トリプルコークその2

YOUTUBEのコメントとかも見たけど、この手の動画がスゲエ!!ってもてはやされると、必ず
「こんなの体操技だ」「かっこよくない」「シンプルなシフティがいい」
と言う意見を聞きます。

ある尊敬する人のTwitterにもあったんですが、トリックに関しては「カッコイイ」と「凄い」を切り離して考えたいですね!!
だってここまで複雑だと、カッコイイと判断していいのか確かに良くわからないですから。

フラットスピンの900を越えだしたくらいから、上記の「」の言葉は聞き飽きました。

別にトースタインはこの技を一年中やっててるだけのライダーじゃないことは皆が知ってるはず。
さりげないカッコイイシフティもやるし、エクストレイルジャムのジャムセッション中にもシンプルにCAB360ミュートとかやってます。

でも「トリック」「技」と言う名前がつく以上、常に上を目指して、常に人と違う高みを目指して行くのは、それができるスキルを持ってる人ならば誰もがそうするはず。

テリエがパイプを勝ちまくっていた時。
インゲマーがクォーターパイプをぶっ飛んだ時。
トラビスライスが凄まじい谷越えをした時。
マッズジョンソンが40メートルくらいのキッカーを飛んだ時。

何でもいいです。でも、シーンの次元が一歩進んだ瞬間、それ以前からいた人達の一部は
自分の過ごした黄金期と違って来ているスノーボードにネガティブな言葉を聞きます。

それは悲しい。あなたが熱中したものもスノーボード。そして、これも紛れも無くスノーボード。

トリプルコーク1440がカッコイイか否かではなく、最先端で新しい世界を開いていく奴等がカッコいいんだと思う。

それが今回のトースタインホーグモでしょう。シフトしてる彼も、トリプルコークしてる彼も、マジでカッコイイと思いますよ、俺は。