NO.17「ハイスピードでの安定感とキレのあるターンを約束する。NIDECKER MOSQUITO」by SLUCK(福島) オーナー・本間アニさん

SLUCK(福島) オーナー・本間アニさん
Photo: yoshitoyanagida.net

「本数限定のハンドメイドボードで見た目がカッコいいし、所有感があるのもいい。ノーズに少しロッカーが入っているけど、乗り味はシンプルなキャンバーボードと変わらないかな。実際、パウダーよりも硬いバーンをエッジで切り裂きながら走るほうが得意だと思う。独特のアウトライン、かなりのセットバック、硬めのフレックス……などが組み合わさって、とにかく気持ちのいいカービングをさせてくれるんだ。自分はこのボードで標高の高い山のピークから落としたり、ゲレンデをクルージングしたり、ツリーランなど何でもやってますね。キレのあるカービングターンをしたい人、高速域で地形を使ってライドしたい人、あとはバンクドスラロームで勝ちたい人には特にオススメだね。パークのジャンプもできるけど、フェイキーランディングすると刺さりやすいので注意が必要だと思う。そうそう、あまりにもソールが走るから、決められたアプローチからスタートすると飛び過ぎちゃうのにも気をつけないとね。ま、大人な乗り方をしたいって人には向いているボードだと思うよ。」

NIDECKER
MOSQUITO
★サイズバリエーション: 148、152cm
★価格: 110,000円

脅威の滑走性を誇るソールは、1887年に設立された老舗ブランドの為せる業なのかもしれない。
価格は安くないけれど、凝縮された機能の数々と、ハンドメイドならではの質感がたまらない。