フリースタイルを追求してきたNOVEMBERだからこその機動力が魅力の新たなフリーライドモデル

10/13/2024

NOVEMBERsnowmaterial：C-KENTIAL / DOGWALK

OGASAKAファクトリーのブランドの中でも「NOVEMBER」は2002年のスタート以来、「ARTISE」「DESIRE」といった高性能なフリースタイルボードを基軸に多彩なスノーボードのスタイルに対応するラインナップを作り続けているブランド。

パーク、ジャンプ、グラトリで圧倒的な人気モデルを生み出しながらも、近年はその豊富な技術力を駆使した「ALL MOUNTAIN POWDER対応」モデルの進化にも目が離せない。

今回は新たに「C-KENTIAL」「DOGWALK」がラインナップとして加わった。

C-KENTIALは中低速域でもパウダーの中で浮く十分な浮力と優れた取り回しの良さを備えたミッドフレックスモデルだ。フリースタイルモデルのようなスクエアなノーズ＆テールに、20mmのテーパードを入れたシェイプ。
ローキャンバーベースにノーズ部にロッカーを設定した独自のパウダーキャンバーシステム形状を採用し、パウダーでの走行安定性能とイージーなカービング性能を両立。さらにオーリーやスピン、ランディングの安定性といったNOVEMBERが得意とするフリースタイル性能をブレンド。

パウダーの中でギャップを見つけてジャンプを仕掛けて回してみたり、スイッチで滑ったりと自由に遊び回るのに最適な性能。
一方、ハード過ぎない程良いミッドフレックスとトーションによる高いコントロール性能でカービングターンも気持ちよく楽しめるところもこのボードの持ち味だと言える。

ルアーの「ドッグウォーク・アクション」から名付けられたというDOGWALKは、ワイドなノーズからナローなピンテール形状へと変化する最大40mmというスーパーテーパード形状の設計で、モデル名に違わぬクイックなノーズコントロールが可能。

C-KENTIALと同様にパウダーでの走行安定性能とイージーなカービング性能を両立させた独自のパウダーキャンバーシステム形状を採用し、走り出しでもたつきやすい緩斜面のパウダーでもワイドなノーズが十分な浮力を発生させ、低速時からスムーズに加速していく。

独特なナローテール形状はサーフィンのカットバックのようなスプレーを巻き上げるダイナミックなパウダーターンを可能にする。
さらにナローなピンテールへと繋がるエンド付近のサイドカーブをきつめにすることでテールエッジでの力強いグリップを生み出し、圧雪面でのカービングターンの安定性を十分に持ち合わせているところも、このボードの魅力だろう。

両モデル共にコアにはNOVEMBERが独自開発した超軽量FM2コアを採用し、総重量の軽量化に成功。ス
イングウェイトが軽いので、取り回し易く、コントロール性の自由度をさらに引き上げている。

パウダーやワイドな圧雪面でもトリッキーな動きも楽しみたい。そんなアグレッシブなフリーライディングを楽しむための1本を探している人には、この2本をまずはチェックしてみることをオススメしたい。