パウダーから地形、グルーミングバーンまで、全雪質を制覇するハイテクフリーライドモデル〜SCOOTER MACHS & GRAN’ MACHS 167

オガサカファクトリーが発信するハイエンド・フリースタイルブランド「SCOOTER SNOWBOARD」。中でもDAYLIFEはハイパフォーマンスフリーライドボードの代名詞とも言える実力と共に人気を博すモデルとして知られる。そして今シーズン、SCOOTERの強力なラインナップで新たに注目を集めているのが、極めてスマートなパウダーボードであり高い技術が集約されたスピードカービングボードでもあるMACHS(マックス)だ。一般的にパウダーで浮くためにはロッカーノーズが必要であり、オートマチックなカービングにはキャンバーのノーズエッジの食い付きが必要となり、ロッカーとキャンバーという相反した特性が必要となる。元来マニュアルカービングをプロモートしてきたSCOOTERの経験と技術によってMACHSにおいては見事にそれらが融合されている。ボード全体を見ると結構セットバックが入っているように見えるが、実は接雪長基準(実際に雪に触れている部分)に対してのセットバックは0(センター)でセッティング。パウダーで浮くノーズロッカーを十分確保しつつ、カービングで必要なノーズのエッジングや前後の体重移動にも優れたバランスを確立。まるでツインチップに乗っているかのような軽い操作感と様々な地形に合わせやすいポジショニングにしっかり配慮されている。さらにターンの一連の動作に対して緻密に計算された3Rで形成されたサイドカーブが均一で綺麗なボードのたわみを作り、ソール材の上層に敷かれたカーボン層がそのたわみに強力な反発力を蓄積し、ボード後方にバネ効果が働くように設計されたSキャンバーのテール部分が、雪面をキックしライダーを前方に送り出すというようなダイナミクスを実現。ボードを起こしていくことで出来るたわみにより足元のエッジにしっかり力が伝わり、雪質を選ばず荒れ地でも叩かれ難いマニュアルターンを可能に。ターンするたびに加速感を実感する。MACHSは単に優れたカービング性能を備えることにとどまらず、より広いフィールドでの爽快なフリーライディングを追求。パウダーで走り、ターンも速い、さらに雪質も選ばないMACHSは、SCOOTERが掲げる「FREERIDE AUTHENTIC」のコンセプトそのものを具現化する。
MACHSの構成とテクノロジーを基に、より軽量化に成功したビッグボードがニューモデルのGRAN’MACHS 167だ。ただでさえ速いMACHSを長さ167cm、ウエスト26.9cmとビッグサイズ化することにより、浮力やスピード、そして安定性がパワーアップされるのは当然だが、SCOOTERがこだわったのは167cmというサイズを考慮した動き易さをプラスすることだ。MACHSの3Rのシェイプとカーボンレイの構成はそのままにフォーム材を使用した芯材を採用して軽量化し、Sキャンバーのキャンバー部分を若干低く設定することで167cmとは思えない操作性を実現。ビッグボード特有のもっさり感やどっしり感を感じさせない乗り味はSCOOTERの経験とこだわりが詰まった1本と言える。雪山を知りつくしたSCOOTERならではの充実したラインナップからベストの1本を選び出すのは至福の喜びと言えよう。
SCOOTER
MACHS(左)
SIZE: 148, 156, 160
(148はLADIES’ MODEL)
PRICE: ¥89,000
GRAN’ MACHS 167(右)
SIZE: 167
PRICE: ¥95,000

パウダーでの浮力を確保し軽快な滑りを可能にするための大きめのノーズキックとテーパード

3R サイドカーブのテーパードシェイプのMACHS(左)を167cmまでサイズアップさせたGRAN’ MACHS 167(右)

これぞハイクオリティの極みを感じさせるシンタードグラファイト素材を使用しストラクチャー仕上げされた美しいMACHSのソール

上がS-CAMBERを採用したMACHS 、下のGRAN’MACHS 167ではビッグサイズでの操作性を求めてS-ROCKERを採用

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