PSA ASIA Snowboard Pro Tour
2017/2/10
Round 9
Halfpipe
PSA halfpipe in Nango 40th Anniversary
Round8のスロープスタイルに引き続き、南郷スキー場にてハーフパイプのプロアマオープン戦が行われた。
本大会となった会津高原南郷スキー場は40周年を迎え、また雪不足となった昨シーズンとは打って変わり十分な積雪に恵まれ、各選手たちは最高のコンディションで、大会に臨めることを期待してきた。
しかし非常に強い寒気が流れ込んだため、昨年に引き続き暴風雪に悩まされる大会となってしまった。
強風のため、ホワイトアウトしてしまい女子の公開練習は1時間遅れで開始となるなど、終始強風が吹き荒れスタートコールが出てからも、なかなかスタートできない選手もいるほどだった。
予選通過者は女子6名、男子12名で決勝が争われた。
悪天候の中でも確実に自分のルーティーンを決めきった選手がファイナルへ進むことができた。
ファイナルは女子からのスタート。天候は相変わらず暴風雪視界不良のとても厳しい状況の中、行われた。
男子ファイナルも強風と激しく降り続く雪で、板が走らない状況の中、ファイナリスト達は悪天候をものともせず、ビックトリックを次々と繰り出すなど、ハイレベルな戦いとなった。
優勝は吉田景風選手。バックサイト540からフロント720,cab720,ロデオ540で吉田選手も連覇を達成。2位は重野秀一郎選手、フロント900-バックサイド540-フロント720-cab720-インディグラブ。インパクトのあるフロント900を最初の技に入れて会場を沸かせ、アマチュアからの表彰台を決めた。3位は永田浩範選手。インディグラブからバックサイド540、ロデオ720、キャバレリアル、ロデオ540をメイクして入賞を決めた。4位は大塚玲央選手でロデオ720-キャバレリアル-インディ-バックサイド540。5位が前田力穩選手でフロントサイドミュートグラブ-バックサイドミュートグラブ-フロント900-バックサイドミュートグラブ-フロント360。6位藪亮太選手でエアーからバックサイド540-フロント540-バックサイド900を決めた。
2位 重野秀一郎(アマチュア)
3位 永田浩範
4位 大塚玲央
5位 前田力穩(アマチュア)
6位 藪亮太(アマチュア)
1位は小野光希選手。cab720から、インディ-バックサイド540-フロント360で勝利を収め、連覇を成し遂げた。cab720を決めるなど、圧巻の滑りで予選決勝ともトップで優勝だった。2位は喜多風和里選手で、インディグラブ-トゥイーク-フロント540-ミュートグラブ-フロント360で、アマチュアからのトライアルでプロを抑え2位に食い込んだ。3位は内山ミエ選手。ミュートグラブ-インディグラブ-トゥイーク-フロント360-キャバレリアルで、ダントツの高さと安定感で3年ぶりとなる大会にも関わらず、入賞を決めた。
優勝 小野光希
2位 喜多風和里(アマチュア)
3位 内山ミエ
悪天候で実力を出し切れない選手がいた中、確実に自分の実力を出し切り勝利を引き寄せた小野選手、吉田選手らが今後のPSA ASIAプロツアーを牽引してくれる事を期待している。
WORLD SNOWBOARD TOUR
http://www.worldsnowboardtour.com/events/psa-halfpipe-in-nango-40th-anniversary-2017/