今年も8月17日(土)~18日(日)にBEGINNING 2019が開催された。スノーボーダー、スケーター、サーファーと、ヨコノリをこよなく愛する3Sフリークに加え、キャンプやミュージックライクな人たちのマインドが融合し、会場となった川場スキー場は、最高のバイブスに包まれた。決して大きなキャンプフェスではないが、ここでしか共有できない人と人との繋がりという価値がある。オーガナイザーの言葉と参加者のスナップで、このイベントの空気感を感じて欲しい。
Photo: kentaroufuchimoto
今年で7回目の開催となったBEGINNING。遊びの場から新しい出会いや再会のキッカケを作って欲しいという主催者側の想いがあり、大人から子供までが夏のゲレンデでワンパクに遊べるキャンプインイベントだ。
イベントオーガナイザー・GREENFULの中澤さんは、20代の頃にスノーボードやスケートボードにどっぷりハマり、このイベントも当時の仲間たちの協力のもと作り上げられている。スノーボード・スケートボード・サーフィンというヨコノリを軸にした「人と人との繋がり」を大事にしながら、そのバイブレーションをジワジワと各方面へ伝染させているのだ。ここで、改めてこのイベントを通じて一番伝えたいことや、なぜ夏のゲレンデで開催しているのか理由を聞いてみる。
「ビギニングに参加した人たちが一緒に楽しむなかで繋がってもらいたいんです。ヨコノリもミュージックもキャンプも全ては楽しむことが大切だし、遊びの中から新しい価値観が生まれ、楽しみながら自分が夢中になれることや新たな可能性を見つけて、どんどんチャレンジしてもらいたいんです。開催場所を夏のゲレンデにしている理由は、やっぱり自分達が冬に遊んでいるフィールドの気持ち良さや素晴らしさをオフシーズンに再認識できることです。それに、冬にスノーボードへ行くキッカケを少しでもビギニングで作れたら嬉しいですから」
会場には多くのスノーボーダーが集まり、大人からキッズまでその年齢層は様々で、冬とはまるで景色の違うゲレンデの中で自然を満喫している。
またこのイベントの魅力を伝える上で欠かせないのが、キッズたちのスケートボードの盛り上がりだ。立体駐車場の1フロアに特設されたスケートパークでおこなわれるスケート体験会やセッションは、2日間で100人越えの超人気コンテンツに育ってきた。さらに、屋外のスケートランプではコンテストも開催される。
「スケートライダーたちによるレッスンも好評で、毎年キッズの参加者が増え続けています。イベントのタイトルにもなっている通り、『ビギニング=始まり』という『新しいことにチャレンジしたい!』という前向きな気持ちで参加してくれるキッズたちが遊びながら真剣に好きなことに向き合う姿が印象的でした。それはもちろん大人も同じで、参加していただいた全員に楽しんでもらえることが一番だし、みなさんと共にこのイベントを育てていきたいと常に思っています。今年は、本格的なキャンプユーザーの参加者が増えましたね。おかげでキャンプサイトも賑やかで、参加者同士でどんなキャンプグッズを使っているのかなど情報交換なんかもしていたみたいです」
スケートをはじめ、ライブ、フルーツパーティー、ヨガ、ワークショップ、フリーマケット、キャンプファイヤー、花火と、コンテンツが豊富にありすぎてここでは書ききれないほど。また今年は2日目にもライブなどのコンテンツが加わり大きな盛り上がりを見せていた。中澤さんにこの2日間を振り返った感想や、少し早いが今後のイメージを聞いてみると。
「まずは無事に終えられたことにホッとしてます。今年は開催1週間くらい前からずっと台風10号の動きとにらめっこしていました。また、準備期間中も悪天候で作業ができなかったりと心配要素が多く大変でしたが、ビギニングを支えてくれている仲間たちのおかげで、当日の2日間は無事に晴れ間の中で開催できたことが本当に何よりでした。正直まだ来年については考えられていないですが、常に家族で参加して楽しめるイベントにしたいと思っていますので、今回2日目に初めて行ったドッグランやドッグダンス、駄菓子縁日からのライブみたいなビギニングに合うコンテンツをもっと増やしていけたらいいですね。毎回最高のサポートをしてくれる川場スキー場、関係者、ボランティアスタッフ、遊びにきていただいたみなさま、本当にありがとうございました。また来年会いましょう!」
ヨコノリという繋がりから仲間たちとイベントを始め、参加者とともに育ててきたビギニング。そのコミュニティの輪が少しずつ次のステージに変化を遂げているような気がした。リアルな現場での「人との繋がり」という大事なメッセージを、ヨコノリという枠を超えてより多くの人や次世代のキッズたちへ伝えていこうという雰囲気を今まで以上に感じることができたからだ。自然の中でシンプルに楽しむというピースフルな空間がビギニングにはある。その価値観をより多くの人に繋げてほしい。
ここからは参加者スナップとともに、ビギニングの楽しさをお伝えします!
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