今期もK2ならではの独自性に富んだ個性的なボードが発表された。クリーンライン、ユーロカーブ、軽やかなパウダーターンを基本コンセプトに開発・製作された『シンプルプレジャーズ』。このボードは、通常のゲレンデから裏山、サイドカントリー、バンクドスラローム、ハードパックの雪面まであらゆるスタイルのフィールドで楽しむことができる究極の1本に仕上がっている。
素材は、100%バンブーの耐久性と剛性を失うことなく、桐とポプラのウッドを組み合わせたバンブーブレンドコアを新たに採用。その結果、軽量化にも成功し、脚力の弱い滑り手でも自分が思い描くラインを雪上で描くことが可能となった。
ボードシェイプ(形状)は、長年の開発期間を経て誕生したK2こだわりのボリュームシフトシリーズを採用。ノーズとテールの面積を足の周りに配置することで、より操作性と安定性を向上させ、幅広で短いレングスにも関わらず従来のボード同様の浮遊感を味わえる優れた設計となっている。
気になるソール材には、プロのレースでも使用される最高級のシンタードカーボンベースを搭載。状況にあった滑走ワックスをしっかりとかけることで、その効果はより発揮され、驚くほどのハイスピード滑走をサポートする。
ではここで、百戦錬磨のK2チームライダー達がこの『シンプルプレジャーズ』をどう評価しているのか語ってもらった。まずは151を試乗した竹尾雄宇からのコメント。『 151はパウダーよりのオールラウンド向け。若干固めのフレックスなので板を踏んでカービングできる人にオススメです。パウダーではノーズ幅が広いので低速でも浮力が出て緩斜面でも楽しめる。しっかりとしたフレックス、トーションも感じられるのでハイスピードの急斜面でもしっかり対応してくれるボードです』
続いて、156を乗りこなした橋本 “HASSY” 貴興から以下のフィードバックがあった。
『 心地良く踏み込め、ソフトなフレックスに取り回しの良さが嬉しいですね。パウダーでの浮力に加え圧雪でも切れのあるターンが可能。 短いテールがエア時の抜けの良さを生み出し、空中でのアクションを華やかにします。直進性に秀でたアウトラインの形状がスノーサーフライディングの気持ち良さをより加速させます』
また、昨シーズンこのボードを誰よりも多く乗りこなした天海 洋。彼のコメントは編集ページでのボード紹介コーナーに掲載しているので、ぜひチェックしてもらいたい。
雪山をオールラウンドに楽しみ、よりカービングに乗りこなしたい人は、この『シンプルプレジャーズ』が最適。今まで体験したことのない最高のスラッシュ、ツリーラン、そしてフリーライディングももう夢ではない。