DCグローバルチームライダーたちのギアにFOCUS。 Vol.2はクリエイティブなストリートフッテージを数多く残す技巧派ライダー、ジャスティン・フローニス！

昨シーズン、DCスノーチームが世界中を旅しながら撮影した映像をリアルタイムで配信していくムービープロジェクト「TRANSITORS」のために来日したDCグローバルライダーたち。北海道ニセコを訪れ、極上のパウダーとナチュラルフィールドを満喫していった（記事はこちら）。そのタイミングで取材を実行し、DCグローバルチームライダーたちの使用ギアにFOCUSする本連載企画。Vol.2は、アメリカ出身で、クリエイティブなストリートフッテージを数多く残す技巧派ライダーのジャスティン・フローニスをお届けする。果たして彼が好むDCアイテムとは？
Photo: Neil Hartmann

Q. ジャスティン、日本にようこそ！トリップは楽しめた？
A. Thank You Very Much、の一言に尽きる。日本人はとても親切で礼儀正しく、歴史ある日本の伝統文化、そして食文化を堪能することができた。初来日だったけど、みんなの評判通りの最高に素晴らしい環境だったよ。

Q. 日本のスノーボーディングシーンはどうだった？
A. ニセコ周辺の裏山で滑ったけど、日本の雪は湿気がなくとにかく軽い。世界中で撮影を重ねているけど、こんな雪質は世界中を探してもここ日本だけ。この雪質が僕たちを魅了して最高の時を過ごすことができたんだ。僕は帰国して友達に日本のことを聞かれたらこの雪質のことをまず話すけど、ツリーランも最高だった！って言うつもりだよ。

Q. ジャスティンはアメリカのどこの出身？
A. ミネソタ州のミネアポリス。ミネソタ州はアメリカ中北部に位置してて、北はカナダと国境を接している。人口最大都市のミネアポリスと州都セントポールは隣合わせで双子都市と呼ばれてる。「北極星の州」、「1000の湖の州」という愛称が付いていて、北海道に似てとても自然豊かな場所。手つかずの自然の中でのフィッシングは、僕の一番の趣味でもあるんだ。あとは文房具の「セロハンテープ」や「ホッチキス」は、この州で発明されたって教えられているよ（笑）歌手のボブ・ディラン、プリンスもここミネソタ州の出身だね。

Q. プロフィールを教えて？
A. 1990年5月2日生まれの29歳。2008年の18歳からDCスノーチーム在籍しているからもう10年以上になるよ。

Q. 使用しているDCのスノーギアについても聞かせてくれる？まずはブーツから。
A. タフで、ミディアムフレックスが特徴のBOA搭載のJUDGEを履いている。このブーツは自分の滑走スタイルであるストリートやジブに適していて、４シーズン同類のモデルを履き続けている。調節自在なBOAが快適性と優れたヒールホールドを実現しているんだ。高い耐久性のあるアウトーソールはVibram社製だから安心だね。カラーはグレー、薄緑色、黒、白の４色展開なんだけど、僕は白を使っている。今回の旅では自分が得意とするストリートはあまりやらず裏山メインの撮影だったけど、このJUDGEはそんな環境下でも抜群の履き心地だったよ。

Q. ボードは何を乗っているの？
A. スケートボードをコンセプトに製作されたMEGAをメインに乗っている。ロック＆ロードキャンバー構造と、反発性を高める軽量フレッシュデッキ・トップシートを組み合わせていて、ストリートやジブ好きに最適なボードに仕上がっている。ただ、DCのスノーボードは遊び方やフィールドにあったモデルが数多くリリースされているから、MEGA以外にストリートやパークの状況によっては、トラディショナルキャンバーやストレイタス・コア構造の組み合わせが魅力のPBJを選ぶこともあるよ。このニセコではTHE156をよく乗っていたしね。ノーズ、テールの形状がCoolだから、パウダーを滑っていて楽しい気分になるよ。

Q. ウエアは何を着ているの？
A. 透湿性と機能性、デザイン製に優れたCOMMAND JKT（＊掲載のスノーパンツは日本未発売品）を着てたよ。濡れて、身体が冷えてしまうことに敏感の僕には、このジャケットは最適な逸品なんだ。ストリートの時はDCLA JKTがお気に入りの一着。アパレルならSNOWSTAR FCが肌触りが良く、着心地がいいね。赤白とかよりスタンダードなソリッドな単色が好きかな。

Q. DCスノーチームについても聞かせて？
A. 10年以上このチームにいるといろいろなことがあったけど、今が一番チームとしてまとまっていると思うし、何よりも個性派なライダーが多いので一緒にいて刺激も受けるし、楽しくって仕方がない。デバン（・ウォルシュ）のように素晴らしいレジェンドもいるし、ムービースターのトースタイン（・ホーグモ）や、ジョーダン（・モース）のような若手がチームにいることで勢いが増しているよね。これかもDCチームで案を出し合って面白い企画を立ち上げ、発表するから楽しみにしてて。

Q. OK！ジャスティン、ありがとう。最後にジャスティンの未来図を聞かせて。
A. たくさん旅して、いろいろな雪山やストリートでライディングを重ね、映像の中で強く自分を表現したいと思ってる。最近はバックカントリーにも興味を持ち始めたんだ。ストリートで得た滑りの経験を、バックカントリーに活かせる、そんな滑りが出来たらと考えているんだ。日本のみんなありがとう！また、滑りに来ることを約束するよ。
DC BRAND PAGE

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VOL.1のトースタイン・ホーグモはこちら