PSA ASIA Snowboard Pro Tour
2017/3/23
Round 19
Straight Jump
PSA ASIA GRAND CHAMPIONSHIP
どどど〜〜〜ん!!!
やっと開催できました〜〜!
グランドチャンピオンシップ
総額2,000,000円
男子優勝にはなんと1,000,000円
夢のミリオンプライズは誰の手に!?
会場は白馬47
ゴンドラを降りてすぐの47PARKSに堂々と構えるビッグキッカーはサイズ19mでキッカーには牛乳石鹸の大箱が埋めてあり目立って仕方ない!
女子はその下にそびえる14mキッカー
今回の大会にはJSBAエキシビジョンでも行われたLR採点
3本の試技のうち右回りのベストラン左回りのベストランの合計が採用される。
選手の技術が大いに出る採点システムだ。
このグラチャンにチャレンジできるの精鋭女子達は
村瀬 心椛
鈴木 徳子
名越 美咲
岩渕 麗楽
吉沢 光璃
足澤 莉梨
國武 真葵
相澤 真央
古川 亜希子
小川 輝
小室 優菜
以上11人でチャレンジポイント上位順になる。
まず1本目には自分の得意技を持ってくる選手が多い
鈴木はまず転ばないとくこフリップことバックフリップでしっかりメイクしてきた。
古川も得意のF540をビタメイク。
相澤はB720,小川も小室もしっかりめいくしてきた。
続く2本目は1本目に失敗した選手はほぼ同じ技にチャレンジ成功した選手は逆回りで攻めてくる。
村瀬はこの日女子の中で最高得点となる91.75をF720で出す。
國武、岩渕も続いて720をメイクしてくる。
鈴木は2本の合計をしっかり計算しB360でポイントを貯めにくる。
そして勝負の鍵となる3本目。
後のない3本目はすべての選手が攻めに攻めた。
多くの選手が持てる最高の技を出してきた結果は!?
女子では最年長の鈴木徳子が初のグランドチャンピオンシップクィーンになり賞金50万円を手にした。
女子結果
1位 鈴木 徳子
2位 村瀬 心椛
3位國武 真葵
場所を移し始まった男子は、19mそびえ立つビッグキッカーで公開練習が行われた。
まさにサーカスショーを見ているような公開練習にリフトから見る一般客は釘付けになっていた。
公開練習の回転数をすべて足すと高級車が買えるくらいの数字に。。。
そのグランドチャンピオンシップに出場可能な男子はポイントランキング順で
永田 浩範
木俣 椋真
長澤 颯飛
鈴木 宏晟
伊藤 祐生
相澤 亮
梅原 颯太
大久保 勇利
神宮寺 海人
中村 一樹
宮澤 悠太郎
脇 八尋
脇田 壮希
大堀 治希
鈴木 淳宏
以上15名がこの最高の舞台に立った。
誰のどのジャンプを見ても全ての見る者が自然と拍手を送る中での決勝だった。1本目から攻めないと勝てないのは全員が感じていたのではないだろうか?
自分が持っている技をギリギリの状態で打ってくる。
その中で決めてきたは、宮澤、梅原、伊藤、神宮寺。
ダブルコーク1080やダブルバックフリップが目の前で華麗に繰り広げられた。
2本目で決めないとその時点で負けが決まる選手達も何の惜しみもなく攻めまくっていた。
本2目にきっちり決めてきたのが大久保、木俣、脇田の3人であった。
今回のグランドチャンピオンシップは2本目終了時点で暫定の得点が選手達に伝えられるシステム。
その点数をみて選手達はどう攻めるのか!?
2本目終了時でLR採点で完璧に決めた宮澤がトップに。
だが大久保、木俣、梅原、神宮時、伊藤にはまだ逆転のチャンスがある。
3本目に掛けたプロ達の攻め方は凄かった!!!
大久保は1本目に決めれなかったLEFT方向をスムーズに決めた。
木俣はありえない完璧な着地で92.75という高得点ジャンプを魅せてくる。
だが今期ストレートジャンプで優勝している宮澤悠太郎は強かった。
この日唯一の1440をあり得ない高さで魅せつけて、ランディングも完璧に決め表彰台の一番上!!!
そしてプロツアー最高額、1,000,000円プレートを手に初のグランドチャンピオンシップキングになった。
男子結果
1位 宮澤 悠太郎
2位 木俣 椋真
3位 大久保 勇利
4位 梅原 颯太
5位 伊藤 祐生
6位 大堀 治希
年々世界のジャンプの回転数が上がる中、日本の選手達も同じようにレベルが上がっている。
このグランドチャンピオンシップ出場選手は世界のどこに行っても通用する、そんな大会になった。
日本にはこんな素晴らしい選手がいる!と心から叫びたい。
そしてこれからも日本のスノーボードシーンをどんどん引っ張っていって欲しい。