3月24日、第19回「ISHIUCHI MARUYAMA RIDE ON! YONEX CUP」の 第3戦ハーフパイプ大会が、新潟県・石打丸山スキー場で開催される予定でしたが、霧による視界不良のため、残念ながら中止。
せっかく大会を楽しみにしてきた参加者に対しては、今季大活躍の戸塚優斗・平野流佳・冨田せなによる写真撮影会&サイン会が行われ、選手の周りにはファンの大きな輪ができるほど。世界レベルの選手とファンの距離がとても近いのもこのイベントの魅力のひとつ。
そんな参加者たちを前に、戸塚優斗は「今シーズンは2戦目から安定した戦績を残せたので良かったです。X GAMES 2位は、自分の中では満足していません。今季は回転を増やすだけでなく、高さを出すことを目標にやってきました。来季は高さに加えて自分のスタイルを出していきたいです。US OPENまでにはマックツイストを完璧にしたい!今後とも応援宜しくお願いします」とコメント。
冨田せなは「地元の皆さんと交流できて、子供達も沢山集まってくれて嬉しいです。私の滑りを見てハーフパイプを始めてくれる人がいたらいいなと思います。シーズン初めに怪我をして練習ができませんでしたが、W杯で2度表彰台に立てて、全日本選手権も連覇できたので良かったです。来シーズンは高さを出せるように頑張ります!」と笑顔で語り、平野は「今季からW杯に出場して、2度2位を獲れました。新しい技に挑戦して、来季に向けてトレーニングをしていきたいと思います」と意気込みを明かす。
大会前日にはハーフパイプのレッスン会が行われ、午後の部には3選手も飛び入りで加わりました。「みんなとてもシャイですが、スピンのコツを伝えたら熱心に聴いてくれた」と戸塚。レッスン会後も子供達は3人の選手にぴったりくっつき、離れようとしない状態。
今回は残念ながらコンディション不良で中止となったものの、来年は記念すべき20回大会。
YONEXは長年に渡り真剣にスノーボード競技と向き合い、製品を開発、進化しつつ、ライダーを育ててきた。
海外ブランドが大半を占めるスノーボード界にあって、YONEXが目指してきた形は、このイベントが重ねられた20年の間に確実に固まってきていると言えるだろう。
戸塚優斗、冨田せな、そしてここ最近急成長を遂げた平野流佳と共に、来季もYONEX旋風を世界で巻き起こして欲しいものだ。