初めてこのシステムをYONEXの担当者の方から紹介された時に「極めてYONEXらしいシステム」という印象を受けたのが新型バインディングSPINE BACKに搭載されたカーボンシャフトを利用したSPINE CUSTOMIZE SYSTEM。バインディングのハイバック部に1本のカーボンシャフトが装備され、このシャフトを交換することによってハイバックの硬さを調節できるというのがSPINE BACKの特徴だ。
CUSTOMIZE CARBON SPINEという名称がついたバインディングのハイバックに装備するシャフトには3つの硬さが用意されている。最も硬いCCS100、標準装備されるミッドフレックスのCCS80、そして柔らかめのCCS60という3種類で、グラファイトカラーは1本¥3,000円でレッドCCS100、ブルーCCS80、ライムCCS60がそれぞれ¥3,500というリーズナブルな価格設定も嬉しい。つまり1つのバインディングで、我々はシャフトを交換することで3種類の硬さを使い分けることができる。もちろん左右違った硬さの設定もOK。さらにパウダースノーでハイバックをかなり柔らかめで使いたいという時は、シャフトを外しての使用もOKなので、実際には4種類の硬さを使い分けることができるのだ。
ラケットやゴルフクラブなどで数多くのカーボン製品の経験値を持つYONEXならではのシステム。1つのバインディングでライディングシーンに合わせてバインディングをカスタマイズできるというのは、魅力的だ。さらにストラップのホールド製も非常に良く、ブーツを包み込むように固定してくれる。ベースに装備するパッドも過酷な環境下でも雪が付きにくい特殊素材を採用。まさに使いやすさを極めた最新型バインディング、ぜひ試して欲しい。
別の硬さのCUSTOMIZE CARBON SPINEを装備すれば、バインディングのハイバックの硬さを調整できる。まさにこのカーボンシャフトの技術はYONEXならではの得意分野。興味深いシステムだ。
SPINE BACK
サイズ: S / M/ L
価格: ¥50,000
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