ついに21.22シーズンも最終シリーズを迎える。
4日間に渡るアルパインレースが富士見パノラマで幕を開けた。
2日前は東京でも雪が降る寒さだったが、この日は晴天で雪も緩む暖かさであった。
DAY1
予選は順調に進み、ノックダウンへ。
今期3戦あったデュアルスラロームであるが、なんと3戦ともKIMUTOMO(KESTLEER)と今井(KESTLEER)の師弟関係がノックダウン1ラウンド目で対戦相手となってしまう。
KIMUTOMOはこの連戦の主催者である。勝ちたい気持ちと、教え子に勝って欲しい気持ち、何とも複雑な思いでのレースであるが、それが勝負の世界である。
結果は、3回目の勝負も負けてしまった。
ベテラン勢の歓声が沸いたのは1ヒート目の戸田(AMICS)vs翠川(ALC)
今期必ず上位に食い込む戸田は、着実に勝ち進んで行くのだろうと思いきや。
翠川のさらっとした何ともスムーズな流すターンがハマり勝ち上がる。
ノックダウンは進み、優勝争いは平林vs武川(GRAY)となった。
2名同時に出走するデュアル。本戦はタイムではなく、ゲートが空いてからフィニッシュが早かった方が勝ちとなる。
そのため、タイミングよくスタート出来た方が有利なのであるが…
なんと決勝戦で武川がフライングをしてしまう。
平林の堂々優勝が決まった。
1位 平林龍人
2位 武川慎(GRAY)
3位 今井凌(KESSLER)
4位 翠川孝博(ALC)
5位 河島広輔(AMICSS)
6位 白川尊則(YONEX)
Womenは前回優勝の金澤(OGASAKA)がやはり強かった。
それに続く2位はアマチュアの加賀谷。
前回大会スマイルカップと同じ1-2フィニッシュである。
1位 金澤野愛(OGASAKA)
2位 加賀谷奏来
3位 吉井なな(BLACKPEARL)
DAY2
本日のセットはパラレルジャイアントスラローム。
バーンは同じであるがボードもゲートの間隔も違うため、選手の得意・不得意も出るだろう。
コースの荒れもある。同じラインを何回も通るとできる掘れや、雪が外側に押し出されてできるバンクはプロ戦ともなると、かなり深いと言われる。
ここ富士見パノラマでチームのコーチングを行っている小島(SA1)や、昨日は予選1本目で転倒していた黒木(MOSS)が本戦に残っている。
さらに昨日悔しい思いをした選手達の巻き返しはいかに。
1位 戸田大也(AMICSS)
2位 今井凌(KESSLER)
3位 小島大翔(SA1)
4位 黒木“マコツ”誠(MOSSFLUX)
5位 翠川孝博(ALC)
6位 兼松直生
GSはスピードが出る。滑走中の姿は女子でも力強くカッコいい。
Women最初のラウンド、3ヒート目は両者フライングに。
斜度が緩いと最初の勢いが大事であるので、スタートにシビアなのであろう。
要マークは、シーズン後半で乗りに乗っているアマチュア加賀谷。努力が結果に表れてきたか。
黒木は昨年度ここ富士見の大会で優勝している。返り咲きを期待したいところだが…
1位 金澤野愛(OGASAKA)
2位 加賀谷奏来
3位 村田希空
プレッシャーに耐えぬいたディフェンディングチャンピオンは金澤(OGASAKA)
これにて今シーズンのプロ戦は全戦終了。
また来シーズン、パワーアップしてお会いしましょう。