SP Bindings のハイエンドモデル(SLABベース採用モデル)はなぜ、近年ここまで需要が増えているのだろうか?ここ数年で「SLAB.ONE」の人気は急上昇し、幅広いカテゴリーに好まれている。「brotherhood」は人気を維持している。「CORE」を好むユーザーも少なくない。SP Bindingsが人気な理由を考えてみた。
近年のビンディングにおいて、流行はフリーフレックスやミニディスクなどベースの柔軟性や可動域を大事にしたモデルが多くリリースされている。ベースの主流も樹脂ベースの柔軟性を長所としたモデルが多い。だからこそ、SP Bindingsに採用しているSuper Light weight Aluminium Base(スーパーライトアルミニウムベース)SLABベースが人気を集めている。SLAB.ONE、Mountain、brotherhoodはアルミディスクを採用している。少し前まではアルミのビンディングを採用しているモデルは珍しくなかったが、現在では本当に少ない。SP Bindingsのアルミベースの特徴は、極薄、超軽量、柔軟性、高反応、耐久性だ。極めて薄いベースプレートの足裏感覚の良さ、アルミベースの反応の良さが様々なビンディングの中でも特徴を持つため注目が集まっている。
もう一つの要因は、ハイスピードライディングやジャンプ、ハーフパイプというカテゴリーよりもフリーライディング(魅せるカービング、ジビング、パウダー、地形クルージング)が人気になっているからだろう。高い反応が必要な性能なのだが、板を立てた時の魅せるスタイル、グラウンドトリックやジビングで必要な反応と可動域、パウダーでの柔軟な動きと足裏感覚、地形に合わせるために必要な可動域を備えているのがSP Bindingsなのだ。それは、ヒールカップを必要とせず、ジョイスティックのように360度の動きを可能とするのが大きな理由。ハイバックとトゥーカップで挟み込むようなホールドと反応も他のビンディングでは体感できない。
さらに、板を立てることに一つの注目が集まっている。ヒールカップがない構造、トゥーカップにバックルを必要としない構造は雪面への接触リスクを下げ、転倒を避けることができるのだ。バックルが少ないということは破損のリスクも半分になるということだ。
各モデルには、基本的なSP Bindinsgの特徴を持たせ、それぞれに個性を持たせている。コンセプトに合わせた個性を持たせることで幅広いユーザーに選んでもらえるのだ。
△初中級者( FT270、PRIVATE)
△ゲレンデクルージング(CORE、brotherhood)
△グラウンドトリック(brotherhood、CORE)
△ジビング(brotherhood)
△ジャンプ(SLAB.ONE、brotherhood)
△グラビング((brotherhood)
△カービング(SLAB.ONE、CORE)
△テクニカル(SLAB.ONE)
△フリースタイル(brotherhood、CORE、SLAB.ONE)
△パウダー(brotherhood、CORE)
△ハイパフォーマンスフリーライド(Mountain)
△スプリット(SPLIT)
△キッズ(KIDDO)
このようなラインナップになっている。以上のようなことがSP Bindingsの人気の秘密だと考えられる。各モデルの個性はこれから解説していくので是非、読んでほしい。
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