RIDE FOR A SMILE vol.4 赤倉白装束物語

RIDE FOR SMILE vol.4 赤倉白装束物語

歩行困難と言われた大怪我からの復活を目指しリハビリを続けるプロスノーボーダー藤沼到と、自称芸能界No. 1スノーボーダーお笑い芸人岩ちゃん。

奇しくも同じ日に生まれた二人。

スノーボードと笑いが好きな射手座の男たちという共通点を持つ2人が、雪と笑いと楽しさを求めて旅をするエンジョイ系雪山トリップ第4弾。

今回はオフシーズン中に埼玉クエストなどマットジャンプ施設でのオフトレに励むほど、スノーボードジャンプを好む岩ちゃんのリクエストもあり、例年豊富な積雪量を活かしてゴールデンウィークまで春パークを維持する、新潟県妙高市の赤倉観光リゾートスキー場を訪ねました。

妙高・赤倉観光スキー場にて

毎年世界中からパウダーフリークが集まる新潟県妙高市。その中でも赤倉観光リゾートスキー場は、僕がこれまでにも様々な撮影でお世話になってきた大好きなスキー場の一つです。

近年トップシーズンの赤倉観光では、休憩をするつもりでベースのカフェプリモスに入るとお客さんの大半が外国人という、日本であることを忘れさせるような日常が続いています。

しかし、極上のディープパウダーを求めて、南半球や欧米諸国からも来日する大勢のスキーヤー&スノーボーダーで賑わっていた赤倉エリアも、春になると外国からのお客さんは母国へ帰国する人が多いんです。その代わり残雪を求めて国内の様々なエリアから日本人のお客さんが集まって来ます。

これまで斑尾高原ではパウダーを求めて、湯の丸ではカービング力向上を目指したトリップを続けていましたが、今回は春の陽気の中たくさんのジャンプを飛びたいという岩ちゃんの要望に応えて、合計8個のジャンプが飛べると噂になっていた赤倉観光の春パークをチェックしに行って来ました。
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▲春パーク(メインパーク)

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▲春パーク(ホテルとキッカー)

LATEメンバーとファンライド

ゲレンデで僕たちを待っていてくれたのはシーズン中もAKAKANディガーとしてパークを整備し、近年大人気スノーボード How toムービープロダクション「LATEproject」のメンバーとしても活躍する田中隆太プロ(FANATIC 以下、リュー)、同じくアカカンパークを整備しつつ緩い関西弁で周囲を笑わせてくれ、大会参戦もこなす西の爆弾お姉さんこと木村憂依プロ(SABRINA 以下、キム姉さん)の2人。

アカカンでの撮影を成功させるためには2人の協力が必要不可欠だ、と、アカカンパークを知り尽くした2人にアテンドを依頼していたのでした。

初対面となる岩ちゃんとリュー&キム姉さん。軽い挨拶を交わすと早々に探り合いが始まりました。

Hiroyuki Iwahara「しかし、二人ともプロの割にはウェアが地味じゃないですか?ライダーは目立つのも仕事ですからねぇ!?僕みたいな白いウェアとかどうです?目立つしテンション上がりますよ。」

 

image1「いやぁ、上下白はちょっと……」

 

SBN FREERUN「ちょっと白とかねぇ……汚れるし。」

ゲストライダーの2人が岩ちゃんの提案したウェア上・下白案をバッサリと却下する形で挨拶が終わり、僕たちはゲレンデへ。

ゴンドラへ向かう道中、なんとも言えない不思議な空気に包まれた僕たち。そんな空気に耐えること約15分、頂上について滑り始める時の僕らのウエアは上・下白でした(笑)

そもそも春の陽気の中でたくさんのジャンプを飛びたいという話で始まった企画でしたが、なんとこの日のスキー場上部は雲の中で視界最悪のコンディション。4月も中旬なのに…。

ゴンドラを降りるとそこには真冬の景色が……。雪が降っていてあたりはガスっている。

ディガーズに案内してもらって春パークへ向かうも、なかなか前が見えにくい。そんな中、リュー、キム姉、岩ちゃん、の背中を追いかけるように僕も滑り出しました。

と、不意に特攻隊長のリューが止まります。
そこを見ると「PARK」と書かれた看板が立っていました。

SBN FREERUN「ここがパーク?」

 

SBN FREERUN「ここがパークですね。見えます?あそこにジャンプあるの。」

 

SBN FREERUN「いや、温泉みたいです(笑)」

 

image1「視界不良のためパークをクローズしたようです!」

 

SBN FREERUN「オッケー!春パーク終了です!お疲れ様でしたー!」




っておいおいおいおい!!!!!!

いやいやせっかく滑らせていただいて、撮影しないで帰るわけにはいかないでしょう!まだ駐車場でのトークと赤倉レジェンド稲川光伸プロ(OGASAKA)との会話しかしてません(笑)

少しパークを下るとAKAKANディガー隊長のヨシノマンがセクションをクローズさせているところでした。

ヨシノマン「もう少ししたら、ガスも晴れると思うので、何本か滑るか休憩してきたら?開けられるところからセクション開けてあげるから。」

ディガー隊長の力強いコメントに勇気をもらった我々はゴンドラ乗り場を目指してファンライド。
そう言えば白いウェアのせいなのかいつもよりも、気分が高揚してみんな高い声が出ているような?
キム姉さんコブ斜面でとても良い声出してましたね(笑)

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その後ゴンドラ乗り場横で鶴田真到プロ(NOVEMBER)に遭遇したり、ランチ休憩をとったり、コース脇の壁などで少々遊んだ後、再び春パークへ向かうと、ヨシノマン隊長の言葉通り、キッカーやボックスなどがオープンしていました。
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朝から降り続いていた湿雪の影響もありアプローチでの減速が大きかったことや、相変わらずスッキリしない視界のこともあり、パークを流す撮影を諦めた我々は、一つのナローボックスへ同じタイミングで載るという撮影に注力し、それを達成した時、白い集団から歓喜の雄叫びがこだまし撮影は終了となりました。

 

TAK1704_1235+
▲※ (注)
ボックス上のライダー3人は完璧にこなしてくれたのですが、到の顔面的なNGが原因で修正が加えられております。

後日AKAKANディガーズが快晴の日を狙ってメインパークと春パークの全貌がわかるムービーを送ってくれたので
この日我々が笑って過ごした1日の様子と併せてご覧ください。

[youtube http://www.youtube.com/watch?v=7Y29xGfx6z0&w=560&h=315]

その後、到と岩ちゃんが残雪を求めて目指したのは……?

続く……

田中隆太
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BANPS SNOWBOARDING

木村憂依
SBN FREERUN

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藤沼 到
SBN FREERUN

head X-niX SPY

岩ちゃん
SBN FREERUN

SP-united