3年の開発期間を経て、MOSSを代表する高性能オールラウンドボード「KING」が生まれ変わった

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THE UNTOLD STORIES 17/18_MOSS SNOWBOARDS(モス スノーボード)

(左)
KING
Size: 1445, 1475, 1510, 1545, 1575, 1600
Price: ¥108,000

(中)
KINGCABALLERO
Size: 1510, 1545, 1585
Price: ¥102,000

(右)
CABALLERO FX
Size: 1510, 1545, 1585
Price: ¥120,000

日本のスノーボードヒストリーにおいて常に最先端をいくブランド、MOSSを代表する名機種として15年以上に渡り愛され続けているオールラウンドボードがこの「KING」だ。無駄なく洗練されたアウトラインと浅めのサイドカーブ、特殊反発軽量ウッドコア、深みのあるフレックスはいかなる場所でも抜群の安定感と走破性能を発揮する。そしてエキスパートが求める高い操作性能にもしっかりと対応できる適応範囲の広さこそ、まさにその名の通りのオールラウンドボード“KING”の証だ。それだけの完成度の高さゆえに、改良には3年の開発期間を要した。

高級感漂うマットブラックを基調とした仕上がりには、MOSSのモノ作りへの拘りがあらわれている
高級感漂うマットブラックを基調とした仕上がりには、MOSSのモノ作りへの拘りがあらわれている

構成材料の変更により大幅な軽量化と共に、粘り強さを持ちつつキレのある反発力が加わって、これまで以上に足裏から伝わるダイレクトな操作感がアップした。さらにKINGから派生した「CABALLERO」と「CABALLERO FX」も進化。CABALLEROはKINGのシェイプをベースにアウトラインをワイドに設計。特殊ファイバーを搭載し、緻密なフレックスとトーションの調整によるバランス感の優れた操作性が魅力。KINGよりワイドに設定したことで高速域の安定感が向上し、サイドウォールの角度変更によって攻めるフリーライディングも可能になった。

 一方、CABALLEROにメタルを搭載したのがCABALLERO FXだ。メタルボードの特性である優れたエッジグリップの安定性と走破性、ラウンドボードが得意とするエッジグリップを逃す自由度も高いという操作性の良さを併せ持つハイスピードフリーライディングモデルだ。今期よりメタルを4mmから3mmへ、形状も変更し、メタルの安定感を維持しつつ、細かい起伏などの操作性能を向上させた。サイドウォールの角度変更もおこない、安定感がありながらもコントロール性を重視したモデルに仕上げられた。

一見3本の違いはテイル寄りにあるモデル名表記のみ。ランニングレングスや有効エッジ長は変わらないが、幅が僅かに異なり、素材が違うことで乗り味の特性が調整されている
一見3本の違いはテイル寄りにあるモデル名表記のみ。ランニングレングスや有効エッジ長は変わらないが、幅が僅かに異なり、素材が違うことで乗り味の特性が調整されている

これらCABALLERO、CABALLERO FX共に154.5cmをユニセックスモデルとしてリリース。だが、このサイズはあえてワイドにはせず、KINGのシェイプを採用。より多くのスノーボーダーに手にして欲しいためだ。常に時代の最先端を走り、高い完成度を誇るMOSSのラインナップ。さらにひとつひとつの改良がライディングを着実に進化させる。スノーボーダーのモチベーションとパフォーマンスをいかに高めていくか、MOSSの進化はこの先も止まることはない。

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