近年、多くのユーザーがその魅力を実感している新時代のバインディング＆ブーツシステム「STEP ON®︎」。ラインナップも増え、システム自体もさらに進化し、その信頼性と人気はさらに急激にアップしてきていることは事実。
SBN FREERUNでもその利便性と快適性、さらにすぐれたパワー伝達など記事にて魅力を紹介している。
STEP ON®︎ は、従来のようなストラップを使用せずにブーツをバインディングに固定するオリジナルのシステム。 Burton創設者であるジェイク・バートン・カーペンターの「誰もがより簡単にスノーボードを習得できるような、バインディング&ブーツのシステムを作りたい」という想いをきっかけとし、開発が始まったのがSTEP ON®︎ だ。
2016年の12月、雪上で初めてその姿を披露。初代STEP ON®︎ として発売されたのは、開発から5年という歳月を経た、2017年のこと。そして発売から7年、これまで様々な進化を遂げてきたSTEP ON®︎ のパフォーマンスを、幅広いスノーボーダーが体験している。
BURTONが開発したSTEP ON®︎システムは、その可能性をさらに拡大し続けている。すでにブーツではDC、NITROがSTEP ON®︎ブーツを発売、バインディングではFLUXからSTEP ON®︎システム搭載モデルが登場しているが、今回さらにスノーボードバインディングのリーディングブランドとして幅広い支持を得ているUnion Binding Companyから、STEP ON®︎システム搭載モデルが発売されるのだ。
Burton のSTEP ON®︎ テクノロジーに対して、そのパフォーマンス性・耐久性・快適性・機能性において、高い次元で完成されている唯一のシステムであることを認識していたというUnion Binding。
UnionとBurtonは、2021年に初めてプロトタイプの開発に合意し、Unionバインディングの新しいラインナップにSTEP ON®︎ を採用することの検討を開始。Union は2023年6月にBurton のバーリントン本社を訪問。Burton は2023年8月にUnion のイタリア本社を訪問し、戦略的なパートナーシップを締結したという。
Union Binding Company のCEO兼ゼネラルマネージャーであるMartino Fumagalli 氏は次のように述べている。
「この業界への恩返しをしたいという思いの中で、これ以上の貢献はないプロジェクトであると思っています。Burtonとのパートナーシップにおいては、単なる一つの商品開発にとどまらず、STEP ON®︎ が持つあらゆる可能性を進化させたいと思っています。今、まさにスタートラインに立ち、これから全員でそれを達成していくことにワクワクしています」
一方、Burton のCPO（Chief Product Officer）である Chris Cunningham氏 は
「今回のパートナーシップが実現し、Union チームを STEP ON®︎ファミリーに迎え入れることができて、大変喜ばしく、興奮しています。このプロジェクトがこれまでにない独創性を発しているのは、スノーボードバインディングの開発においてお互いが深く長い進化の歴史を持ち、それを推し進めてきた大きな情熱をお互いが持ち合わせているからだと思っています」
と、コメント。
STEO ON®︎のパートナーシップにおいては、パートナーがその規格に基づいて独自に製品を開発できるようにすることで、生産からサポートまでを強化することが可能になる。
結果、ディーラーから小売店に至るまで販売面での連携もスムーズになり、結果多くのスノーボーダーにそのパフォーマンスを届けることができるということだ。
さらに
「我々はバインディングとブーツの接続部分において、共有のテクノロジーを採用しています。
競争ではなく協力することで、さらなるイノベーションに注力することができ、結果として
より多くのスノーボーダーにそのパフォーマンスを提供することができます」とCunningham は話してる。
Union Binding Company のCEO兼ゼネラルマネージャーであるMartino Fumagalli 氏（左）、Burton のCPO（Chief Product Officer）である Chris Cunningham氏（右）
2025年1月に販売開始されるというUnion Atlas STEP ON®︎。さらに選択肢が拡大されたSTEP ON®︎、未体験の人は、一度ぜひ試してみることをお勧めしたい。
