今年も昨年同様にコロナ対策としてスケートボード&キャンプを中心に人数制限を設け、ゆとりをもった屋外でのコンテンツを中心とした内容で開催したBEGINNING2022(8月20〜21日)。そんななかでも総勢411名、小学生以下のキッズだけでも112名が参加。今年で10周年を迎えたこのイベントへの想いをオーガナイザーの中澤弘純氏が伝える。
Text: Hiro
Photo: kentaroufuchimoto
「雨の降らないBEGINNINGは無い!」
そんな言葉があるのかないのか…?今回も初日の夕方から生憎の雨模様となったけど、スタッフたちは安定のチームワークでステージコンテンツを屋内フロアに移す作業をささっと敢行。
BEGINNINGに来てくれる遊びの達人たちも突然の雨や天候不良には慣れたもので、設置したタープやテントにすぐさま濡れちゃいけないギアを入れレインモードで各々楽しむスタイル。テントサイトでBBQを楽しんだり、雨でも滑れるKSPスケートパークも大人や子供が一緒になってずっと大賑わい!ライブを観たり、ワークショップに参加したり、スイカ割りをしてフルーツを食べたり。
自分の記憶でも全く雨が降らなかったBEGINNINGは過去に有ったのだろうか?って感じですが、そこはみなさん今までの経験からバッチリ対応していましたね(笑)。
そして、2日目の朝からはしっかり晴れて無事にすべてのコンテンツを行うことができました。
中でも、スケートボードコンテスト『MINIRAMP CONTEST』は今年も大いに盛り上がりました。
このコンテンツは、「楽しいだけじゃなく緊張や恐怖にも立ち向かってチャレンジして欲しい」という想いを込めて6年前から取り入れてきたもので、東京オリンピック以降、スケートボードは子供達の人気がますます高まっているというだけあって、このコンテストに参加する子たちのレベルもどんどん上昇していると感じています。
今では、キッズスケーターたちの登竜門的大会「FLAKE CUP CHAMPIONSHIP」へのワイルドカードをGETできる大会にまでなり、これにはキッズ達の頑張りにもより力が入っていたと感じています。(FLAKEさんご協力ありがとうございます!)
他にもムラサキスポーツによる初心者向けのスケートボードスクールなど、スケートボードコンテンツが充実していることもあって、BEGINNINGを始めた10年前はスノーボード愛好ファミリーが多かったけど、年々スケートボード愛好ファミリーも増加傾向なのかなと感じています。
このように横乗りコミュニティが集まりリピートしてくれて、さらに友達が友達を呼ぶスタイルで継続してきたBEGINNING。キャンプinスタイルで色々な体験や経験、そして沢山の繋がりを作れたのかなと思っています。
今回10年目という節目の開催に、関係者だけではなく参加する多くの方から10周年を祝う言葉やケーキのプレゼントもいただいたり、このBEGINNINGで今まで過ごした時間に対する想いを沢山聞かせてもらうことができました。
それは参加してくれてたみんなにとっても、このBEGINNINGというイベントが特別なものになっていることを実感させてくれたとても嬉しい瞬間で、繋がりが生まれる最高な場づくりを心がけてきたBEGINNINGは間違ってなかったと、みんなの笑顔が教えてくれました。本当に続けてきてよかった!!
個人的には、雨の中カメラのフレームに収まらないほどの特大花火を目の前で見た時に、この10年間の想いがこみ上げてきてウルっときちゃいました。
ステージパネルに看板、D Jテーブル、ドームテントにスケートボードランプ、BEGINNINGでずっと使っているものほとんどは手作りです。これまで「無理にお金をかけず作ったものをなるべく毎年継続して使おう!」と、裏方の間で意識してやってきたので、中には10年物もあります。最初は金銭的な面での負担軽減を考えてのことだったけど、今となればこういうことを大事に続けてきたことにとても意味を感じられるようになりました。
この小さなBEGINNINGというコミュニティフェスをここまで継続してこれたのは、このイベントの考えを理解しずっとサポートしてくれている川場スキー場を始め、ここまで協力してくれた全ての方々のおかげです!
BEGINNING 10th Anniversary
このイベントで大切なのは参加する人の楽しむ気持ちとチャレンジすること。
一緒にビギニングした皆さま、本当にありがとうございました。
また来年11回目に向けて笑顔でチャレンジし続けましょう!
BEGINNINGオーガナイザー: GREENFUL 中澤弘純
BEGINNING オフィシャルWEBサイト
http://beginning.jp.net/