GNUの最新テクノロジーが搭載されたスペシャルジブボード&ユーティリティーボード_HEAD SPACE / MONEY

今まで数多くの人気フリースタイルモデル・フリーライディングモデルを誕生させているGNU。特にASYM/ 非対称構造や波型にうねったマグネトラクションエッジ、バナナテクノロジー(ロッカーとキャンバーを最適に組合わせたボード形状に、マグネトラクションエッジを加えたオリジナル構造)により、「最新のスノーボードに乗りたいのならばGNUを選べば間違いなし」と言われるほど。今回はスペシャルジブボードの「HEAD SPACE」と注目のユーティリティーフリースタイルボード「MONEY」を紹介する。  GNUの人気モデルと言えばフォレスト・ベイリーのシグネチャーモデル「HEAD SPACE」だ。GNUチームの中でパーク&ジブマスターとして有名なフォレストのマインドを詰め込んだのがこのボード。コンセプトは「ミッドフレックスで高反発なスペシャルジブボード」。ボード全体に入るキャンバーに足元のダブルキャンバーを組込んだC3構造により発生する反発力で、力強いオーリーが可能に。様々なジャンプ系トリック、弾き系のグラトリを自由自在にコントロールすることができる。さらにサイドカーブに搭載された波型のマグネトラクションエッジによって、たとえコンディションの良くないバーンでも、エッジをズラすことなく思い通りにターンができる。  最大の特徴である左右非対称の内部構造と非対称サイドカットは、ヒール側の芯材を柔らかくしサイドカーブを深くすることで、繊細なコントロールの難しいヒールサイドターンをサポート。これによりトーとヒールの両サイドのバランスを調整し、どちらのサイドにも自然に気持ち良いターンができるようになっている。まさにフォレストのような柔軟で自由なライディングを可能にするためのテクノロジーが凝縮されたボードなのだ。  山全体を滑り倒すユーティリティーフリースタイルボードとして注目を集めているのが「MONEY」だ。両足元のツインキャンバーで高速での安定性とキレの良いカービング性能を確保し、センター部分のロッカーでパウダーでの高い浮揚力を生み出すC2-E 構造のツインチップモデルは、非常に高い完成度を誇る。ソフトで若干ワイドなアウトラインは、ジブやグラトリなどフリースタイル全般で抜群に調子がいい。加えて波型のマグネトラクションエッジにより、圧雪バーン、地形遊びなどでも高速ライディングでしっかりとエッジのきいたコントロールを約束。とにかく初めて乗った時に「これは乗りやすい!!」と直感的に感じられるバランスの良さで、各地区の試乗会での評価がとても高かった。これだけの性能を備えながら、この価格に抑えるというコストパフォーマンスにも優れたボードだ。サイズバリエーションも豊富で、「YOUNG MONEY / ¥52,800」として130・135・140cmというサイズもあり、いかにGNUが強力にプッシュしているモデルかということが伺える。  GNUのスノーボードは、とにかく乗りやすい。それには見えるところにも、見えないところにも理由があるのだ。最新テクノロジーを体感しつつ、今シーズンGNUのニューボードでぜひともスキルアップを果たして欲しい。HEAD SPACE(左)
Size: 149, 152, 155, 158cm MEDIUM WIDE / 155cm
Price: ¥77,000(税込)

MONEY(右)
Size: 144, 148, 152, 156, 159cm WIDE / 150, 154, 158cm
Price: ¥61,600(税込)


どちらのボードもマグネトラクションエッジを採用。波型のエッジによって雪面をしっかりグリップし、ターンを安定させる(左/ HEAD SPACE、右/ MONEY)

左/ 非対称デザインを採用したHEAD SPACE、右/ 一般的な対称デザインのMONEY。HEAD SPACEのアウトラインは左右で異なる。また内部の芯材構造も異なり、サイドカーブとのコンビネーションで自然と気持ち良いターンを描ける