星野リゾートが群馬県谷川岳で運営する二つの施設の改名を発表した。2024年12月1日(日)より『谷川岳ロープウェイ by 星野リゾート』を『谷川岳ヨッホ by 星野リゾート』に、また『谷川岳天神平スキー場 by 星野リゾート』を『Mt.T(マウントティー)by 星野リゾート』に改名、全体としてイメージを一新し、1年を通して山の魅力と触れ合えるスポットへとリブランドしていくという。
「近くていい山」の新たな姿を発信
かねてより「近くてよい山なり」と言われる谷川岳は、首都圏から車や新幹線を利用すれば約2時間とアクセスがよく、日本百名山のひとつとしても知られている。標高2,000mにも満たない山であるにもかかわらず、急峻な岩壁や幾重にもなる山々の稜線などが織り成す絶景は、優に「3000m級のそれを超えている」ともされている。春から夏にかけては残雪と新緑、秋は紅葉、冬は極上クオリティのパウダースノーと、四季折々の姿を見せてくれもする。
だがその魅力は、必ずしも広く知られているわけではない。谷川岳には「原始の自然が残る荒々しい山」というイメージも強く残っているからだ。そこで星野リゾートは施設名の変更を決定した。同時に谷川岳の新たな(あるいは本来的な)姿を発信していくことを決めたのだ。「谷川岳では誰もが季節に合わせて観光、登山、スノーボード・スキーなどを楽しめます。1年を通してさまざまなかたちで山の魅力と触れ合うことができます」と。
『Mt.T(マウント・ティー)』(旧:谷川岳天神平スキー場)
『Mt.T』は谷川岳の雄大な自然を、ありのままに楽しむ「The Ultimate Powder Field(究極のパウダーフィールド)」であり、エクストリームな自然体験を求めるアクティブな大人をターゲットにしたスキー場だ。周辺には谷川岳、天神平、田尻沢、高倉山などイニシャルがTのエリアが多く存在することからその名が付けられた。また同時にその名には「国内のスノーボーダー・スキーヤーはもちろん、上質なパウダースノーを求めて旅する海外からのカスタマーにも親しみをもってほしい」との想いも込められている。
ではそのスキー場はどんなところか? 少しだけ具体的な話をする。標高2,000m級の雄大な山並みに囲まれた谷川岳の双耳峰(そうじほう)は、その圧倒的な降雪量により、シーズン中の長い期間を雪に覆われ、幻想的な美しさを保ち続ける。そこに行けば、日本百名山のひとつであればこその贅沢な眺めの中で、極上のパウダースノーと急峻でダイナミックな地形を滑る楽しさを満喫できる。スノーボーダーなら一度は体感してみたい場所であるに違いない。
今季は来訪者が安心してパウダースノーを楽しめるようビーコンチェッカーを設置し、雪崩管理の人材育成、雪崩警戒レベルの情報発信など、安全対策も推進している。あなたが求めるのなら「いつかは」ではなく「この冬に」出かけてみてはどうだろう。
『Mt.T』の魅力────────────────────────
『谷川岳ヨッホ』(旧:谷川岳ロープウェイ)
「ヨッホ(joch)」とはドイツ語で「鞍部(あんぶ)」の意。山と山のあいだにあるくぼんだ地形のことを指す。ロープウェイを上がった先にある『天神平』エリアが谷川岳中腹の鞍部にあたること、そして谷川岳により親しみをもってほしいという想いから『谷川岳ヨッホ』の名が付けられた。そのロゴマークはカラフルだ。左部分は新緑、紅葉、雪と山々の表情を、右下はグルメ、右上は星と雪と花々をと、谷川岳の季節の移り変わりや多彩な魅力が表現されている。さらに上部には一番のおすすめの季節だという残雪の谷川岳と、1959年に開業したロープウェイの歴史が描かれている。
『谷川岳ヨッホ』の魅力─────────────────────
『谷川岳ヨッホ』/『Mt.T』
所在地:〒379-1728 群馬県利根郡みなかみ町湯檜曾湯吹山国有林
電話:0278-72-3575
アクセス:JR上越新幹線上毛高原駅駅からバスで40分 関越自動車道水上ICより10km
URL:tanigawadake-joch.com/
『Mt.T』オープン日:2024年12月21日(予定)
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