8月1日、大阪キングスの周年祭イベント「G . O . P 0 7」が開催された。そのイベントレポートをお届け!

長い梅雨がようやく明けた8月1日、大阪キングスの周年祭イベント「GOP07」が開催された。毎年盛り上がりを見せているこのイベントは、今回で7回目。しかし、今年は開催が危ぶまれていた。理由は周知の通り、春から猛威を奮っている新型コロナウィルス感染症の影響を考慮する必要があったからだ。安全は確保できるのか?この状況下で人は来てくれるのだろうか?いつになったら安全にイベントができるのであろうか?
正直、ネガティブな要素を挙げてみるとキリがない。そんな中、大阪キングスが下した決断は開催決行。入り口での検温、アルコール消毒による徹底除菌、マスク着用、徹底した対策をとった上でイベントが行われた。

Text: Tatsuki Inamura
Photo:laftam 木内勇介

この日は晴天。参加者達は気持ち良さそうにスノーボードを楽しんでいた。
協賛メーカーの出店ブース。

今回は協賛スポンサーであるCAPTAIN STAG、SPOTAKA、牛乳石鹸も普段以上の想いがあり、協賛をいただけたと個人的には思っている。なぜなら、協賛したイベントに感染者が出たならば、間違いなく今後は他のイベントへの協賛も難しくなる。加えて、その会社がダメージを受ける可能性もゼロではない。それも承知の上でこのイベントに協賛をしていただけたのだろう。
『みんなの遊び場を守りたい』という強い思いがあり、今回の決断に至ったのではないだろうか。そんな理解のある会社、スタッフの方には熱い想いがあったに違いない。
また、ポジティブに考えてみると、イベントを成功させることは今後も長く続くであろうイベント自粛モードの1つの光になりうる。
野外でのイベント開催、かつ万全な対策を行い成功させることは、他の場所で行われるスノーボードイベントにも良い影響を与えるはずだ。

左) MC VOL 右) 大阪キングス代表岡本圭司。S-LIFE DESIGN協力の元、普段はマスクを嫌う岡本もイベント時にはマスクを着用。
人気イベント” スリーグッド” での参加者のトウィーク。

イベントというのは参加してくれる方達がいるからこそ成り立つ。こんな時だからこそ、参加者の有り難みをより一層感じとることができる。

背景の山々をバックに飛ぶライダー達のジャンプは一段とよく映える。

毎年、ライダー達も周年祭を祝うために各地から集まってくる。滑りで魅せてくれるのはもちろん、ジャッジをしたりお客さんと滑ってくれたり、イベントの主催者にとってこんな嬉しいことはないだろう。
加えて、今年はP-CAN FACTORY、チョコチャン、LEAD 大阪、92CREW、あすかだよのYouTuberや各SNSで活躍するインフルエンサー達も多く参加。こうした一般層への発信を得意としている影響力のある人達も自ら大会に参加して、ライダー達と共にイベントを盛り上げる。

お互いを称え合う( 左) 谷口尊人 ( 右) 西村大輔。レジェンドクラスのトーナメント対決の一コマ。大会ならではの良い光景。

今回のメインイベントであるCOW KIN。アマチュアクラス、30歳以上のレジェンドクラス、プロクラス3 つのクラスに分かれて行われるお題形式のトーナメント大会。一般的な大会とは違い、様々なレベルの人たちが楽しめるように工夫が施されていた。予めトリックが決まっているので、観ている側もわかりやすかったではないだろうか。

各クラスの入賞者には賞金と景品が授与される。写真はとっても嬉しそうな表情が印象的だったレジェンドクラスで優勝した西村大輔。

夜にはゲストを招いてのライブやムービー試写会などが行われた。

G.O.Pで毎度おなじみの..Martha&Georgieのライブ。何度聞いても癒される。
OUPPUTによるメービー試写会。若い彼らがどんな風に成長していくのかとても楽しみ。

今年も無事に終えることができたG.O.P 07。このコロナ渦のなか行われた今回G.O.Pは、ある意味試されていたのかもしれない。しかし、参加してくれる方達やイベントを必死に盛り上げてくれるインフルエンサーの方達、ライダー、協賛メーカーなど、沢山の方の支えによってイベントを成功させることができた。
こんな時だからこそ、協力しあい、工夫しながら対策を行うことで、これに続くように楽しめるイベントが1つでも多く開催されることを願いたい。
個人的には久しぶりに1日中、太陽下にいたのでさすがに疲れてたが… 楽しさと充実さが残った良い1日となった。

そんなイベントの様子を短くまとめた動画をご覧ください。

G.O.P07 movie