LATE project presentsによるグラトリHOW TOムービーシリーズ「グラトリ大百科」。3ケ月間に渡ってLATE projectのメンバーがグラトリHOW TOのポイントになる技を徐々にレベルアップさせつつ解説していきます。さあ、いよいよ今回から中級編がスタート、今回は「ノーリーバックサイド180」です。もうすぐ本格的シーズンイン!! このムービーを見て、シーズンインに向けてイメトレしつつ、さらにテンションをアゲていきましょう!!
ノーリーバックサイド180
ノーリーバックサイド180で ツイスト運動をマスターしよう!
by 瀧澤憲一(瀧澤賢一:ライダー紹介ムービー)
今週からいよいよ中級編のスタートです♪
みんなの大好きな、スピンの練習を開始しましょう!!
今回のノーリーバック180はグラトリらしい動きが満載です♪
踏み切りは以前やりました【ノーリー】が、基本的な動きとなりますので復習してくださいね♪
今日、あなたにお伝えするのは回転力を生み出す方法です。
回転力の生み出し方には2種類あると思ってください♪
1、先行動作
2、ツイスト運動
この2つです。
【先行動作】に関しては 耳にしたことがあると思います。
踏み切る前の【タメ】の段階で身体を回したい方向とは逆方向にネジっておいて
踏み切るタイミングで回転方向に回していく動きになります。腰のねじれと瞬発力で回転力を生み出します。
重要なのはもう一つの【ツイスト運動】です。
この【ツイスト運動】は レイトキャンプでは、いやって程練習してもらいます(笑)
このツイスト運動が理解できるといろいろな技を理解するのに役立ちます♪
【ツイスト運動】とは足が雪面に固定されていない時に上半身と下半身が逆方向にネジれる動きを言います。
【ツイスト運動】と聞いて動きがイメージできない人は この動画をご覧ください♪
https://youtu.be/5ncoNKOko3c
目線を固定した状態で上半身をネジるとバランスを取ろうとして下半身は逆方向に回転します。
この動きが理解できるといとも簡単に空中で180度近い回転力を生み出すことができます。
グラトリでは 主に着地の瞬間に使う動きとなります。また、シャッフルの動きをするときもこのツイスト運動を使います。
大げさに言うとバックサイド180はこのツイスト運動だけでも回ります。
飛ぶ前に、進行方向の真後ろに目線を向けしっかりと上半身を回転方向にネジっておきます。
ノーリーをかけて、空中に出てから上半身を回転方向とは逆方向に回します。
そうすると、【ツイスト運動】が始まり、下半身を回転方向にねじ込むことができます。
ポイントは目線がずっと後ろを見ているというところです。目線がズレると【ツイスト運動】になりません。
たったこれだけでも空中に出たタイミングで【ツイスト運動】を行えば180は簡単に回ります。
この動きが理解できるとノーリーバック180はほとんど先行動作がいらないことがわかります。
この練習は 滑らなくてもできます。平地で止まった状態で練習したほうが理解しやすいでしょう♪
その時は、両足ジャンプで構いません。
極論、板を履かなくても練習できます♪ここまで読んでいただいたあなたは是非、その場でジャンプして練習してみてくださいね♪
スピンの新たな世界が見つかるはずです!!!
<<<<<LATE project メンバーからの アドバイス>>>>>
全ライダープロフィールはコチラから
幻影(幻影:ライダー紹介ムービー)
第1に恐怖心の克服
このトリックは後ろ向きノーリーをするので、恐怖心があります。
先ずはフラットバーンで停止した状態で恐怖心がなくなるまで練習しましょう!恐怖心が残った状態だと身体は思うように動きませんょ♪
第2に目線の位置!
目線の位置を着地するまで進行方向とは逆に送りましょう!後ろの遠くを見る様にすると、安定してノーリーからBS180、着地までスムーズにおこなえます!
第3に上半身の引き上げ下半身の引きつけ!
上半身の引き上げは前脚軸になった時に真上に引き上げ、それに連動させて膝を抱え込むイメージで、バチッとノーリーが決まると自分自身でも高さを感じられると思います♪
以上3つのポイントでノーリーバックサイド180はビタ着です♪
山本純士(山本純士:ライダー紹介ムービー)
180は高さが命!
しっかりとノーズを弾いて板の反発を使いましょう!
技をかける前にしっかりと腰を落として溜めを作ります。
このモーションは大げさなくらいでいいと思います。
それによりノーズでしっかりと弾けるタイミングが計りやすくなります♪
神保賢一(神保賢一:ライダー紹介ムービー)
1 右足を引き上げる
しっかりノーリーするために、右足を引き上げて、ノーズに乗るようにしましょう。
2 上半身を引き上げる
ノーズに乗ったら両肩から平行に上へ引き上げましょう。上にジャンプする感覚でいいです。
3 弾くタイミング
回転数が少ない分、板をなるべく回転させないうちにノーリーさせると、綺麗にみえます!
180°は誤魔化しがきかないので、実は難しいです。
焦らずにしっかりノーリーすると良いと思います!
吉武大貴(吉武大貴:ライダー紹介ムービー)
きっかけは軽くトゥ側(つま先)に荷重しながら飛ぶと
自然とバックサイド側に回しやすいので
最初はトゥ側のターン時に飛んでみてください!
しっかりしゃがんで飛べたら目線を送るだけで180は簡単に回ります!
田中ポール和樹(田中ポール和樹:ライダー紹介ムービー)
自分の背中側に180度回る技です。しかも進行方向のノーズをつかって180度後ろに回す技なので難易度が高めです。
まずは両足ジャンプで良いので180度回る練習をして下さい、着地はスイッチになるので、スイッチが苦手な方はまずこの時点で転倒してしまうはずです。このスイッチ着地に慣れて下さい。
慣れて来たら、ノーズをつかって踏み切りましょう。ノーズプレスを応用し、プレスの間に弾くタイミングを見計らって弾き、180度回して下さい。
コツとしては回転系の全ての技に応用できますが、練習段階や感覚をつかむ段階では、ビタビタの180度や360度を回そうとせずに、90度回したい方向にズラしてからトライすると、早めに技の感覚をつかめる場合があるので行き詰まったらズラしてみてください。
室井洋平(室井洋平:ライダー紹介ムービー)
簡単そうに見えて意外と奥深い180
しかも今回はノーリーで板を弾く必要があります。
まずは前足よりに重心をよせながらしゃがみましょう!
上半身は回したい方向とは逆に捻ってタメを作り、その上半身を解放することで回転力を得ましょう。
この時、自分の中心を軸に回るのではなく、前足を軸に回転する意識をしてみてください!
しっかりとノーリーで板を弾くこと。そのために慣れないうちは傾斜が緩くスピードが出ないような場所で練習してみましょう!
岸波秀樹(岸波秀樹:ライダー紹介ムービー)
軽くタメを作り肘を意識して背中側に回していきます。
肘打ちをするイメージで肘、腰と絞る感じで回していきましょう。
腰が回ってきたらそのタイミングに合わせて後ろ脚の膝を引きつけながら飛ぶようにしてみて下さい。
高橋玲(高橋玲:ライダー紹介ムービー)
視線+テール足の蹴りによる合わせ
エントリーはストレートノーリーとほぼ同じ。
飛ぶ際ですが、弾くタイミングと一緒に上半身を90°ぐらいバックサイド側に先行しましょう。(視線は常に山側に意識)
その先行の動きの流れに合わせ、最後にテール側の足を谷側の方向に蹴り出します。(テール側のかかとを、谷側に強く引くイメージ)
しっかりノーリーを踏まないことには、引き上げも出来なく下半身の動作の自由も効かなくなるので、まずはしっかりと飛ぶことから!!
兵頭 龍(兵頭 龍:ライダー紹介ムービー)
僕のイメージは自分の前に壁があって、
そこに背中から寄りかかる感じです(笑)
足の感覚で言えば、ブーツの外側に寄りかかる感じで足の小指の外側で踏み切る感じ。
ノーリーで弾いた後に後ろ足だけを引きつけがちになることが多いのですが、しっかりノーリーを弾いた前足も引きつける事も意識しましょう!
スピンの着地はしっかりと上半身を逆捻りし、回転を止めることも重要です。
田中陸太(田中陸太:ライダー紹介ムービー)
その1 しっかりと弾く
その2 体の位置
1 前回の『ノーリー』を使ったトリックです。ノーリー同様、しっかりとボードを弾き、ボードを引き上げてみてください。弾き・引き上げる動きが甘いと回らなかったり、逆エッジになってしまう可能性が大です。
2・体の位置
ノーズで弾くからと、ノーズに乗りすぎると弾く際にすっぽ抜けてしまいます。また、ボードよりも、前側・後ろ側に重心があると上手く弾けなかったり、着地したときに転倒してしまいます。
回るのに、着地でボードがずれる!
そんな時は、着地の際にボードの動きを止めるために気持ち、トゥエッジに乗るようにしてみてください。