WOW SUMMERが、最近噂の熊谷クエストに挑戦!!

『WOW SUMMERの熊谷クエスト突撃』ストーリーを
WOWメンバーでスノーボードフォトグラファーのZIZO手記にて、リアルにお届け。

2025年8月、灼熱の太陽が照りつける真夏の日。埼玉の山奥にある“熊谷クエスト”へ向かった。
ここは、ただの練習場ではない。ナショナルチームの強化選手たちが本気で通うハーフパイプ専用施設だ。
つてプロスノーボーダーとして第一線で活躍し、時代を牽引したムービー、ファーストチルドレンで映像制作をしていた佐藤康弘氏。
いまやナショナルチームのコーチとしても活躍している、業界を知り尽くした人物。若き選手たちのためにという、自らの情熱でこの場所を形にした。

ハーフパイプの経験値も豊富なDoggyさんは、炎天下のなか気合いのスピンを繰り返す。WOWの過酷な撮影で鍛えられた(!?)タフさと身体能力はハンパない。

ドローン映像から始まったワクワク

きっかけはYouTubeで見つけたドローン映像。あまりのスケールに「ここで撮りたい!」と心を奪われた。
現地で撮影しているナオキに聞いてみると、「強化選手たちがガチ練習してる場所ですよ」と言うではないか。
すぐにWOWのDoggyさん
(笠原ケイジロー)に連絡すると、彼も同じ映像をチェック済みで、あれよあれよという間に撮影が決まった。

気合いの入ったDoggyさん(左)とワクワクしっぱしの猫ちゃん(右)

想像を超えるアプローチ

迎えた8月14日。当日は僕が予定より1時間早く着いたのにも関わらず、DoggyさんとWOWメンバーの猫ちゃんはすでに滑り出していた。
アプローチのブラシを全速で駆け上がり、空中に飛び出す姿。着地の衝撃音がゴルフ場の静けさに響き渡り、そのスケール感に鳥肌が立った。

「ここは本当に練習場か?」と疑いたくなるほどの迫力。大きなアイテムを前に、見ているだけで心がざわつく。

静けさの中に轟くブラシ上の滑走音と着地の衝撃音。何度も転びながら挑戦を続けた猫ちゃん photo: Daisuke

セッションの熱気

Doggyさんは何本かストレートエアーを繰り返すうちに感覚を掴み、スピンに挑戦。元ハーフパイプ選手らしい滑りで、アプローチを変えながら何度もチャレンジする姿は圧巻だった。

一方の猫ちゃんは久々のハーフパイプに苦戦。何度も転びながらも挑戦を続ける姿に、逆にハーフパイプの難しさと奥深さを感じさせられた。

炎天下の中、ライダーたちは息を切らしながらも笑顔でハイクアップを繰り返し、自然とセッションの空気に。
強化選手も混ざり、真剣さと楽しさが入り混じる時間になった。

この模様はWOW SUMMERにて公開!! ぜひチェックを!!    photo: Daisuke


佐藤康弘氏に聞いた“熊谷クエスト”のこれから

最後に佐藤氏に話を伺った。

「ここは本気でトリックを磨きたい人のための場所です。料金はゲレンデの一日券より高いですが、それだけの設備と環境があります。若手を育成しながら、昔ハーフパイプをやっていたライダーも集めてイベントをやってみたいですね」

ただの練習場ではなく、挑戦するスノーボーダーを熱くさせる場所。
リスクはあるけれど、それ以上にライダーを突き動かす力が、この熊谷クエストには確かにあった。

photo: ZIZO & Daisuke Shibata


WOW SUMMERの動画はコチラからチェック!!
https://www.youtube.com/@wowsnowboard


埼玉クエスト/熊谷クエスト 公式ホームページ
https://www.saitamaquest.com/