MOSS「X」「X-Ti」誕生。LEGITで築いた完成度をより多くのスノーボーダーへ。

新世代セミハンマーがもたらす、スムーズターンの新境地

2024-25シーズンに登場したハンマーヘッドのメタルモデル「LEGIT」は、MOSSが理想とするカービング性能を結晶化させた革新的な一本だった。
圧倒的な安定性とグリップ、しなり戻りの反発、そしてターン後半の抜けの良さ。
その完成度は、ハンマーヘッドカテゴリーにおける“ひとつの最適解”と評価され、多くのカービングユーザーから高い支持を獲得している。

そんなLEGITの開発コンセプトを土台にしつつ、より幅広いスノーボーダーが扱いやすく、スムーズターンの爽快感を味わえる次世代ボードとして生まれたのが、ニューモデル「X」と「X-Ti」だ。

MOSSが長年磨き上げてきたRRR・RRラインの特徴を統合し、セミハンマー設計で描く新しいターン軌道。スピードと操作性が高次元で両立した乗り味は、従来のハンマーヘッドでは得られなかった軽さとキレを実現している。
ここでは、LEGITとの違いを軸に、X・X-Tiの魅力を明確に解説する。


2024-25に登場した「LEGIT」と高評価

LEGITは、これまでのMAJESTやTWISTERで培ったハンマーヘッド設計をさらに昇華したモデルだ。
・メタル 0.4mmチタンを左右エッジ側に配置 → グリップの力強さとスムーズな抜けを両立
・専用軽量コア × BPFシート(高反発特殊シート) → 粘りのある反発と振動吸収性
・TWISTERのアウトラインを継承しつつ、乗り味を一新 → “張り付くような安定感”と“軽快な切り返し”が共存

ターン前半〜中盤の吸い付き、中盤〜後半の抜けの鋭さ、そして高速域の安定性。
そのすべてが高次元でまとまったLEGITは、試乗会でも「扱いやすいハンマー」「TWISTER以上の総合性能」と高く評価されている。LEGITはまさに、MOSSが考えるハンマーヘッドの最適解ともいえる完成度を誇っているのだ。

25-26モデルはBPF SHEETをDECK下部にも部分搭載し反発力を向上
LEGITのメタル(チタニウムプレート)はかなり幅広く厚めのものがセンターを跨いで両エッジ側に配置されている


LEGITと比較してわかる「X」シリーズの特徴「Xシリーズとは何か?」

まさにハンマーヘッドの性能をより多くの人に開放する次世代セミハンマー。
XとX-Tiは、LEGITの持つスピード・安定感をベースにしつつ、ターンのスムーズさと扱いやすさを最大化した新設計のシリーズである。

LEGIT → フルハンマー × メタル × 高精度カービング
Xシリーズ → セミハンマー × シングルサイドカーブ × 操作性の軽快さ
つまり、LEGITが本格的なハンマーヘッドとしての完成形を追求したのに対し、Xシリーズは以下の要素によって“より広い層”が扱える方向へチューニングされている。


「X」のポテンシャル:
しなやかさ × キレ。扱いやすさを極めた、新世代セミハンマー

1:RRR × RR × LEGITの要素を融合したターン設計
 → とにかくターンが気持ちいい。スムーズで安定しつつ、抜けが速い。
・シングルサイドカーブ(9.5m)により、ノーズからテールまで自然な弧を描く。
・RRRの“軌道を描くライン”とRRの“抜けの良さ”をLEGITの安定感と統合。

2:セミハンマー配置による扱いやすさ
・フルハンマーほど角を尖らせず、ノーズに丸みを残したデザイン。
・荒れたバーンでも引っかかりにくく、ターン導入が自然。

LEGIT のボトムライン× RRR のサイドライン × RR のターンの抜けの良さをミックスさせシングルサイドカーブで融合させたというまさにMOSSの集大成ともいえるシェイプ

3:トップシートにP-TEXを使用
・高い振動吸収性により、メタルレスでも安定感が出る。
・長時間滑っても疲れにくく、荒れ雪に強い。

4:メタルレスなのに高いエッジグリップ
・重くならず、操作負荷が軽いのに、アイスでも“噛む”グリップがある。

5:対応領域が広い懐の深さ
・フリーカービング、テク選、フリースタイルゲート

「LEGITはちょっとオーバースペックかも」と感じた層に最適。初めてのセミハンマーにも向く柔軟性を備えている。

 

「X-Ti」のポテンシャル:
スピードと精度を極めた、
“LEGITの血を受け継ぐ”ハイスペックモデル

上下、そして左右のエッジに分割したメタル構造が絶妙なバランスでパフォーマンスを向上させる。MOSSの豊富な経験値からベストバランスの設計が導き出される

1:上下・左右に分割配置した“ダブルメタル構造。「MOSSフリースタイルライン」で唯一採用されるプレミアム構造。
・剛性が高く、ラインのブレがまったく出ない
・低速〜高速までエッジグリップが途切れない → 荒れたバーンでも鉄のレールの上を走るような安定感

2:P-TEXトップを排し、ダイレクトなボードフィールへ
・Xよりも“芯がある”乗り味。
・微妙な荷重変化がターンの軌道にそのまま反映される。

3:BPFシートがメタル特有の“押さえ込み負荷”を軽減
・メタルならではの安定感とグリップを持ちながら反発力を向上、扱いづらさを払拭。 “硬くて曲がらないメタル”ではなく、しなりが正しく返るメタル。

4:高速域のターン精度が段違い
・大きなスピードレンジで、カービングの角度が鋭く、ターン後半の抜けが明確なので、上級カービングユーザー、よりタイムを詰めたいゲートユーザー向け。


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