HUK(左)
Size: 151、153、155cm
Price: ¥61,000
HUK B.C.(右)
Size: 152cm
Price: ¥68,000
鈴木伯のシグネチャーボード・HUKに新たな仲間が加わることになった。その名もHUK B.C.。世界中のスノーボーダーを虜にする北海道のパウダースノーだが、伯がベースとする名寄は、その北の大地のなかでも別格とも言えるほどの超ドライパウダーが降り積もるエリアだ。そんな地でシーズン中は毎日のように雪山と向き合う生活を送る伯にとって、パウダーに特化したボードが必要になったのは自然な流れだったのかもしれない。
152cmのHUK B.C.は、パウダーボードとしては短めのレングスだが、ノーズからウエストにかけてワイドな形状をしている。そして、ノーズには長めのロッカーが採用され、後ろ足付近にキャンバーを取り入れた、いわゆるSロッカー構造をしているため新雪での浮力は抜群にいい。しかも、タイトなツリーランや連続する起伏があるスポットでも小回りが利くショートワイドボードながら、開けたバーンでは高速ターンの安定性を損なわないように絶妙なハリも併せ持っている。さらに、このモデルの最大の武器と言ってもいいコントロールスリットがテールに備えられている点も見逃せない。このスリットがあるおかげでパウダー滑走時に雪がそこから抜けて自然とテールが沈み込むため、意識的に後ろ足に加重をしなくてもノーズが浮き上がり、パウダーでのボード操作がよりラクに行えるというわけだ。また、圧雪バーンでもスワローテールほどテールが割れていないので、ターンの最後までエッジが雪面から抜けにくく粘ってくれる。本格的なバックカントリーからゲレンデのハジパウまで、とにかくジャパウをとことん堪能したい人には最適なモデルと言っても過言ではない。
もちろん、HUK B.C.が加わっただけではなく、本流のHUKもアップデートされている。より遊びやすいオールラウンドなディレクショナルツインボードとして進化するべく、フレックスはそのままに内蔵するカーボン素材を調整し、トーションだけを少しやわらかく変更したのだ。よく走る高性能ソール、バンブーが入ったしなやかなウッドコア、軽量性と反発性に貢献するハニカム素材の搭載など、ハイクオリティな滑りを実現するための要素はギッシリと詰まったまま! パウダーでもパークでも、さらに扱いやすく生まれ変わったHUKは、昨季モデル以上に滑り手がイメージするライディングをそのまま実現させてくれるだろう。
もしも、高価なパウダーボードの購入を検討されているのであれば、それと同じくらいの金額でHUKとHUK B.C.の2本が購入できるので、せっかくなら滑る日によって使い分けるのも悪くないかもしれない。いや、むしろ乗り分けたほうが楽しいに決まってる!
眞空雪板等 19/20 OTHER TOPICS
*以下TOPICSは随時UPしていきます。
——————————-
眞空雪板等 PAGE
今期のデジタルカタログはこちら。