あなたは、6月に外で滑ったことがありますか?
だいたいの人は “NO” と答えると思うこの質問。まぁ、標高の高い山などに登る滑り好きな人もいるだろう… 。しかし6月に外で、しかもパークを滑れるという機会は今までなかったのではないだろうか。それがまさかの今回、6月1~2日という限定2日間で、なんとクローズしたかぐらスキー場に特設パークが登場しイベントが行われたのだ。
Text: @ryuichi_kabeta
Photo : @tqkqkun、@ryohiwatash
通常のシーズン中なら、かぐらスキー場まではロープウェイからリフト、ゴンドラを乗り継ぎ到着するのだが、ゲレンデの営業がとっくに終了したこの時期なだけに、今回の特設パークがあるかぐらスキー場までは “車移動” というスタートからすでに特別感がある。普段滑り慣れたゲレンデを車で上がって行くというのは、すごくワクワクするもんだ。
特設パークのあるゲレンデに到着すると雪が現れた。周りは緑に囲まれ、その中に白い雪とジブなどのアイテムが目の前に飛び込んでくるという不思議な感覚。この時期に集まったスノーボードジャンキーたちは、早々と着替えを済ませ足早に雪上へ向かった。
開会式の合図と共に参加者達は一斉にハイク!お目当のアイテムを滑ったり、ハイクしながら他の参加者の滑りを見ながら、みんな楽しそうにパークに没頭する。
午後は、ボックスとレイルで技のお題を決めゲームを開催!出されたお題のみをチャレンジするというシンプルなゲームだからこそ大盛り上がり。
そもそも今回のイベントを開催した理由はなんだったのか?
主催者の “Moge” こと宮内雄大に話を聞いてみた。
ちなみにこのイベントは、スノーボードだけでなくスノースケートセッションも合同開催された。
シーズン中もかぐらスキー場でスノースケートのイベントを開催し、このイベントでもスノースケート部門をオーガナイズした松井英子は、開催についてこう話す。
そして、初日の夜はナイトセッションもおこなわれ、普段とは違う雰囲気に参加者やライダーまでもが本気になって遊び倒していた。熱い夜になったのは言うまでもない。
2日目は、フリーセッションからのベストトリックジャムセッションを開催。自分の得意な技やこのイベントで新たにマスターした技などを繰り出し参加者同士でプッシュしあっていた。トリックをメイクしたらみんなで「YEAH!」、失敗しても「爆笑」と、終始穏やかな雰囲気の中みんな楽しんでいた。
6月に外で滑れるというだけでも一大イベントなのにも関わらず、レッスンやミニコンテスト、ナイトセッションや抽選会など、この2日間を通してコンテンツが盛り沢山。シーズンラストを最高なイベントで締めくくった参加者たちはみんな充実感に溢れていた。