JONES:名作ボードを生み出し続けるJONESから、増田塁揮の名を冠したモデルが新登場!


「シグネチャーボードを出せるライダーこそ、プロ中のプロだとずっと思ってた」
そう語るのは、独自の価値観とスタイルを貫き続けてきた増田塁揮。彼のシグネチャーボードが、JONESからリリースされるのだ。
「ドメスティックじゃなくて、海外ブランドから自分のモデルが出るっていうことには大きな意味があると思ってて。海外のヤツらから注目されて、そしてフックアップしたいって思える存在じゃないと出せないと思うっすからね」
JONESは、雪山での冒険と探求を続けてきたフリーライド界のレジェンド、ジェレミー・ジョーンズによって2009年に設立されたブランド。ラインナップされるボードは、言わずもがなフリーライド性能に優れたモデルばかりだ。
ただ、今回のモデルはスペックをイチから練り上げたフルカスタムのシグネチャーボードではない。オールマウンテンフリースタイルボードのSTRATOSをベースに、ルイキ自身の思想と美意識を注ぎ込んだ“シグネチャーデザインモデル”という位置づけだ。STRATOSは、テーパード・ディレクショナル形状とディレクショナルロッカーを採用したミディアムハードフレックス設定の万能型ボード。サイドカーブが強めに設計されており、旋回性が高く、カービング性能にも優れているのが特徴である。
「サイドカーブが強いんで、小さい弧のターンができてキビキビ動いてくれます。テーパードされたアウトラインのおかげもあり、日本特有のタイトなツリーランや細かい地形でも、横移動を多めにしながら欲張りに遊べる。テールもいい感じにハリがあるんで頼りがいがある。トーションやフレックスも、通常の STRATOSより柔軟な感じで乗りやすくなってるイメージです。実際、試乗した人たちからは、『すげぇ乗りやすい』って言ってくれる声も多くて」
それは通常のSTRATOSからウッドコアとトップシートが変更されたことに起因する。既存モデル以上の軽量性を求めた結果、しなやかさもプラスされたのだ。
グラフィックは、ルイキが信頼を寄せるスケートボーダーでありアーティストの野坂稔和氏が担当。カエルをはじめ、波、雲、山が和のテイストで描かれている。海に近い静岡から過酷な雪山に挑み続けたルイキのルーツと、「どんなに攻めても、無事に帰ってくる」という信条を視覚化したものだ。「やっぱり好きなグラフィックを見るとブチ上がりますよね。スノーボードにとってグラフィックは重要な要素だから」と言うように、完成したボードは、リフトに乗って眺めるたびに気持ちを高揚させてくれる存在になったという。
彼の滑りを支えてきたSTRATOSに名が刻まれることは大きな意味を持つ。世界的ブランドであるJONESが、ひとりの日本人ライダーにシグネチャーモデルを託したという事実は、彼のこれまでの実績と、彼に対する信頼の厚さを物語っているからだ。また、このモデルの制作は短期間で進行されたが、そのぶんルイキの直感的な判断や想いがダイレクトに反映された、ライブ感あふれる仕上がりになっている。そして、自身初のシグネチャーボードとして十分な手応えを感じつつも、ルイキには新たな野望が生まれた。
「次は自分の頭の中にあるスペックをイチから反映させたボードを作り上げたい。そんな新たな夢を抱かせてくれたボードにもなりましたね」

キャンバーベースにディレクショナルロッカーが加わったボトムデザイン
「“安穏無事”っていう言葉は野坂さんが作ってくれた言葉で、安らかに、穏やかに、何にも振り回されず自分を貫きながら、だけど、どこに行っても無事に帰ってこられるようにっていう想いが込められていて、“帰る”と“カエル”が掛けられているんです」
軽量かつ優れた振動吸収性を持つアッシュウッドのベニアトップシートと超軽量デュアル・デンシティウッドコアと相まって、通常のSTRATOSより“扱いやすい”“乗りやすい”と感じる人が多いそうだ
ノーズが3D形状になっているため、不意にエッジが入りすぎることがなく雪面へのエッジの入り方がスーパースムース。テールも3D形状のため抜け感もいいのが特徴だ
サイドウォールに刻まれたRUIKI MASUDAの文字00

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