「自由な滑りの追求」を掲げるSCOOTERの理念を体現する代表的シリーズが「DAYLIFE」。フリーライドとフリースタイルの垣根を越えるスノーボードとして確立されたDAYLIFEシリーズは3つのモデルであらゆるライディングスタイルに応えている。
その基準となる「DAYLIFE」は、ライダー曽根和広と共に29年間という長い年月をかけ、開発テストを続けている唯一無二のモデルである。バンブーと複数素材を組み合わせたハイブリッドコアを採用し、自然なしなやかさと高反発性を兼ね備える。ノーマルキャンバー構造、3Rサイドカーブ、ノーマルウエストという王道設計が特徴で、エッジホールドと操作性に優れたフリーラン志向のモデルだ。高速でも低速でも正確なターンが決まり、地形への対応力も高い。しなやかなフレックスと優れたトーションバランスにより、ゲレンデのあらゆるバーンでしっかりと乗れる、まさにこのシリーズの原点といえるボードである。
DAYLIFEにパウダーライディングのテイストを取り入れた のが「DAYLIFE-THRUSTER」。パウダーとハードバーンという 相反するコンディションを両立するオールマウンテン仕様のモデルだ。ノーズロッカー+Sキャンバー構造によって、深雪での浮力と整地でのエッジグリップを見事に両立。セミワイドウエストと2Rサイドカーブ、テーパード気味のシェイプが細かい切り返しをしやすくし、ツリーランなどでも軽快な操作性を発揮。セミスワローテールはスイッチやトリックにも対応し、ハードバーンでは粘りのあるカービングを楽に楽しめる。
さらに、深雪での操作性を極限まで高めたのが「DAYLIFE-VERNIER」。最もパウダー性能を重視したモデルで、Sロッカー構造とワイドウエスト、短い接雪長によって高い浮力と自由な操作性を両立。2Rサイドカーブとテーパード形状により、テール側でのボードコントロール性能も高く、ツリー内など狭い場所でも軽快に動ける。セットバックは控えめだが、テール長をしっかり確保して、加速・オーリー・スイッチと多彩な動きに応える。
3モデルの主な違いは、用途と構造にある。DAYLIFEはフリーラン中心、THRUSTERは整地とパウダーの両方、VERNIERはパウダー特化。キャンバー構造はノーマル→ Sキャンバー→Sロッカーと変化し、ウエスト幅も順にワイド化している。ただし接雪長は短くなるため、操作性はむしろ向上。ワイド=鈍重というイメージを覆す軽快さが保たれている。サイドカーブもDAYLIFEの3R(ノーズ・テールがきつくセンターは緩やか)から、THRUSTER/VERNIERの2R(ノーズが緩くテールがきつい)へと変化し、後ろ荷重でもしっかり踏める構成となっている。
素材面ではDAYLIFEは振動吸収性と反発のバランスに優れたコンビネーションコアを搭載。THRUSTERは軽さと安定性を両立した中間設計、VERNIERは軽量かつ高反発、トーションコントロール性を高めた構成だ。すべてのモデルが、長年のフィールドテストと滑走データに基づき、滑り手の実感に応える形で仕上げられている。
「気持ち良いフリーランを楽しむならDAYLIFE」「どちらも妥協したくないならTHRUSTER」「深雪を遊び尽くすならVERNIER」と、SCOOTERが29年かけて磨き上げてきた開発哲学が、この3本に凝縮されている。自分のスタイルに合わせた“選べる自由”こそ、DAYLIFEシリーズ最大の魅力だ。





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