宿一帯が幻想的な光の空間に──『界アルプス』で体験する“雪国がんぎあかり”

雪降る夜、かまくら雪灯篭と囲炉裏で心温まる冬景色の一部になる

長野県北アルプスエリアで滑るなら、夜はそのまま“雪の温もり”に浸りたい。大町温泉郷にある『界 アルプス』では、この冬、宿全体が幻想的な光に包まれるイベント『雪国がんぎあかり』を初開催する。期間は2025年12月20日~2026年2月28日まで。

雪国の伝統建築『雁木』を照らす雪灯り。大町温泉郷『界 アルプス』でしか見られない冬の情景

雪深い地域で受け継がれてきた建築様式『雁木(がんぎ=建物に付属する庇の連なり)』の回廊を、やわらかな雪灯りが照らし出し、宿の周りはまるで別世界。ミニかまくら作りや囲炉裏での餅焼きなど、雪国らしい温もりある体験ができる。

夜、静けさと温もりに包まれる時間

『界 アルプス』が建つ大町は、北アルプス麓の豪雪地帯。かつてこの地では、冬でも人と人のつながりが途切れぬように、雁木の回廊が作られていた。その“雪国の知恵”が、今、ライトアップと雪景色によって、心に響く冬の情景として蘇る。リフトの最終便を降り、山の空気をまとったまま宿へ。白く降り積もる雪と、ふわりと灯る明かりの連なり。一日のラストが、ただ温かいだけじゃなく「沁みる」時間になる。

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『雪国がんぎあかり』の特徴

特徴1 ▶︎ 幻想的な雁木の回廊で『雪国の宿場』体験

宿を囲む雁木(がんぎ)の回廊に雪灯りがともり、雪と光が静かに溶け合う幻想的な夜景が広がる。しんしんと降り積もる雪が灯火に照らされる光景は、まさに『雪国の宿場』そのもの。滑り終わった夜に、心を落ち着かせる情緒ある時間が流れる。

『雁木』に守られた囲炉裏の間で過ごす、信州らしい冬時間

特徴2 ▶︎ 自作の『かまくら雪灯篭』で景色を照らす

雁木はかつて子供たちが雪の中でも遊びに興じ、人々が触れ合った場所。その雁木の回廊で『かまくら雪灯篭』を作り、中にキャンドルを灯す体験ができる。自分で作った灯篭に火が灯れば、景色も違って映るはず。

雪に灯りを置くだけで、景色も夜も変わってゆく

特徴3 ▶︎ 囲炉裏で味わう信州の冬の暮らし

回廊の先には炭の爆ぜる音のする囲炉裏の空間がある。ここでは長野県で親しまれてきた角餅を焼き、信州の醸造所で作られた二種類の味噌(ねぎ味噌とごまくるみ味噌)をつけて味わうことができる。冬の手仕事がしやすいようにと工夫された、地元南木曽(なぎそ)地方に伝わる『南木曽ねこ(袖なしのちゃんちゃんこ)』も用意されている。暖を取りながら昔ながらの田舎の営みに触れることができる。暖かい燗酒もあるので、芯まで温もるひとときを過ごせる。

囲炉裏の炎を囲んでただ過ごす。ここでの冬は、心まで温もる

『雪国がんぎあかり』

期間:2025年12月20日~2026年2月28日
料金:無料(宿泊者限定)
時間:16:00~21:30

備考:天候や積雪状況により、かまくら体験が中止となる場合あり

体験コンテンツ

◼︎かまくら雪灯篭づくり=16:00~/16:30~(各30分)※定員=各10組20名
◼︎ライトアップ鑑賞=19:00~20:00
◼︎ご当地楽(焼餅燗酒)=19:00~21:30

『界 アルプス(長野県大町温泉郷)』
信州の雪山を滑り、心まで温まる冬の宿

北アルプスの雄大な山々に抱かれた大町温泉郷に佇む『界 アルプス』は、スノーボーダーが“信州の冬”をまるごとあじわえる特別な宿。雪国のアーケード『雁木』沿いに客室や温泉棟が並び、囲炉裏では信州の郷土食“おやき”や“おめざがゆ”がふるまわれる。雪の中での“かんじき体験”や“雪遊び”など、素朴で贅沢な田舎時間を楽しめるのも魅力だ。

2025~26年冬には、スノーボーダー向けに2つの宿泊プランを用意。
ひとつは『白馬五竜スキー場』で思う存分ライディングを楽しむことができ、初心者も安心の『2泊3日前乗りプラン』。もうひとつは、時間を気にせず自分のペースで滑れる『スロースキープラン』。どちらも、信州の自然と文化、そして白馬の雪を“ゆっくり深く味わう”旅にぴったりだ。滑りのあとには温泉で体を温め、囲炉裏で地酒を一杯。雪山を遊び尽くした夜もまた、この宿ならではの特別な時間になる。

所在地:〒389-0001 長野県大町市平2884-26
電話:050-3134-8092(界予約センター)
客室数:48室
チェックイン:15:00~/チェックアウト:~12:00
アクセス:JR信濃大町駅から車で約15分
料金:1泊28,000円~(2名1室利用時1名あたり、サービス料税込、夕朝食付)
URL:hoshinoresorts.com/ja/hotels/kaialps/

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『界』とは

=星野リゾートが全国に23施設を展開する温泉旅館ブランドのこと。「王道なのに、あたらしい」をテーマに、季節のうつろいや和の趣「伝統を生かしながらも現代のニーズに合わせたおもてなし」を追求している。また、その地域の伝統文化や工芸に触れられる『ご当地楽』や、地域の暮らしや風土を客室空間にまで反映した『ご当地部屋』などがあるのも特徴。2026年夏には長野県浅間温泉の『界 松本』がリニューアルオープン、2026年春には群馬県草津温泉に『界 草津』、夏には広島県宮島口温泉に『界 宮島』が開業予定。

URL:hoshinoresorts.com/ja/brands/kai/