ELECTRIC ALL FLAT CASH JAM 2017 RECAP
2/11(土)新潟県・石打丸山スキー場 特設STAGEにて今年もおこなわれたELECTRIC ALL FLAT CASH JAM。毎年ELECTRICらしいCOOLなレイアウトとアイテムで争われるこのイベント。今年の目玉は何といってもリフト小屋のリアルな屋根ライド。全国各地から集まったジバーたちがCASHをかけて激しい攻めっぷりを見せたイベントをレポートする。
Photo: ZIZO
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ELECTRICが主催のジブイベントALL FLAT CASH JAM。もうお馴染みとなったこのイベントだが、改めてルールを説明しておこう。イベントのルールは、いたってシンプル。とにかく魅せる滑りをして会場・ELECTRICライダーたちにアピール。見事アピールに成功した参加者はライダーたちからCASHをもらえる。どれだけ多くのCASHを稼いだかで勝負が決まるのがこのイベントだ。
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今回の特設アイテムはライダーズレフトからフラットエリアにレイル&蛇腹、ダウンエリアにELECTRICのイナズマロゴを彷彿とさせる3段VOLTレイル&ダブルダウンレイル。そして一番右にアップレイルから屋根ライド to ドロップが可能なアイテムだ。今回ジャッジを担当したのは、Teddy Koo、高尾翔馬、小川凌稀の3人のライダー。フリーエントリーフリーランチでおこなわれたALL FLAT CASH JAM。今年も3ヒートに分かれてのジャムセッションがスタートだ。
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予選から白熱したジブバトルが繰り広げられた。この大会のアイテムは決してイージーなアイテムではないが、エントリーしている参加者たちはガンガンアイテムを抜いていく。メインとなった3段VOLTレイルとダブルダウンレイルの前にある、フラットレイルと蛇腹の使い方は自由だ。このアイテムを当ててから下の2アイテムにHITするとアプローチはかなりタイトになる。だが、うまい参加者たちは巧みに両方のアイテムをメイクしていたのが印象的だった。MCも話していたように難易度は上がるが、前半のアイテムに入った方が後半のアイテムのスピードがつき、入りやすいという利点もあった。
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このイベントはメンズもガールズもキッズも同じカテゴリでおこなわれる。予選からガールズやキッズの参加者たちの攻めっぷりも年々進化している。中には、バックリップで3段VOLTレイルやダブルダウンレイルを攻めるガールズも。
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予選ヒートの合間には、毎年お馴染みのランチタイム。石打丸山スキー場の極上カレーライスがFREEで食べられる。ハードな攻めっぷりと多くのハイクアップをこなした参加者たちはお腹もペコペコ。カレーを頬張りながら応援する。
予選から勝ち上がった参加者たち。昨シーズンも勝ち上がっていた猛者の姿もちらほら。実力者のみによる決勝が始まった。予選では多くのCASHを稼げたトリックも、決勝ともなるとさらにヤバいトリックを決めていかなければ勝つことは出来ない。このイベントの難しいところは、コンスタントに安定したトリックを積み重ねて少額のCASHを稼いでも、1発のヤバいトリックで荒稼ぎすれば逆転できるところ。ただし、その1発を狙いすぎてもメイクできなければCASHはもらえない。どのトリックでいくかも勝負の分かれ目なのだ。
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決勝でとにかく目立っていたのは昨年度も優勝したGILAFFE SNOWBOARDSライダーの澤田一磨。とにかくスタイルの入った板さばきに安定したメイク率でCASHを稼ぎまくり。今年も昨年度に続き、大会2連覇を果たした。年々レベルが上がってきている今大会。果たして来年はどんなヤバいセクションになるのか。そしてどんなヤバいトリックが飛び出すのか。来年もまた多くのCASHが舞うのを期待したい。
また、この大会の後には入賞者とライダーたちによるPHOTO SESSUONがおこなわれた。そこで残ったヤバい写真は来シーズンのFREERUN紙面にて掲載予定。こちらもお楽しみに!
Result
1位 澤田一磨 サワダ カズマ
2位 澤村 岳 サワムラ ガク
3位 岡本史哉 オカモト フミヤ
4位 田中一年 タナカ カズトシ
5位 米野舜士 コメノ シュンシ
6位 鈴木宏晟 スズキ コウセイ
Best Trick 滝川 航 タキカワ コウ