眞空という名のごとく、真のエアを手に入れられる眞空雪板等「TEPPEN」。

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ジャンプをこよなく愛するスノーボーダーに向けスタートした眞空雪板等。
チームライダーのひとりである鈴木伯は、現在でこそ自身のシグネチャーボードに搭乗し、北海道の広大なバックカントリーのフィールドを舞台に活動しているが、かつては「X-TRAIL JAM IN TOKYO DOME」といったビッグエアのコンテストで活躍したジャンプの申し子だった。そう、眞空の魂は、ブランド名のごとく、真のエアにあるのだ。もちろん、様々な人々のニーズに寄り添うように、グラトリやジビングに適したモデルも眞空はリリースしている。それでもブランドの源流にある魂は絶えることなく継承されてきた。それをもっとも具現化しているボードが「TEPPEN」だ。
 今シーズンのボードラインナップのなかで最軽量を誇り、フルキャンバー構造を採用したTEPPENは、ジャンプに特化したモデルと断言してもいいだろう。なぜなら、キャンバーがもたらす力強い反発力に加えて、ハイスピードでのアプローチやパイプでのボトムランも安定度が抜群にいいのだから。また、軽量なので取り回しやすく、スイングウエイトが軽いおかげでスピンしやすい仕様になっているのだから。
 もちろん、ただ軽量化しているわけではない。ボード自体を薄くしてはいるが、芯材にバンブーが組み込まれているので粘り強さがあり、バインディング取り付け位置からボードが折れないようにハニカム素材を内蔵して強度をアップさせている。おかげで、乗り味はとにかく軽く、わずかな力でもボードが動いてくれるほどハイレスポンスなボードに仕上がったというわけだ。そして、チップ部分だけにカーボンの補強材で硬くしているのは、弱い力でもオーリーの力を増量するため……と、様々な要素がジャンプのために詰め込まれている。
また、トップシートのグラフィクには遊び心があり、乗り込むと細かなラインが削れて消える仕様になっている。それが乗り込んだ証になり、自信に繋がっていくのは想像に難くない。また、ソールはダイカットを採用しておらず、春先になってもボードがよく走るのも特徴のひとつ。シーズンの最後の最後まで、ジャンプの上達を目指す人の良き相棒になることだろう。
ライダーレベルの上級者が乗っても納得、ジャンプの初中級者が乗れば上達を促進させるボード、TEPPEN。ワンランク上のジャンプ、いやテッペンを目指したいなら、ぜひ試してもらいたい一本だ。

眞空雪板等
TEPPEN
Size: 141、152、154、156cm
Color: SUMI(左)、YUKI(右)
Price: ¥65,000

クラシックなミドルフレックスのキャンバー構造なので、オーリーが仕掛けやすく、反発力も得やすい
クラシックなミドルフレックスのキャンバー構造なので、オーリーが仕掛けやすく、反発力も得やすい
しなやかなフレックスと高い反発力を共生させるため、芯材にはポプラとバンブーを組み合わせた。さらに、より高いエアを可能にするべく、チップ部分はカーボンリボンでパワーアップ。そしてコアを軽量化+強化のためにボードセンターにはハニカムを搭載。これにより反応の速さと高い強度を実現している
しなやかなフレックスと高い反発力を共生させるため、芯材にはポプラとバンブーを組み合わせた。さらに、より高いエアを可能にするべく、チップ部分はカーボンリボンでパワーアップ。そしてコアを軽量化+強化のためにボードセンターにはハニカムを搭載。これにより反応の速さと高い強度を実現している
大ミー
トップシートのグラフィクには細かな無数のライン(線)が描かれている。しかもこのラインは削れて消えていく仕様になっているので、使い込んだ証がボードに証明されていく
大ミー
ソールグラフィックに描かれているのは葛飾北斎の富嶽三十六景の旋風快晴のパロディ。ちなみに、富士山のように日本一高いジャンプを目指してほしいという願いがこのグラフィックに込められている

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