こんにちわCAPです。日本に帰国しましたが相変わらずの時差ぼけで朝は早く(3時頃)に目が覚め、夜は極度の睡魔に襲われる(19時半頃)生活を繰り返しています。前回のブログでスノーボード(に限らずXtremeスポーツ全般)カルチャーの中心はやっぱり??アメリカだぜ‼️という妄想を決めつけていましたが、その妄想を作るキッカケになった機会を工場見学の後に体験いたしました。
Santa CruzはMTBの街でもあります。ヘルメットメーカー(ゴーグルも販売していますが圧倒的にメルメットの売上が高い)でもあるGIROがここに本社を構える必要があるのも頷けます。GIROのプロダクトマネージャーであるMattiaと共に彼が大好きなコースに出掛けます。が…登りがキツイっす。。。
山の中に入ると一帯はRedwood(ヒノキ科 · セコイア)が並びダブルトラックをゆっくりと登っていきます。しかし…この後下りはシングルトラック(MTB1台分の幅)で脇は崖、バンクtoバンクが続くRat Raceも真っ青なコース。ローカルでもあるMattiaはすごい勢いで駆け抜けます。当たり前ながらCAPは追いつけません…。コーナーごとに離される。悔しいけどこの環境仕方ないっす?
悔しい気持ちの中、翌日はGIROの他のスタッフからクラシカルなロングボードを借りてSanta Cruzのもう一つの顔。サーフタウンを感じる為(⁉️)サーフィンに勤しみます。2001年に初めてサーフィンをした場所でもある「Cowells Cove」通称「Cove」をチェックいたします。海は冷たく、サイズは大きく(実際は腰サイズだったはず…)初体験は相当刺激的でした。直ぐに腕が上がらなくなった記憶が蘇ります。
Coveはサイズが小さく週末という事もあり激混みだったのでお隣の「Pleasure Point」で入水。大量の海藻が漂う海面はまさにカルフォルニアという感じでしょうか❓フィンに海藻が絡まりながらもセットでは100mほどロングライドが可能なメローな波を満喫いたしました。
Pleasure Pointは道から階段で崖の下に少し下るのですが、この階段の横で何と!即席JAZZバンドが演奏しているのです?海でサーフィンしながらJAZZの生演奏を聴くというあまりにも贅沢な環境。そしてロングボーダーの70%の人はノーリーシュ(流れ止めを付けずにサーフィン)、小学2年生位の子から70歳近いお爺ちゃんまでまさに老若男女問わず…。この環境を見せられるとただただ羨ましい気分になります。
つまりの所。文化が育まれる為には環境が必須でして、当たり前なのでしょうがその環境に接するユーザーが多ければ多いほど新しいアイデアや新しい製品が湧いてくる訳なのです。同時に誰もが「遊びを本気でやっている」という点も重要な要素だと改めて認識いたしました。アメリカ人の「常に全力系」は結果、そのスポーツの本質を正常進化するには必要不可欠。まあ、アメリカ人はスポーツだけではなく食や飲みや他の遊びも常に全力系でありますが…
平日金曜日お昼12時、ポートランドの街中にあるクラフトビール専門店「10 Barrel」の一コマ。みーーーんな昼から飲んでる?、一部観光客の方もいるでしょうが、2Fのルーフトップはミーティングを飲みながらしている方々もチラホラ?この環境と人生を謳歌している感じが文化の発展にはとても重要なのでしょう。スノーボードがカルチャー化しない日本…。この難題にどう取り組めば良いかとても考えさせられるトリップとなりました。
CAP