【ライダーインタビュー】Unity 2025シーズン振り返り ― 新しい仲間と共に歩んだ成長のシーズン 2025.09.10

2025シーズン、ガールズスノーボードチーム Unity は活動の幅を大きく広げた。 昨年まで1回のみだったイベントは、夏の東北クエスト、冬の栂池高原、ネコママウンテンと計3回に拡大。さらにライダーセレクションを初めて開催し、新たな仲間を迎えるなど、大きな節目となるシーズンとなった。 挑戦と成長、そして仲間との絆を深めたこの一年を、3人のライダーが振り返る。


Q1:今シーズンはどんなシーズンでしたか?

裕里: 昨シーズンまでUnityの活動はネコママウンテンでの1回のみでしたが、今シーズンは夏季に東北クエスト、冬季に栂池高原とネコママウンテンで合計3回開催することができました。 開催地を広げ、回数を増やしたことでより多くの方々にご参加いただけたのがとても良かったです!それによって、とても濃いシーズンになりました。加えて、ライダーセレクションを行ったことも印象的でした。 里菜: 新しい形でのスタートだったので、ドキドキもありワクワクもありましたが、みんなで楽しく活動できて、とてもいいスタートが切れたシーズンだったと思います! はのん: 今シーズンからUnityの活動に参加し、新しいことに挑戦できてとても楽しかったです。さまざまな刺激を受けながら、経験を積むことができたシーズンでした。

Q2:チームで活動していて特に印象に残った出来事は?

裕里: はのんがチームに加入して、冬季シーズンは初めて3人で活動しました。栂池高原もネコママウンテンも3人で開催したのですが、たくさんの方に来ていただき、終わったときには「やりきったね!」という達成感をみんなで味わえたのがとても印象に残っています。
里菜: ネコママウンテンでのライダーセレクションです。初めての試みだったので不安もありましたが、参加者と一緒に滑ったり、その後に話したりと、とても有意義な時間になりました。 はのん: いろんな方とセッションをしたり、たくさんお話できたりして、「教えることの楽しさ」を感じられたのが一番印象に残っています。とても楽しかったです!

Q3:今シーズンは「ライダーセレクション」が初めて行われました。開催してみてどう感じましたか?

裕里: 初めての試みだったので、正直参加してくれる人がいるのか不安でした。でも実際に開催してみたら、参加者のスノーボードへの意欲や熱意を強く感じられて、それを共有できたのが嬉しかったです! 里菜: 自分たちにはない個性や滑りを持っている人を見ることができ、自分はここを重視して見るんだな、という新たな発見もありました。とても貴重な経験になったので、開催できて良かったと思います。
はのん: 今までは評価をもらう側だった自分が、初めて評価する側に立ってみて、それぞれに強みがあってとても難しかったです。また、面接ではみんなの考えを聞くことができ、とても充実したセレクションになったと思います。

Q4:新しく加入したメンバーについて教えてください。

裕里: ジャンプが得意な子やジブが得意な子など、それぞれ個性があり、自分のスタイルをしっかり持っている子たちでした。セレクション当日は天候が悪かったのですが、それでも「自分のベストを見せよう!」という熱意を強く感じました。 滑走後には面談のような形でお話をしたのですが、「こんなスノーボーダーになりたい」「こんな活動をしていきたい」という思いをしっかり伝えてくれて、その姿勢がとても印象的でした。これから一緒に活動できるのがとても楽しみです! 里菜: スノーボードに対してとても熱心で、スノーボード愛が強いなと感じました。一緒に滑っているときから「どんなライダーになりたい」「どんなスノーボードをしたい」など、たくさん話せてとても嬉しかったです。 天候が悪かったのに、最後まで攻め続けていた姿は本当にかっこよかったです! はのん: 一人ひとりに特徴があり、自分の色をしっかり持っていました。スノーボード人生において「これからどうなりたいか」という夢を明確に持っていて、とても応援したくなりました。これからのUnityがますます楽しみです!

Q5:個々の活動や大会について、今シーズン特に印象に残ったものは?

裕里: 個々の活動で印象に残っているのは、SAJ・FISの大会で初めてヘッドジャッジを務めたことです。最初は正直とても不安でしたが、それ以上に得られる学びが多く、自分にとって大きな経験になったシーズンでした。 里菜: 一番頑張りたい大会でもあり、優勝したい気持ちが強かったのはCOWDAY SLOPEです。結果的には決勝で決められず悔しい思いをしましたが、怪我から復帰して初めてFS1080をメイクできたこと、そして納得のいくルーティンを組めたことは嬉しかったです。 はのん: COWDAY SLOPEです!日本の大会の中でも難しいセクションと遊び心あるコースがとても楽しかったです。結果は悔しいものでしたが、トップライダーが集まる大会で結果を残せるようになりたいと思いました。

Q6:最後に、来シーズンに向けての意気込みをお願いします!

裕里: 新メンバーも加わり、さらにパワーアップしたUnityをお届けできればと思います。また、夏季・冬季ともに「Come Ride With Unity」を開催予定です。より多くの方にUnityというチームや活動を知っていただき、スノーボードの楽しさを発信していきたいです! 里菜: 新メンバーが加わり、少しずつチームの形ができてきていると思います。Unityというチーム名をもっと多くの人に知ってもらい、これからさらに盛り上げていきたいです! はのん: 今シーズンの活動で学んだことを活かし、もっとUnityの活動を頑張りたいです。新しく入る仲間と一緒に、Unityをさらに盛り上げていきます!

新しい仲間を迎え、さらに進化を続けるUnity。来シーズンも「Come Ride With Unity」をはじめとする活動を通じて、スノーボードの楽しさと可能性を多くの人々に伝えていく。

挑戦と笑顔を分かち合いながら走り続けるUnityのこれからに注目したい。

【Profile】 芳家 裕里 /1996年2月22日生まれ ■身長/147cm ■スタンス/レギュラー 46cm ■アングル/前6度、後ろ9度 ■スノーボード歴/18年 ■ホームマウンテン/鷲ヶ岳スキー場、高鷲スノーパーク、ダイナランド ■使用アイテム/ ボード:INCITE LYT ブーツ:TEAM BOA バイン :NX TEAM ■ Instagram/@yuuriyoshika
【Profile】 芳家里菜/1999年4月9日生まれ ■身長/149cm ■スタンス/グーフィー ■アングル/前 12度、後ろ 3度 ■スノーボード歴/ 18年 ■ホームマウンテン/鷲ヶ岳スキー場、高鷲スノーパーク、ダイナランド ■使用アイテム/ ボード: INCITE LYT ブーツ:TEAM BOA ビンディング:NX TEAM ■Instagram/@rinayoshika
【Profile】 土屋 波音/2009年3月4日生まれ ■身長/153cm ■スタンス/グーフィー46cm ■アングル/前12度、後ろ12度 ■スノーボード歴/9年 ■ホームマウンテン/Hakuba47、栂池高原スキー場 ■使用アイテム/ ボード:INCITE LYT ブーツ:TEAM BOA バイン :NX TEAM ■ Instagram/@hanon.tsuchiya