BACKMAN “Back to future”
151, 155 / BLUE
158 / WHITE
PRICE: ¥76,000（税別）
祝20周年、インゲマー・バックマンを
ハブとして繋がったスノーボーダーのAlliance（同盟）
レジェンドスノーボーダーのひとりとして必ず名前があがるライダー、インゲマー・バックマン。1990年代半ば、オーストリアのインスブルックで開催された世界最大のビッグエアーの大会「Air&Style」で2度のタイトルを獲得。さらに1996年に彼がスウェーデン・リクスグレンセンでのクォーターパイプで放った超巨大なバックサイドエアーのシーンは、世界の7つのスノーボード雑誌の表紙を飾り、歴史に刻まれるほどの衝撃を与えた（左ページ写真）。まさにスノーボーダーとして充実した時を迎えていたインゲマー。
だが1999年、彼がその時に乗っていたスノーボードブランド「ATLANTIS」が買収され、生産工場を中国に移す計画が発表されると、その計画に反対したインゲマーはATLANTISを脱退。乗りたいボードが見つからず、同年12月にAir&Styleの参加が迫っていた彼は、それまでずっと一緒にブランドを支えて来た友人、マイク、グレッグと共に自らのブランド「ALLIAN」をスタートする。
ブランド名の「ALLIAN」は、Alliance/アライアンス（同盟）という言葉にインスパイアされ誕生した。トップライダー、スタッフ、他にも多くの仲間とともに自分たちでスノーボードを作り、ムーブメントを起こそうというインゲマーの強い思いが込められている。ALLIANが「スノーボーダーによるスノーボードカンパニー」と言われる理由がここにあるのだ。
ALLIANの本社は有名スポーツブランドも拠点とするUSAオレゴン州ビーバトンにある。生産工場はヨーロッパで最も高品質のスノーボードを作るオーストリアのELAN社（現 Mothership）と契約する。そして今日まで時代のムーブメントを敏感にとらえながら、ライダーたちが十分に納得する高いクオリティのボード開発が続いている。
そのALLIANが今年で記念すべき20周年を迎え、アニバーサリーモデルとして「BACKMAN “Back to future”」をリリースする。人気のPRISMシリーズで好評の6mmハイキャンバー、絶妙のフレックスバランスと反発力を生み出すカーボンファイバー、抜群の滑走性能を約束するストーンフィニッシュなど、ALLIANの最新テクノロジーを搭載しながらATLANTIS時代の伝説のグラフィックを復刻。レジェンドスノーボーダー、インゲマーの伝説を受け継ぐモデルとして十二分のポテンシャルを備えている。ALLIANだからこそ実現可能だったインゲマーたちの夢、「スノーボーダーによるスノーボードカンパニー」として、最高のカタチで迎えることができるアニバーサリーイヤーであると言えよう。
「ライダーに対するコアな関係を重視し、すべての方針はライダーがコントロールする」バブス・シャーレーのライディングシーンと共に刻まれたインゲマーの強い決意。2003年のカタログより
インゲマーの思いは何度もALLIANのブランドイメージと共に発信されてきた。右のスタイリッシュなトゥイークシーンはピーター・ストローム。2001年のカタログより
2000年5月レイクタホに8人のメンバーが集合、最初のチーム写真とプロモーションビデオの撮影がおこなわれた
