8月18日(土)~19(日)の2日間に渡り、群馬県・川場スキー場でBEGINNING 2018が開催された。このイベントのコンセプトは、スノーボード・スケートボード・サーフィンというヨコノリを軸にした、人と人との繋がり。今回で6回目を迎えたこのイベント。2日間晴天が続き、過去最高に気持ちがいいコンディションに恵まれた。
今年も大人から子供まで多くの繋がりが生まれたBEGINNING。その魅力について、実際にFREERUN編集部が参加して気づいた点をお伝えします。
Photo: Yoshifumi Shimizu
キャンプ、LIVE、スケート、ワークショップと大充実のコンテンツ
BEGINNINGは、夏のスキー場に集まりキャンプやライブをはじめ、様々なアクティビティを楽しむ2日間のイベント。参加者はスノーボーダー、スケーター、サーファーなどヨコノリ愛好家はもちろん、アーティスト目当てに来る人や、夏の山キャンプを楽しむ人まで様々だ。
自然の空気をたっぷりと味わいながら聞く野外LIVEは、超気持ちいいのは言うまでもなく。フルーツが無料で食べられるパーティータイムがあったり、みんなで楽しむヨガ、迫力満点のバンジートランポリンなど、大自然の中で元気いっぱいに楽しめるアクティビティが豊富に揃っている。 グッドミュージックを聞きながらBBQを楽しみ、仲間や家族でワークショップに参加する。まるで子供の頃の林間学校を思い出すかのような、キャンプファイヤーや打ち上げ花火など、ここでは書ききれないほどの充実した夏コンテンツが用意されている。
面白いのが、野外キャンプスタイル以外に、スキー場の立体駐車場の各フロアでテントを設置してキャンプする人が多いこと。山のキャンプは、天候が変わりやすく、時に大雨に見舞われる心配があるが、この駐車場テントスタイルならその心配は要らない。
また、キャンプ初心者も安心して参加できる「手ぶらでキャンプサイト利用券」というチケットがある。これは、あらかじめ会場に用意されたテント(3〜4人用)とスペースを使用して宿泊できるというもの。これからキャンプを始めたいという人もトライしやすい。
もうひとつ注目すべきことは、その立体駐車場内に巨大なスケートパークが存在すること。滑走面がめちゃくちゃ走りやすいコンクリート仕様で、ランプからストリートアイテムにいたるまで、大小様々なセクションが揃う、まさにスケート天国。ここでプロスケーターによるレッスンが開催され、キッズたちにも大人気だった。
他にもサバゲーやフラットスキムボードなどのアクティビティが、この駐車場内で展開されるなど、巨大アミューズメントパーク化しているのだ。
子供も大人も家族で楽しめる空気感
このイベントのもうひとつのコンセプトは家族で楽しめること。
「このグループは、若い頃に良く一緒に山へ行ってた仲間なんです」、「今も家族ぐるみで一緒にヨコノリを楽しんでます」。と、
子供と一緒に参加するファミリーが多い。親はBBQで盛り上がり、その間に子供たちはスケートやアクティビティを自由に楽しむ。子供同士で繋がり仲間ができ、いつの間にか「来年もここで会おっ!」と約束をしている。そうやってこのBEGINNINGは、2世代に渡りジワジワとファンが確実に増え続けているのだ。
ちなみに、小学生以下は入場無料なのも嬉しい。
お金じゃ買えない仲間との繋がり
「ゆる~くね、ゆる~く」。これが結構このイベントの大切なコンセプトでもある。スノーボード・スケートボード・サーフィンというヨコノリの遊びって、抜重が大事だったりしますよね(とくにターンで)。
仕事も遊びも頑張ることはもちろん大事。でも時に、心も体も抜くところはいったん抜いてリセット。で、やる時はしっかりやる。人ってそのバランスが大事だったりするもの。
この会場内には、『好きなことを本気で楽しみたい』というピュアな思いが溢れている。そんな “ヨコノリ・バイブス” があるからこそ、ナチュラルに仲間と繋がることができる。そんな気取らないイベントの空気感が、このBEGINNINGの魅力なんだと感じた。大自然の中で、ナチュラルな気持ちでコミュニケーションがとれるからこそ、表面だけじゃない深い繋がりが生まれる。このイベントが伝えたいことってそんな部分なのかなと思う。
BEGINNING参加者に聞いた『このイベントの魅力とは?』
ここからは、会場に訪れた参加者の中から20組をピックアップして、このイベントに参加したキッカケや、魅力についてコメントをもらっちゃいました。
最後に、BEGINNINGオーガナイザー 中澤弘純さんよりコメントをもらいました。
「6度目の開催にして初めて雨の降らない2日間となったBEGINNING 2018。天気が良かった事もあって自分の中でもゆったりとした時間が流れてました。そんな中でBEGINNINGを本当に楽しみにしてくれている人達がいるって事を改めて感じる事が出来たし、元気に参加してくれている子供達の輪もどんどん広がってて、ちゃんとみんなで逞しくなってる。
新しい事を始めるチャレンジの先に、人との繋がりが生まれるって事をBEGINNINGは教えてくれているんだと実感しながら、自分がやりたかった事が少し出来てるのかなって。また止められなくなっちゃいましたね(笑)。
会場として使わせていただいている川場スキー場、打上花火をサポートしていただいているSkipFactoryスケートパーク、フルーツで笑顔をくれるフタバフルーツ、関わっていただいている全ての皆様がいてこのイベントが成り立っています。皆様本当にありがとうございます。
ただ個人的には全く違った形のイベントをBEGINNINGしたいという思いも同時に生まれてますので、引き続き宜しくお願いします!!」
自然の中で始まりを創造するイベントBEGINNINGオーガナイザー
中澤弘純(GREENFUL)
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