バックカントリーのプリンス、ブレイク・ポールのプロモデル「HYPER」_GNU

マウンテンフリースタイルを極めたい人におすすめの1本

GNU
HYPER
Size: 154、157、159W、160cm
Price: ¥104,500(税込)

トラビス・ライスやブライアン・イグチのホームマウンテンとしても知られ、現在はバックカントリー・スロープスタイルのコンテスト「NATURAL SELECTION」のステージにも選ばれているアメリカ・ジャクソンホール。この地に7歳のときに移住して以来、その豊富な自然地形を滑り込み、アメリカでは「バックカントリー・プリンス」とも称され、前述したNATURAL SELECTIONにも招待される若き実力者、ブレイク・ポール。そんな彼が愛用しているのが、この「HYPER」だ。
その特徴は、ボードセンターがロッカーで両足下にキャンバーがあるダブルキャンバー構造(HYBRID C2X)と、長めのフロートノーズとテーパードされたディレクショナルシェイプを採用した点。そして、マービン社独自のエッジ技術であるマグネトラクションが搭載されている点。さらに、ウエストがやや細めに設定されており、絶妙の“くびれ”を持つ点にある。これらのおかげで、パウダーでの浮力は申し分なく、ボードセンターはロッカーながらカービングのキレは抜群という仕上がりになっているのだ。加えて今季モデルからカーボンパワーバンドが内蔵されパワフルさも追加されている。
ただ、気になるのはジャクソンホールというデカいフィールドをホームにしているブレイクのボードが、はたして沢地形や木々の間隔がタイトな日本のフィールドにマッチするのかということだ。そこで北海道の道北エリアで撮影することが多い林 孝紀にフィーリングを聞いた。「自分は、パウダーもカービングもパークも、全部これ一本なんですよ。C2X構造でセットバックが3.8cm入ってるんでパウダーでの初速はかなりいい。それにウエストが細いおかげで、カービングでのエッジの切り替えがノンストレス。フレックスは、個人的に10段階中の4くらいソフトなフィーリングなので取り回しもすごいラク。フリーライディング好きな人には最適ですが、そのまま流れで入ったパークで20m以上ぶっ飛んでも余裕です」
また、INK MOVIEで活躍中の大友寛介いわく、「去年モデルに比べると今季モデルのほうが少しハリはあるかなっていう感じです。基本的にパウダーで乗ることが多いけど、ゲレンデを滑るときもめっちゃ面白くて。ターンをグイっと引っ張ったあとのエッジの切り替え、テールの抜き具合が最高に気持ちいいんです。山にもよりますが日本のフィールドでも面白いボードだと思いますよ」とのことだ。
ブレイクのようにバックカントリーでフリースタイルな動きを織り交ぜながら滑りたい人はもちろん、ゲレンデをクルージングしながら随所でトリックを繰り出すなど、マウンテンフリースタイルに興味がある人に乗ってもらいたい一本だ。

ダブルキャンバー構造のHYBRID C2X
大きなツインキャンバーが生み出す高速域での安定性、そしてキレのいいカービングが特徴だ。ボードセンターがロッカー構造になっているので自然とノーズが浮き上がりパウダーでの浮遊感も文句なし
ケタ違いのエッジグリップ力を誇るマグネトラクション
誰が見てもすぐにエッジがウネウネとしているのがわかる7つの異なる大きさの突起を持つ波型エッジが特徴。ボードセンターのロッカー構造ゆえにルーズな動きをイメージしやすいボードだが、このマグネトラクションにより確実なエッジグリップ力を約束してくれる
“くびれ”が生み出すキレのよさ
マグネトラクションに加えて、ウエストの細さもHYPERを代表する特徴のひとつ。カービングをしているときのエッジの切り替えのよさは、このウエストの細さによるところが大きい

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