歩行困難と言われた大怪我からの復活を目指しリハビリを続けるプロスノーボーダー藤沼到と、自称芸能界No. 1スノーボーダーお笑い芸人岩ちゃん。奇しくも同じ日に生まれた二人。スノーボードと笑いが好きな射手座の男たち、という共通点を持つ二人が、雪と笑いと楽しさを求めて旅をするエンジョイ系雪山トリップ第一弾。今回は極上の新雪を求めて、全国からパウダージャンキーが集まると評判の長野県斑尾高原スキー場に行ってきました!
Photo: Takahiro Nakanishi
Special Thanks: 斑尾高原スキー場
2015年3月15日、過去に優勝経験のあるAIRMIX Supersessionの競技中、僕は左膝にオペが成功しないともはや歩行すらも困難になると言われた大怪我を負ってしまいました。治療のため東京都内の病院に入院していたある日、大きなイチゴを持ってお見舞いに来てくれた、僕と全く同じ日に生まれたという一人のスノーボーダー。それがお笑い芸人岩ちゃんとの出会い。
一緒に滑るととにかく最高のスノーボーディングの時間と笑いを提供してくれるエンターテイナーの岩ちゃん。そんな岩ちゃんとの初企画で訪れたのはあのパウダーで有名な長野・斑尾高原スキー場。なぜ斑尾か?そう、それは岩ちゃんのある一言「斑尾のことは知り尽くしているので様々なコースへ案内できますよ!」。ちなみに、岩ちゃんは喋りとエンターテイメントを生業としている方なので多少、話を誇張するケースもあるのですが…とても紳士なナイスガイです(笑)
1月に岩ちゃんのアテンドで2人で滑った時も楽しかったんだけど、実は斑尾高原スキー場には天然の沢地形を活かしたナチュラルパイプコース「SAWA」や、木を擦ってパウダーに向かって発射される「NINJA」という面白そうなセクションがあるとの情報をGET。「え?前回はそんなコースもセクションのことも全く聞いてなかったよ!?もう一度確かめに行きたい!」(岩ちゃん本当に斑尾詳しいの…??)というわけでリベンジへ。
この日は前日から降り続いた雪のおかげで木々も真っ白に姿を変え、それらを照らす日光が眩しく、美しい青空と共に文句なしの快晴!最高のコンディション。が、しかし…岩ちゃんは撮影当日、東京都内で往年の人気漫画を原作としたドラマの配役オーディションがあるとのことで、遅くとも10時前にはゲレンデを出発しないと新幹線に間に合わないとのことでかなりタイトなスケジュールに。しかも、なぜか長めのクワッドリフトがトラブルで動いていない…。ただ岩ちゃんのおかげでテンションは高めで撮影スタート!
今回はMAPを見ながら当てたいコースへ一目散へ。ペアリフトOPENに並んで狙うと見えてきたのは一面パウダーのオープンバーン。早速岩ちゃんと2人で極上のパウダーライドを堪能。面ツルにテンションが上がった二人は思う存分パウダーを楽しむ。こ、こんなコースがあったなんて。前回はアテンド岩ちゃんがこっちのエリアには連れてきてくれなかったので滑らなかったこのバーン。超最高でした。
お次に狙うのはツリーランコースへ。リフトから先ほどのコースを見るとすでに多くの人のラインが。朝一で滑って良かった〜笑
パウダーを思う存分楽しみ、刻々と近づいて行く岩ちゃんのタイムリミット。目指すはログの発射台があるNINJAコース。ようやくたどり着いてさあ飛ぼうと思って見ると…なんとまさかのクローズ!!
CLOSEでは仕方がないということでここで岩ちゃんとはバイバイ。
敏腕カメラマンのNakanishiさんの巧みなカメラワーク、岩ちゃんの高いトークスキルと愛くるしいキャラも手伝って、その数時間で数年分笑ったのではないかというほど楽しく濃密な時間を過ごせました。
今回目的としていた斑尾パウダーランを存分に満喫できたので、次回はシーズン序盤に岩ちゃんがテーマとしていたカービング修行の成果を発揮できるようなトリップに行きましょう!と約束をして我々は楽しすぎる時間を過ごした斑尾高原スキー場をあとにしました。
次なる目的地は…