーさんたちはみな、周りに多くの仲間がいることに歓喜の声をあげました。その後も頂上へ向かったり、パークに行ってジャンプをしたり、フォーメンションをとったりとnicoならではの滑りをみんなで楽しみました。

リフトの上もnicoだらけ
リフトの上もnicoだらけ
同じnicoユーザー同士楽しそう!
nicoユーザーがこんなにも集まるイベントに、笑顔が溢れます

昼食は長野の名産品、戸隠蕎麦

交流を深めるために昼食もみんなで取りました。場所は蕎麦レストラン「とがくれ」。遠くからきたユーザーさんに長野の魅力にも触れて貰おうと、戸隠のお蕎麦を味わってもらいました。

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長野・戸隠といえばやっぱり戸隠そばですね!

どんどん深まるユーザー同士の絆

午後は練習もしつつ、みんなで記念動画の撮影にも挑戦。25人全員で同じポージングをしようとしましたが、みんなのレベルが合わずポーズが出来ないユーザーもちらほら。しかし、ここで際立ったのがユーザー同士の一体感。同じスポーツを頑張ろうとする仲間を助けようとみんなでフォローし合い、フォーメンションができた時は拍手喝采が起きるなど、ユーザー同士見事な一体感が生まれました。完璧とはいかなかったけれどいいフォーメンション動画を収めることができました。

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最後はミニゲーム&大抽選大会

練習会の終盤にはミニゲームを実施。nicoならではのゲームにしようと、スノーフラッグゲームを開催しました。雪上を歩けるnicoの特性を活かし、50m先のフラッグを一番に取った人が勝ちとなるゲーム。一見簡単そうですが、早く走るにはコツと技術が必要で、中々白熱したゲームとなりました。見事なダッシュを見せつけたユーザーさんの気迫には主催者も仰天しました。

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25人のnicoユーザーが一列に並んでスタートの合図を待つ
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nicoだと斜面を駆け上がれるんです。迫力あるダッシュを見よ!

イベントの最後には抽選会を開催。このイベントに協賛して頂いた企業様からの協賛品や、セパレートスノーボードnicoメーカーからのオリジナルグッズ、また、代々木上原にある販売店・アウティビティショップ「4ALL」様から非売品ノベルティなど豪華な景品が揃いました。

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イベントを通して目指すこと

セパレートスノーボードnicoは、最近少しづつゲレンデで見かけることが増えてきています。一方で、ユーザーさん同士が遭遇する機会は、まだあまり多くないとも聞きます。そんな方々にとって、これほど多くの仲間が一堂に会するこの練習会は好機となったようで、初対面とは思えないほどの一体感がありました。参加者からは「楽しかった」という感想とともに「もっともっと仲間を増やしたい」という声も上がりました。そういった要望に応えるためにも、今後もユーザー同士の交流の場として、そして愛好者をどんどん増やしていくためにもこのイベントを継続していきたいと思います。
また、今回日本で初めて25人以上のセパレートスノーボーダーが一斉にゲレンデを滑走しましたが、なんの問題もなく終えることができました。これはnicoの安全性を改めて証明する良い機会にもなりました。まだ国内にはnicoの安全性が認められていないスキー場も僅かですがあります。今回の事例を活かし、全てのスキー場で安全性が認められnicoで滑走することができるように、nicoをもっともっと普及させていきたいと思います。

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寺島直人
長野県上田市出身、32歳。
10歳の頃からスノーボードを初め、18歳の時に全日本選手権に出場。その後、ライダーとして活動しながら25歳の時にセパレートスノーボードnicoに出会う。先人のいないnicoを普及させることに魅力を感じ、現在メーカーと協力して各地で普及活動を行っている

SEPARATE SNOWBOARDS® NICOとは