被災地に行って思うこと

先週末にご縁があって、宮城県南三陸町に水や夏物衣料を届けに
行ってきました。

4ヶ月前からすると、ガレキの片付けは相当進んでいるということでした。
それだけに余計に津波に襲われた場所と、そうでない所がクッキリと
わかりました。

避難所や役場や仮設住宅やFM局や警察や消防署などなど、いろんなところへ
伺いましたが、皆さん口を揃えて、「わざわざ来てくれてありがとう」と
声をかけていただきました。

町役場でお話を聞いた際には、8月上旬には避難されている皆さんのほとんどが
仮設住宅に入れる見込みだということでした。
但し、住民の皆さんの希望される場所に100%答えきれないという苦渋の
気持ちもお聞きしました。
また、避難されている方々からも、希望通りにならないことへの不満や、
この先の不安についてもお聞きしました。

初めて訪れた僕に、何でそんな話をするのか?、最初は戸惑いましたが、
聞いているうちに、住民の皆さんも、役場の皆さんも、同じ被災者やその関係の
方々で、それぞれの立場で先のことを思うと不安でいっぱいなのだと思いました。
だから、その思いを話さずにはいられないし、町の人ではない第三者の僕の方が
言いやすいこともあるのではないかと感じました。
僕に話したところで、何の解決にもならないことは、現地の方々もわかっているのです。

でも、話をしたり、話を聞いたり、そして被災地ではないところの人たちと
「繋がってる感」みたいなものがないと、僕が逆の立場であれば先のことを
考えると不安でいっぱいになると思います。
ガレキが片付いたり、仮設住宅ができても、それは復興の通過点に過ぎません。
ゼロからの町づくりは相当な時間がかかると感じました。
そんな中で、これから自分には何ができて、どうやって「繋がってる感」を
作っていけるのか?

できることは小さいと思いますが、他人事とは思いたくないです。

D