ジャクソンホール。。
昔のTBシリーズで見た憧れの地、ジャクソンホール。
日本の雑誌では昔のトランスワールド多分18年くらい前に日本人クルーでのトリップ記事があったと思う。確か、バブルスさんとか田口さん(green)とか吉田ミツヒロさんとかだったような、、
プロになって外国で滑りたい、というのが夢だったし、それは自分の世界をどんどん広げた。
スノーボードをしていたらどこか違うところで滑りたい、と思うのは自然なことだと思うけど、ちょっとそれが止まらない状態に入ってそのままライフスタイルになっていていつまで続くのかわからないけどまあ柔軟にやっていきたいと。
日本人だし、日本が一番だけど、、世界は広く、やっぱりいいところがたくさんあって行ったことのない場所、ライン、を果てし無く追い求めるのは何故なのかよく考えるけど、割とムダに終わる。
スノーボードはライフスタイルだっていうのが理解できたのは少し前だけど
どんなライフにも旅はいいもので
スノーボードの旅は外国の自分と同じ趣味の人たちが集まっているという場所へ行くわけだから絶対楽しい。似た者同士集まっている場所。近いDNA?
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火 水 木 金 土 日 月 エレメント に囲まれた生活
大好きなスキー場、ジャクソンホール。241のおかげでマイキー・バシッチを訪ねてタホに来て、トラビス・ライスがマイキーをナチュラルセレクションのジャッジに呼んで、J.Pマーティンがおれにチケットを用意してくれたおかげでおれはマイキーとジャクソンホールへ行くことになった。偶然だった。
それが2012 そこですごくいい友達ができてしまい、毎年通うことに。その友達ライアンも長野2回来ている。
その間にまさかのトラビス・ライスとの友達関係が形成され、トラビスとも年に1回会うくらいになり、、、
車を貸してくれるぐらいになってしまった。
いや、いいよ、って言ったんだけど、ヘイ、車あった方がえーやろ!と言って、貸してもらうことに。。
トラビス、、さすが、、
最新のTACOMA。実はその前に、間違えてチップというフィルマーのTundraを乗っちゃっていたという、、笑
チップ、鍵隠してる場所がおれにはわかりやすかったぞ、、
今回の旅は冬前にジムで出会い付き合い始めた彼女のまきちゃんも一緒に行くことに。今まで女の子と滑る、ということが皆無に等しかったので新しい。まきちゃんはスノーボードがうまくて、フリーランも速いし、得意のキッカーはかなりのスタイリーだと思う。そんなんで、今シーズンはよく一緒に滑ってて、トラビスたちがいるときも一緒だった。みんなと仲良くなり、盛り上がり、ジャクソン行っちゃうかー!ということで、まきちゃんにとってはフリーリディングのビッグステップになる。滑る環境の質を変えれば、滑りの質も変わる。ジャクソンを滑ることはかなり上達の近道だと、、危ないところだけど、パートナーと楽しめることほどハッピーなことはないんじゃないかと。そしてまきちゃんはハイクできるから大丈夫だと思った。
ここでは晴れそうだったら撮影するけど基本的にはアメリカ一と言われるスティープなスキー場、といってもバックカントリーを100人乗りのトラムで毎日回しまくると言うスノーボード三昧、滑り込みが楽しみで来ている。アラスカへ行く前のウォームアップにはバッチリ。雪質も良くサイコー。滑るのがめちゃ面白い。。1日でワックスが抜けきってしまうような滑り込み。上は3,185m,下は1,924m。ハイクするのは3,000m前後なので息が切れるけど慣れて行くのも気持ちがいい。高地トレーニングともいえる。
成田からLA,からソルトレイクシティー、ホテルで一泊して次の日のシャトルでジャクソンへ。シェーンとウィットニーが迎えに来てくれた。その足でトラビスの家に行き、車をゲット。次の日から滑り出し。シェーンのガイドで初日からパウダー!雪質、いいし、今年は当たり年でベースがめちゃ多くサイコー。
↑Maki Takatsuji @snowking resort,Jackson,Wyoming.
↓Maki &Shane Rothman @RockSprings,JHMR
シェーンのスペシャルなルートは一日中トラックが入らない。シェーンしか滑らないポイントがたくさんあるのだ。。滑りに性格が現れるというがシェーンの滑りはめちゃ面白くツボでそれで仲が良くなったりするもんなんだな、と気づく。いい滑りするね、と
なんと4月からボードはNideckerSnowboardsに。
Nideckerはスイスの128年の歴史を持つ老舗スキー&スノーボードメーカー。今年からはっきりと復活する。板のラインナップは普通のフリースタイルはもちろんあるけどフリーライディングモデルが充実していてどれも乗るのが楽しみ。
今回はこのMellow148というのを持って来た。いつもは164、160のテールがある板に乗っているけどたまにこういうのも面白い。アクセルキャンバーのような形状にカービングしやすい大きすぎず小さすぎないサイドカーブ、26.2cmのウェスト、30cm以上のノーズ、、硬いところでもしっかり踏めるフレックス。板にのっかっても滑れるし、踏み込んでギュンギュンも乗れる。ヨーロッパのしっかりした板で、日本でも調子良さそう。
ジャクソン名物”Corbet’s Couloir”(コルベッツクロアール)
氷の壁を3、4m落ちないと入れないシュート(クロアール)一度入ればあとはスティープなパウダーフィールド
まさかまきちゃん、ビビらずに、行く!と言ってさらっと下りてしまうとは思わなかった!度胸あるわ。と
いろんなポイントへアクセスするために、危ないハイクもあるんだけど、慣れないのにすごく頑張ってくれた。こんなとこ彼女連れてくるか?という感じもしたけど、そのあとサイコーな滑りと達成感を共有できるのはまた素敵じゃん、と思った。
Maki Takatsuji@FourPine left/JHMR
-10℃を下回っていて、ほんと雪サイコー。大当たり。。
ライアンは趣味(?)でジャクソンの寿司バー、SUDACHIのキッチンで働いている。寿司や料理を覚えたいし楽しいらしい。確かにアメリカみたいな雰囲気で働けたらいいななんてたまに思う。夏はフィッシングとハンティングのガイド、冬はひたすら滑る、という人生の良き先輩でもある。
毎日朝から夕方まで。。パウダーから氷まで、アルパインからツリーまで、ハイク、トラバース、全てが1本に。。
ちなみにハーフパイプも完璧なシェイプで何度か滑ったけどスケートのバーチかと思うくらいの硬さとスピード感だった。w
2週間。スノーボードワールドでの夢。。