ZUMA:老舗の技術が生んだ一台、ZUMAプレミアムシリーズの魅力

長野県スキー発祥の地である飯山市で創業し、70年以上の歴史を持つ老舗スキーメーカー「スワロースキー」が、長年積み重ねてきたスキー作りの技術を活かし、1995年にスノーボードブランドとして生まれたZUMA。スキーで磨かれ築き上げた確かなモノづくりの精神と技術をもとに、扱いやすさと滑走性能をしっかり両立したボードを送り出し続けている。近年では、スノーボード開発で培った新しい発想や技術を逆にスキー作りにも取り入れるなど、ジャンルにとらわれない進化を続ける。
そんなZUMAから今季新しくリリースされる「PREMIUM SERIES」は、ベーシックモデルのスペックをベースに、よりハイスペックな素材や最新の構造を取り入れた上位モデル群だ。例えば、スキー板に使われる素材を取り入れたり、トーションとフレックスのバランスを調整するなど、ベーシックモデルよりも滑走性・エッジグリップ・推進力・操作性においてワンランク上を目指して開発されている。
プレミアムシリーズにラインナップされる3本のうち、特に注目したいのが、この「SUPER PREMIUM」。足元から有効エッジの端に向かってスキー素材のメタルを配置した、こだわりの構造を採用しているモデルである。メタルは特別な形状に加工され必要な部分にだけ配置。この挑戦的な構造により、センター部のフレックスを損なわずに足元から外側のトーション剛性を高めることができ、エッジグリップが向上。硬く締まった斜面でも思い切りのよいターンが可能になった。
板全体はキャンバー寄りのハイブリッド形状で、センター部分はあえてメタルを抜いているため、低速域や緩斜面でのコントロール性にも優れている。メタル素材の採用とその配置によって、足元の力をよりダイレクトに有効エッジの先端へと伝えられるので、ターン弧が潰れにくく、足のパワーをしっかりと推進力に変えることができる。グラスファイバーやカーボンでは得られない乗り味を感じられるだろう。
ソールには高分子のシンタードソールを採用することで、雪質を問わずストレスの少ない滑走性能を発揮。ボード自体はツインチップ形状なので、パークやゲレンデとプレイフィールドを問わず自由度の高いライディングを楽しめるのも大きな魅力だ。
独自の構造と細部へのこだわりが詰まったZUMAプレミアムシリーズ。ターンのキレや加速感を求める中上級者はもちろん、さまざまなシーンでスムーズな操作性を求めるライダーにも試してほしい一台だ。

内部のメタルが確認できる機能美を感じられるデザイン。トゥーサイドとヒールサイドにノーズとテールそれぞれに配置されている


PREMIUM PUSAI
足元から有効エッジの端に向かってV字状にカーボンを配置することで、必要な部分だけにしっかりとハリを持たせた。滑走時の安定感と推進力を高めつつも、センター部分は柔らかく仕上げているので、スイッチや回転技など自由度の高い動きもしっかり楽しめるプレミアムシリーズ。ツインチップ・ハイブリッド形状
PREMIUM SIGMA
LHT(ライトホールチップ)搭載モデル。板の先端部分の木芯を抜き、軽い素材に置き換えることで軽量化を実現。光が透ける構造と発色の良いソールカラーのおかげで、まるでボード自体が光っているように見え、視覚的にも軽快さを感じられるのも魅力だ。実際の滑走感もとても軽やかでクセがなく、素直な乗り味を楽しめる1本に仕上がっている


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